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やっちゃダメ!?呪われたゲーム10選

子どもの頃テレビゲームやアーケードゲームに興じていた思い出のひとつくらいは誰もが持っているものではないでしょうか。

現在ではゲームそのものの技術が進歩したり、ゲームに対する考え方も変化しているので、大人でもゲームを遊ぶケースは増えています。

もしそのゲームが呪われていたら、プレイするだけでよくないことが起こったらと考えると、とても不気味です。

テレビ番組などよりも早く、呪いが広がってしまうこともあるでしょう。

そこで今回は呪われたゲームについて紹介します。

 

「ポケットモンスターシリーズ」

引用元:https://www.pokemon.co.jp/

ポケットモンスターシリーズと言えば、言わずと知れた国民的なゲームシリーズです。

1996年に初代である「ポケットモンスター赤・緑」が出てから既に20年以上経っていますが、毎年のように新作を出しています。

ほかにも「ポケモンGO」のようなスピンオフであったり、アニメなども親しまれています。

さて、そんなポケモンシリーズですが、知名度も高いためか実は非常に都市伝説の多いゲームです。

例えば「ゲンガー」というポケモンはポケモンシリーズの原画を担当した「中橋紅葉」を偲んで作られた、ポケモンシリーズ第2作に登場する、初代の主人公「レッド」は幽霊である、「ミカルゲ」というポケモンは実は人柱として犠牲になった囚人がモデルになっている、というようなものがあります。

しかし実際にポケモンシリーズによって死者が出た事件があるのはご存知でしょうか。

「ジラーチ」というポケモンがいます。

ジラーチは「幻のポケモン」と呼ばれる特別な枠組みのポケモンで、2003年には「七夜の願い星ジラーチ」という映画も放映されました。

映画ではジラーチの声優を「鈴木富子」という方が勤めたのですが、鈴木さんは映画の公開日である7月19日を迎えることなく、7月7日に亡くなってしまいました。

ジラーチは七夕をモチーフにした「ねがいごとポケモン」です。

かつジラーチには「破滅の願い」という固有の「わざ」を使います。

このつながりによって、鈴木さんは「ジラーチの呪い」で死んだ、と言われています。

本当にジラーチがそういった呪いを持っているかは分かりませんが、もしジラーチを使うことがあるときには覚えておくといいかもしれません。

 

「手紙」

「手紙」とは、2006年頃に当時の「2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)」の書き込みで話題になった、スーパーファミコンのゲームのタイトルです。

書き込みいわく、「手紙」はスーパーファミコンでも人気のジャンルである「サウンドノベル」のひとつでバグのせいでエンディングに辿り着けず、主人公が手紙を約束通りの丘へ届けに行くシーンでホワイトアウトして進行不可能になってしまうそうです。

本題はここからで、投稿者はこの「手紙」を友人に貸したそうなのですが、なんと1ヶ月後、その友人が行方不明になってしまいました。

そしてその半年後、町外れの丘でその友人の遺品が見つかったというのです。

投稿者は「手紙」というゲームの存在をすっかり忘れていたそうなのですが、なんとある日前触れもなく「手紙」が戻ってきてしまいました。

ホワイトアウトする寸前の丘のシーンと、実際に遺品の見つかった丘が重なった投稿者はソフトを捨ててしまったのですが、またある日戻ってきてしまったという内容で書き込みを終わらせています。

この「手紙」ですが実際に発売された記録は残っておらず、現在はインターネット上にROMデータという形でしか存在していません。

実際にプレイしたという動画もあります。

「手紙」の話の真偽は定かではありませんが、プレイした人を行方不明にするほか、制作者が自殺した、という書き込みもあります。

 

「コワイシャシン ~心霊写真奇譚~」

引用元:https://item.mercari.com/

2002年7月25日にプレイステーション向けに発売された「コワイシャシン ~心霊写真奇譚~」は主人公の緋織(ひおり)となって心霊写真に宿る悪霊を退治する「除霊アクションゲーム」です。

このゲームでは心霊写真の幽霊が映った箇所を選択し、幽霊と戦うのですが、実はこの写真が実在した心霊写真を加工したものだと言うのです。

戦うときに使う呪文も実際の除霊に使うもので、開発に携わった人は、本当の心霊写真をプレイヤーに除霊させようとしたそうです。

「コワイシャシン」は制作時からスタッフに不幸が相次いでいます。

デバッグ中に体調不良者や自殺者が出る、企画担当者が自宅で包丁を使って自分の指を切り落とした、果てには制作の責任者がゲームに出る心霊写真が撮影された場所の近くの駅で自殺し、それを見た経理の女性が逃げ出したとも言われています。

結果、制作現場も士気が上がらず。肝心のゲームもグラフィックが荒く、難易度調整もうまく行かなかった、チープな出来になってしまったそうです。

 

「女神転生シリーズ」

引用元:http://batque.com/

「女神転生」シリーズはアトラスが開発する人気RPGゲームシリーズです。

独自のオカルティックで難解な雰囲気が魅力で、「メガテン」という愛称で親しまれています。

しかしそれだけあって、多くの「いわく」がつきまとっています。

例えば1992年に発売したスーパーファミコン向けのソフト「真・女神転生」では電源を入れた瞬間に画面いっぱいに「すぐにけせ」と表示されるという都市伝説があります。

ほかにも「真・女神転生」の冒頭では井の頭公園でバラバラ殺人事件が発生するのですが、1994年4月23日には同じ井の頭公園でバラバラ殺人事件が発生しました。

この類似性は奇妙です。

「真・女神転生」が現実の事件を予言している、と言われています。

また「女神転生」シリーズでは実際の神話などで語られる悪魔や神様などを敵の名称として使っているのですが、ただ2柱、敬称がつけられたものがあります。

「ミシャグジさま」と「マサカドさま」です。

ミシャグジさまは長野の諏訪地方を中心とする民間信仰で祀られる神様の「ミシャグジ」から取られました。

ミシャグジさまは原案では「ミシャグジ」という名前だったのですが、スタッフに怪奇現象が相次いだため、敬称をつけることに決めたそうです。

またマサカドさまは平安中期に朝廷に反旗を翻して「平将門の乱」を引き起こした平将門をモデルにしています。

平将門は死後、大悪霊として世間を騒がせ、首塚の周辺で天変地異が相次ぐ、首が空を飛ぶ、など数多くの伝説を残しています。

かつてアトラスが「女神転生」シリーズの攻略本を作るとき、間違えてマサカドさまのイラストの右手が欠けて掲載されてしまいました。

すると掲載に関わったスタッフの右手を粉砕骨折させてしまいました。

元々メガテンシリーズは題材がオカルティックなため、新作の制作にあたってはスタッフ一同でお祓いに行くのが習わしになっているそうです。

 

「古伝降霊術 百物語〜ほんとにあった怖い話〜」

引用元:https://jojosnh.muragon.com/

「古伝降霊術 百物語〜ほんとにあった怖い話〜」はタイトル通り「百物語」を題材にしたPCエンジン向けのホラーゲームで、1995年に発売されました。

『ほんとにあった怖い話』というホラー小説に寄せられた実話怪談を元に、稲川淳二が監修しています。

実はこのゲームにはお札が同封されています。

ホラーゲームなので演出を重んじている風ですが、実はこのお札を欠いてしまったがために怪奇現象に襲われたという都市伝説があります。

あるときこのゲームを中古で買う人がいました。

中古だったためか同封のお札がなかったのですが気にせずこのゲームをプレイし、最後の101話目を見ようとしていたとき、不意に電話が鳴り、電話口の相手が自分のものでは決してない「すすり泣く女の声」を聞いたというのです。

不気味に思い、後に中古店に持ち込んだところ、買取を拒否されたと言います。

ほかにもプレーした人はラップ現象やテレビが勝手に点く、などの怪奇現象やセーブデータのタイトルが「ギギギギギギギ」になる、押し入れで見つけ、プレーしようとしたら父親に止められた、など逸話には事欠きません。

 

「新・未来人」

もし自分の未来を知ることができたら、ぜひ知りたいと思うでしょうか。

それとも、不気味に思い、関わり合いを避けるでしょうか。

ファミコン向けのゲームソフト「新・未来人」はプレイした人の未来を映し出すゲームだと言われています。

ゲームシステムは単純で、簡単な○×クイズに正解することでステージを進み、4ステージクリアすれば終わりというものです。

ゲームの終わりに10秒間映像が流れるのですが、これが未来の自分を映したものだというのです。

ある男性はこのゲームをプレイした人に、交通事故の映像を見たのですが、1週間後に実際に交通事故に遭ったと言われています。

この「新・未来人」は実際には発売された記録のないゲームです。

もし縁あってプレイする機会を得たときは、心して臨むといいでしょう。

 

「CALLING ~黒き着信~」

引用元:https://page.auctions.yahoo.co.jp/

「CALLING ~黒き着信~」は2009年にハドソンから発売されたWii用のゲームソフトです。

名前の通り携帯電話を使って「境界」という世界から脱出するホラーゲームです。

このゲームには、敵でもなく、システム上ではなんの影響も与えないしストーリーにも関与しない謎のキャラクターである「赤い女」が存在します。

ゲーム中でいくつかの条件を満たすと赤い女イベントと言われる特別なイベントが進行していきます。

そして最後まで進行すると、いきなりタイトル画面に「赤い女」が現れる、という仕掛けです。

これだけ書くと単なるゲームのギミックのようですが、なんと驚くべきことに「赤い女イベント」が進行するたびにWiiの「伝言板」という機能に「赤い女」からのメッセージが届くのです。

ゲームの域を超え、プレイヤーに直接働きかけてくるこの仕組みは発売当時驚かれ、「赤い女は主人公ではなくプレイヤー自身を狙っている」、「赤い女はハドソンの予期しないバグ」などとも言われました。

ただこの仕組みは「CALLING ~黒い着信~」の斬新な隠し要素のひとつであったようです。

 

「DOI HOUSE」

今ではゲームはゲーム機だけでなく、スマートフォンやタブレット端末などで遊ぶ時代です。

呪いのゲームもファミコンやプレイステーションなどから、アプリゲームへと移り変わっています。

そんな呪われたアプリゲームが「DOI HOUSE」です。

DOI HOUSEは2015年にAndroidで開発されたアプリゲームです。

2015年8月にはあるオカルトサイトが呪われたゲームとしてこのアプリを取り上げ、紹介してくれた先輩が体調を崩したこと、また自身もプレイしたことを紹介します。

ゲームの内容としては、部屋の中のヒントを使って部屋から脱出する「脱出ゲーム」と呼ばれるものです。

ですがクリアできないと通知が来て、どんどんゲームの画面が不気味になっていくという仕組みが搭載された、ホラー系脱出ゲームです。

オカルトサイトの管理人は早々にゲームのクリアを諦め、ゲーム画面とプレイ動画を載せて閲覧者にクリアの手伝いを求めたのですが、その後それを最後にサイトの更新が途切れてしまいました。

また同じくこの「DOI HOUSE」をプレイしたというアカウントがプレイしてみたというツイートの後、1年間更新を途切れさせ、その後に「体調を崩していた」というツイートをしています。

「DOI HOUSE」は呪われたゲームであり、プレイヤーが体調を崩してしまうという事例が確認できるのです。

ただよく調べると、いくつか不自然な点もあり、これらのエピソードがみな作者による創作だとも考えられています。

アプリのインストールは、このゲームを取り上げたオカルトサイトでできますので興味のある人は試してみるといいでしょう。

 

「ポリビアス」

引用元:https://www.gizmodo.jp/

1981年、アメリカ合衆国オレゴン州のポートランドという街のゲームセンターに「ポリビアス(POLYBIUS)」というアーケードゲームが設置されました。

「Sinneslöschen」という会社が開発したもので、内容としては当時から人気だったバトルシューティングものでした。

ここだけ聞くと、一見ただのゲームのようです。

しかしこの「ポリビアス」はなんと極めて中毒性が高く、一度プレイすると取り憑かれたようにプレイを続けてしまい、プレイしていないと不眠症や夜間恐怖症、果てには自殺衝動まで抱いてしまうというのです。

まさに「呪われたゲーム」と言えるでしょう。

「ポリビアス」はこの高すぎる中毒性からわずか1ヶ月で筐体はすべて撤去されたそうなのですが、なんとその正体は人間の完璧なマインドコントロール、洗脳を研究するというCIAの「MKウルトラ計画」の一部だと言うのです。

この説によると「ポリビアス」はアメリカ国民の思考や行動を記録するための情報収集装置だと言われます。

筐体には時々黒服の男性が表れ、データ収集をしていたという話もあります。

ただ「ポリビアス」自体が存在の不確かな都市伝説であり、真偽のほどは定かではありません。

1979年、ポートランドでは「アステロイド」というゲームのハイスコアを狙って長時間プレイを続けた男性が胃痙攣で救急搬送されたという事件が起きているため、これが発端となって生まれた創作ではないか、とも言われています。

ちなみに2007年にはごく限られた情報から「ポリビアス」を再現したというゲームが公開されています。

 

「E.T. The Extra-Terrestrial」

引用元:https://japan.cnet.com/

アメリカには「ゲームソフトの墓場」という都市伝説がありました。

かつて「パックマン」や「アステロイド」などの名作アーケードゲームを家庭用に移植していたアタリという会社が、業績が傾き、倒産にまで至ったゲームソフトを発売してしまいました。

「史上最低のゲーム」とまで言われたこのゲームによって、アタリは大量の在庫を抱えてしまいます。

そこでアタリは大量の在庫をニューメキシコ州のアラモゴードという街の郊外の砂漠に埋めてしまったというのです。

これが「ゲームソフトの墓場」です。

さて、この「史上最低のゲーム」があの名作映画「E.T.」をモチーフに制作した「E.T. The Extra-Terrestrial」です。

このゲームは1982年に、アタリ2600というゲーム機向けに発売されました。

実際に完成度の低いゲーム、自社ブランドと映画の知名度を当て込んだだけのゲームなどと言われ、大量の在庫を出してしまいます。

と言っても、単純にゲームの出来だけで在庫を出してしまったわけではなくアタリ社が市場の成長率を大きく見誤り、下方修正を余儀なくされてしまったことなども遠因となっています。

当時アメリカのビデオゲーム市場は80%以上のシェアをアタリが占めており、後にアタリの倒産にまで至ったこの「アタリショック」は、ゲーム市場の消滅にまでつながりかねない、重大な事件だったと言えるでしょう。

「E.T. The Extra-Terrestrial」はゲーム市場そのものを呪ってしまったゲームなのです。

「ビデオゲームの墓場」は長らく都市伝説だと考えられていましたが、カナダのエンタテイメント企業であるフューエル・インダストリーが発掘調査を進め、本当に「E.T. The Extra-Terrestrial」を発掘したことで真実であると判明しています。

この様子は「Atari: Game Over」というドキュメンタリー映像として公開されています。

 

まとめ

今回は呪われたゲームを紹介しました。

人の手によって作られたものには、例外なく人の想いのようなものが込められます。

本や絵画などが有名ですが、ゲームにも多くの人の想いであったり、ゲームのモチーフとなったものの想いが移ってもおかしくはないでしょう。

もちろん呪われたゲームでなくとも、あらゆるゲームは多くのスタッフの努力によって作られているため、粗末に扱うのはやめておいたほうがいいのではないでしょうか。



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