世界では数多くのUFO写真が撮影されています。
最も有名なものは、後に「アダムスキー型」と言われる、UFOの形状の名称にまでなったジョージ・アダムスキーに撮影されたものでしょう。
しかしUFOの写真のほとんどが、後の検証によって何か別のものを誤って撮影していた、より悪質なケースでは何らかのトリックを使って故意にUFO写真を作っているなどの偽物というのが現実です。
ただ世界には、いまだに偽物であるという証明がなされていない、本物のUFO写真がいくつも存在しています。
今回は世界にある、「本物のUFO写真」を紹介します。
ラスベガスのUFO写真
引用元:https://tocana.jp/
YouTubeにはUFOや宇宙人などの情報を集める「Paranormal Crucible」というチャンネルがあります。
2019年3月、このチャンネルで、ラスベガスで撮影されたUFO写真が紹介されました。
この写真は「サイモン」と言われる人がParanormal Crucibleに送ったものです。
当時サイモンはラスベガス上空を旅客機で飛んでおり、ふと外を見たときにUFOが旅客機と並走していたのを見ていたと発言しています。
添乗員はライトの反射の具合によるものだと説明しましたがサイモンをはじめ4人の乗客が同様にUFOを見ていたと発言しており、サイモンいわく同様の写真を別の人も撮影したそうです。
撮影当時、旅客機はあの「エリア51」の付近を飛行しており、関連が噂されています。
シカゴのUFO写真
引用元:https://alien-ufo-research.com/
UFO写真というと、森林地帯や田園地帯、あるいは荒野などの田舎をイメージするかもしれません。
しかしこの写真は、あの大都市シカゴの街並みで撮影されています。
ビルの立ち並ぶ空の向こうに、ゴマ粒のように小さく白いUFOが写っています。
あまりにも小さく、鳥か何かかと思うかもしれませんが、よく目を凝らすといわゆる「アダムスキー型」をしたUFOであることが分かります。
この写真は1994年のシカゴで撮影されたこと以外は、詳しく分かっていません。
イタリアで撮られた古いUFO写真
引用元:https://www.pinterest.jp/
これは1945年にイタリアで撮影されたと言われる写真です。
第二次世界大戦中にはアメリカ軍や日本軍、ドイツ軍の戦闘機のパイロットや水兵などがUFOや不思議な光球を目撃しており、これらのものはまとめて「フー・ファイター」と呼ばれています。
この写真もイタリア空軍を撮影した、フー・ファイターを収めた1枚です。
UFO写真だと光の反射や埃をとらえたものが多いですが、この写真はそのようなトリック写真ではないと証明されています。
コスタリカのUFO写真
引用元:https://www.sott.net/
2017年8月16日、コスタリカの航空会社に勤めるホセ・ダニエル・アラヤというパイロットが撮影したものです。
アラヤはコクピットから夕陽を携帯電話のカメラで撮影しようとしたところ、遠くへ飛び去ろうとするUFOを発見し、映像に収めました。
この映像はYouTubeにアップロードされた途端、すぐに何百万回も再生され、話題を集めました。
検証のために天文学者のホセ・アルベルト・ビジャロボスとUFO研究家のアレクシス・アストゥアが動画を視聴していますが
いずれも偽物であるとは判断していません。
チリのUFO写真
引用元:https://www.huffpost.com/
2014年、チリ海軍のヘリコプターのパイロットが沿岸警備隊の職務を行っている間にUFOと遭遇、映像を記録しています。
ヘリコプターに搭載された赤外線カメラで撮影されました。
パイロットはガス状の何かを放出しながら雲に沿って移動するUFOに対しておよそ40マイル(約64㎞)離れた地点から通信を試みましたが応答を得られなかったため、最寄りの基地に連絡をしました。
しかし基地からはUFOを確認することはできませんでした。
この映像に対し、チリのCEFFA(Comité de Estudios de Fenómenos Aéreos Anómalos, 異常空中現象研究委員会)やIPACOと言われる超常現象の映像を解析するソフトウェアなどが解析を進めましたが、何が撮影されたのか突き止めることはできていません。
CEFFAの責任者であるリカルド・ベルムデス氏は映像に対して「私たちはそれが何であったのか、それが何でなかったのかも分からない」とコメントしています。
ポーランドで撮られた古いUFO写真
引用元:https://ar.pinterest.com/
この写真は、1947年にポーランドのツァプリネクという都市で撮影されました。
上空にアダムスキー型と思われるUFOが飛んでいる様子が写っています。
UFOブーム自体はここ数十年のものですが、それ以前からUFOの写真と思われるものが数多く撮影されています。
この写真も長く偽物だと言われていましたが、加工された写真でないことが明らかとなっています。
コンコルドの近くを飛ぶUFOの写真
引用元:https://blog.btrax.com/
航空機がUFOと遭遇した事件と言えば、1986年に日本航空の貨物便である1628便の機長がアラスカ上空でUFOを目撃したという日航ジャンボ機UFO遭遇事件が有名です。
しかしあの最速マッハ2.2で飛行するコンコルドの飛行時にも、UFOが目撃されています。
1976年、コンコルドが初めて定期運航路線で飛行をした際、UFOがコンコルドに接近し、すばやく上下に移動、その後コンコルドに沿って飛行し、飛び去ったという映像が記録されました。
1955年に撮影されたUFO写真
引用元:https://alien-ufo-research.com/
この写真は1955年に撮影されたと言われている写真です。
それ以外の情報は一切不明です。
とても鮮明にアダムスキー型のUFOが写っています。
一見、露骨な加工のようにも見えますが、未だに加工であると言う確定的な証拠は出ていません。
ロシアで撮影された墜落したUFOの写真
引用元:https://menway.interia.pl/
UFOや宇宙人といえば「エリア51」や「MIB」などの存在のせいで、アメリカのものというイメージが強いかもしれません。
しかしかつてアメリカと対立した超大国のひとつであるソビエト連邦(ロシア)でもUFOが接触した例があると言われています。
1983年、当時のソ連南西部にあるオルジョニキーゼ(現在のウラジカフカス)の街の近くにUFOが墜落しました。
ソ連軍は墜落したUFOを撮影し、その後UFOを近くの基地へ運んだと言われています。
このUFOの撮影に携わった人や、UFOを基地へ運んだ人のうち、防護服を着ていない人は5年以内にガンで死亡したと言われています。
ソ連の国家警察であるKGB(ソ連国家保安委員会)はソ連国内で発見されたUFOに関する資料を収集し、機密扱いとして管理していました。
ソ連崩壊後、それらの資料は時折流出しておりその真偽が議論されています。
ハウニブの写真
引用元:https://xn--u9ju32nb2af11g.net/
ハウニブとは、第二次世界大戦中にナチスドイツが極秘裏に開発していたと言われている兵器です。
空飛ぶ円盤の形をしています。
ナチスドイツは後のミサイルの元となる「V1・V2ロケット」や左右非対称の航空機「ブルーム・ウント・フォス Bv141」、回転して垂直に飛行する迎撃機「トリュープフリューゲル」など独自の設計思想に基づく兵器が数多く開発されました。
ハウニブもそのひとつです。
ハウニブはⅠ型からⅣ型まで開発計画が立てられていたと言われていますが、詳細は一切不明です。
1950年代初頭にイタリアの『Il Giornale d'Italia』という新聞が「1942年までに空飛ぶ円盤がイタリアとドイツで設計・研究されていた」、「何らかの大いなる力によって彼らを円盤の研究に駆り立てられた」と書いており、この記述が元となってハウニブの噂が流れたと考えられています。
ハウニブについては不明な点が多いですが、空飛ぶ円盤については戦後にVZ-9 アブロカーやM200Gなどが開発されており、原理上まったく不可能なわけではありません。
まとめ
今回は本物だと言われるUFO写真を紹介しました。
現実的には、なかなかUFOが存在すると言われても信じにくいのではないでしょうか。
当然、今回紹介したものもおそらくほとんどは偽物だと思われます。
しかしもし1枚でも本物があれば、UFOは実在しているということになります。
UFOが実在するロマンに思いを馳せながら、写真を見てもいいでしょう。