都市伝説 オカルト

【閲覧注意】本当に怖い日本の都市伝説10選

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都市伝説と怪談の違いとは何でしょう?

どちらも科学で説明しきれない不思議な、あるいは恐ろしい経験を語る物であり、この二つを明確に分けることは困難です。

しかし、あえてこれを切り分けるならば、怪談がフィクションであるのに対し都市伝説は『誰それの体験』『友達の友達の話』など事実であることを前提として語られ、『もしかしたら本当かもしれない』と思わせることが最大の特徴と言えましょう。

そこで今回は、荒唐無稽と思える半面『ひょっとしたら……?』と胸に引っかかるような、リアリティのある怖さを醸し出す、本当に怖い都市伝説を10個ご紹介します。

 

都市伝説1 杉沢村

日本には諸事情から地図に取っていない村が存在します。

それらは千葉県や山梨に多いと言われていますが、これからご紹介する杉沢村は青森県にあるとされています。

 

村人斬殺事件からの廃村

杉沢村は外部との交流がほとんどなく、出入りする道は一本のみという典型的な山村でした。

時代は昭和初期――ある日一人の男が突然発狂。村人たちを惨殺し最後は自殺してしまいます。

事態を重く見た行政は事件を隠蔽し記録を残さず、『廃村』を言い渡し村ごとなかったことにしました。

もともと過疎の山村であり隠蔽は容易でああったものの、人の口を完全に封じることは出来ず『入ったら帰れない呪われた村』という都市伝説が広まり、青森では有名な怪談として語り継がれてきました。

このローカルな怪談が全国区で有名になったのは95年ごろ、インターネット黎明期に重なります。

人気番組『奇跡体験!アンビリバボー』で取り上げられたこともあり、『犬鳴村』と並んで有名な『地図にない日本の村』と言えましょう。

 

杉沢村の真偽

残念ながら、杉沢村の存在は未だ確認されていません。

・廃村の理由が不自然(隠蔽する理由がない。昭和初期とはいえ無理がある)

・誰も村を見たことがない(グーグルアースのある現在でも)

・抽象的表現が多い(発狂理由や隠蔽理由などが語られていない)

・村の名前(杉沢は青森に実在するものの、村ではなく広域を指す地区名)

これらの理由から、実在を怪しむ声もあります。

ちなみに杉沢という村はかつて存在しましたが、限界集落が止まらない過疎化によって廃村となっただけで、都市伝説にあるような事件性のある出来事はありませんでした。

 

都市伝説2 名前のない集落

先に『地図にない村』のお話をしましたが、今度は名前すらない集落の都市伝説をご紹介します。

都市伝説で語られる『名もなき集落』の怖い話には、デティールは異なれど概ね一つの定型があります。

都会から数人の若者グループが車で田舎に遊びに行くが、山の中で道に迷い日が暮れてしまう。そうこうする内に小さな集落に辿り着いた彼らは、村人に道を聞くために車から降りて付近住民を探すものの人っこ一人見当たらない。

見れば家や店もボロボロで、まともに人が暮らしているとはとても思えない有様だ。(話によってはここで食べ散らかされた残飯だの動物の死骸なんどが出てくる)

だんだん薄気味悪くなってきた彼らの前に、ボロをまとった山姥のような老婆が現れ襲い掛かって来る(基本老婆であり、武器は鎌や包丁)

老婆とは思えない身体能力を持つ相手からほうほうのていで逃げ出し朝を迎える。

後日もう一度その村を確かめに行っても見つからなかった。(怖いから二度と行く気にはならなかったもあり)

と、これが基本形の物語となります。

襲ってくるのが老婆一人ではなく似たような顔つきの不気味な集団であることもあり、この場合彼らは知的障害があるように描写されています。

この描写には、極端に人口の少ない限界集落故に繰り返された近親婚が示唆され、英国のソニー・ビーン一家的な不気味さがあります。

 

都市伝説3 常紋トンネル


引用元:http://occult.xxxblog.jp/

トンネルには都市伝説や霊の目撃談などが非常に多いものです。

理由としてはあの閉鎖的な空間が霊の吹き溜まりになりやすいだとか、そもそも霊道に作ってしまっただとか色々と言われていますが、今回ご紹介する常紋トンネルはそうした曖昧な話ではなくハッキリと怨念がこもっています。

常紋トンネルとは、JR北海道石来た本線の生田原駅と金華駅の間にあるトンネルです。

このトンネルの何が怖いかと言うと、建築過程における犠牲者の多さと長きに渡る隠蔽です。

当時トンネル建築に従事していた労働者たちは他雇(たこ)と呼ばれ、人権を無視した究極にブラックな環境で過酷な労働を強いられていました。

これが通称『タコ部屋』、カイジの帝愛王国地下労働所をイメージするとわかりやすいでしょう。

なんとかトンネルが完成するも、そこには暗い噂が付き纏いました。

『大勢のタコが使い捨てられたトンネルには人柱が埋まっている』

そんな噂が立ち、実際トンネル内や周辺では怪奇現象が絶えず付近住民から忌み嫌われていたそうです。

そして1968年に起きた十勝沖地震により、噂が真実であることが判明します。

地震によりトンネル壁面が損傷、1970年に改修工事を行った際に壁の中から立ったままの人骨が発見されたのです。

この後もトンネル付近のありとあらゆる場所から大量の人骨が発見され、人柱どころではないことがわかりました。

トンネル完成までに犠牲になった方は百人以上とも言われ、現在では追倬碑が建てられ供養されているものの、未だ常紋トンネルでの怪奇現象は続いていて心霊スポットとして有名です。

 

都市伝説4 さとるくん


『さとるくん』とは、20002年ごろに流布した都市伝説であり、未来を予知しどんな質問にも答えてくれる姿なき謎の人物を指します。

『さとるくん』の呼び出し方には諸説ありますが、共通して必要なアイテムは以下に挙げる三つ。

・10円玉

・携帯電話

・公衆電話

特別なモノは何もありません。

手順も至ってシンプルです。

 

『さとるくん』の呼び出し方法

1)公衆電話から10円玉で自分の携帯に電話を掛ける。テレカや100円玉ではいけない。10円玉厳守。

2)自分の携帯(留守電)に繋がったら、呪文を唱える。

呪文は『さとるくん、さとるくん、おいで下さい』『さとるくん、いらっしゃったらお返事ください』。

この時決して呪文を間違ってはいけない。一言一句正確に。

3)公衆電話を切り、自分の携帯の電源もオフにしておく。

4)24時間以内に電話がかかって来る。

電話は『さとるくん』の現在位置を知らせてくれる。

電話は何度もかかってきて、その都度『さとるくん』は近づいて来る。

5)『さとるくん』を根気よく待ち、すぐ後ろまで来たら質問タイム。

ちなみに後ろまで来た『さとるくん』に対してしてはいけない禁止事項が二つある。

それは振り向くことと、呼び出しておいて何も質問しないこと。

この二つの禁止事項を破ると『さとるくん』にどこか(恐らくあの世)に連れて行かれてしまうと言われています。

 

さとるくんの正体

『さとるくん』の正体はついに明かされることなく、ミスを犯した場合のペナルティも『どこかに連れて行かれる』と非常にふんわりとしています。

『こっくりさん』ならば狐に狸の霊、キューピッド様ならば天使と降ろす霊が明確であるのに対し『さとるくん』は正体不明なままです。

また連れて行かれる先に関しても謎のままで、言及している資料を見たことがありません。

 

都市伝説5 こっくりさん


引用元:https://ima.goo.ne.jp/

誰もが知っているこっくりさんは、狐・狸・狗その他低級霊を呼び質問に答えて貰うスタイルの降霊術です。

その起源は古く、15世紀ヨーロッパですでに行われていたテーブル・ターニングが原型と言われています。

1884年に伊豆半島に漂着したアメリカ人船員によって日本にもたらされ流行しました。

さらに時は流れ1970年代、恐怖漫画で紹介されたことにより子供たちの間で大流行。

集団ヒステリーなどの弊害もあり、教師や親が禁止する事態になるほど影響力のある降霊術です。

 

こっくりさんの呼び方

1)写真のような文字表を作る。

2)十円玉を用意する。

3)文字表を平らな場所に置き、数人で囲んで十円玉を鳥居マークの上に設置し人差し指を軽く乗せる。

4)こっくりさんを呼び出す。

「こっくりさん こっくりさん、どうぞおいでください。もしおいでになられましたら『はい』へお進みください」

と話し掛きえ、成功すると十円玉が『はい』の位置に動きます。

5)質問タイム。一つ質問が終わるごとに、「鳥居いの位置までお戻りください」と頼んでリセット。

6)終了時には「こっくりさん こっくりさん、どうぞお戻りください」とお願いすると、十円玉が『はい』に移動してから鳥居に戻ります。

戻ったら「ありがとうございます」とお礼をして終了。

ここでこっくりさんが帰ってくれなかったり、パニックを起こした誰かが不作法を働くと全員取り憑かれ祟られると言われています。

 

こっくりさんの恐怖

他愛のない子供の遊びのような降霊術ですが、実際にこっくりさんによって心身に不調を来たし病院にいく事態に陥った方もいると言われています。

その原因としては、低級霊に取り憑かれた・もしくは取り憑かれたと自己暗示をかけてしまったということが挙げられています。

 

都市伝説6 狐憑き


引用元:https://www.jalan.net/

『あいつは狐に憑かれておかしくなった』

そんな言い回しを聞いたことがありませんか?

それまで極普通だった人が、ある日を境におかしな振る舞いをする・突如として凶暴化する・獣のような声を出すし四足歩行し、生きた鶏を食い殺す。

こうした状態を私たちの祖先は平安の頃から『狐に取り憑かれた』『物に憑かれた』と表現してきました。

源氏物語などの中でも体調不良の改善法として物忌(ものいみ)と呼ばれる憑き物払いが行われているくらいなので、憑き物は日本の歴史に古くから存在していることがわかります。

憑くのは狐限定ではないのですが、今回はもっともポピュラーな狐憑きについてご紹介します。

 

狐憑きとお稲荷さん

日本で最も数の多い神社は稲荷神社であり、境内にはお狐様が祀られています。

しかし、稲荷神社の御本尊は五穀豊穣を司る神様であってお狐様ではありません。

お狐様は眷属と呼ばれる神様のお使いなのです。

お稲荷様は身近な神様でありながら、粗末にすると祟られるという祟り神の側面を持っているため、やたらと安易に拝んだり願いごとをしてはいけないとされ『さわらぬ神に祟りなし』の語源ともされています。

つまり、狐憑きの正体は稲荷神社の祟りというわけです。

非科学的ではありますが、そうした信仰が根強くあった時代や地域において神は人の心に宿り、祟りもまた人の心が引き起こしたのではないでしょうか。

 

狐を祀る一族

地域によっては狐を代々祀る一族がいて、彼らは狐筋と呼ばれ村八分とまではいかないまでも共同体の中で忌避されてきました。

さわらぬ神に祟りなしであり、富を独占する家(狐筋の家は狐に守られ裕福)として妬まれてもいたからです。

彼らに本当に特殊な力が宿っていたならば、血族の中からオーバーヒートする者が時々出ることもありそうです。

 

狂犬病患者説

狐に限らず野生動物(哺乳類)に噛まれた場合、誰もが罹患のリスクを負うのが狂犬病です。

病気のメカニズムが不明であった時代において、狂犬病が進行した際の脳症状からくる異常行動の数々は正に狐憑きであったというわけです。

 

都市伝説7 枕踏み


手っ取り早く悪夢を、しかも怖さレベルを自分の好みに設定して見ることが出来る技術がこの枕踏みです。

それもかの有名な学習塾進研ゼミの読者投稿にあったという変わり種で、実行方法は極めてお手軽簡単。

就寝前に怖い夢を見たいと強く念じながら自分の枕を踏む。

これだけです。

この方法のユニークな点は、枕を踏む回数によって怖さのレベルを設定できるという点にあるでしょう。

1〜2回だとアトラクションレベル。7回以上は上級者向け。マックスは10回。

都市伝説としては9回踏んだある人(Aとする)の体験談が都市伝説として出回っています。

 

9回踏んだ体験談

ずっと昔に亡くなった祖父が沢山の管に繋がれて寝ている。

家族がいる時は穏やかな祖父なのに、二人きりになると苦し気に唸り青い顔を見せる。

それを見かねたAは看病するフリをして管を一本抜く。

祖父の容体は急変し何やら唸り続ける。

祖父はずっと『オマエが死ね』と繰り返していた。

余りの恐怖にAが目を覚まし『夢か』と思って隣を見ると、真っ青な顔をした老人が隣にいて『オマエが死ねぇぇぇぇぇ』と叫ぶ。

※この最後の部分は隣ではなく天井に巨大な青い顔が張り付いていたとする説もあるが、いずれも老人・青い顔は共通。

そしてAは今度こそ本当に目を覚ます。

 

この方法をA以外にも複数の人間が試したところ、夢の内容は多少違っても青い顔の老人が必ず出て来るそうです。

 

都市伝説8 三本足のサリーちゃん

異色の都市伝説『三本足のサリーちゃん』。

何が異色かと言いますと、『三本足のサリーちゃん』はほぼ間違いなく実在したということです。

80年代後半からの数年間に渡り、小田急小田原線付近の地域・町田や中央林間駅において『縁日で売っているようなセルロイドのお面と鬘を身に着けたセーラー服姿の人物を見た。彼女は片足で二本の松葉杖を突いていた』といった目撃証言が数多く寄せられています。

どこかの山奥でもなければ地図にない村でもなく、立ち入り禁止の施設や廃屋でもありません。

誰もが日常の足として普通に使っている電車の駅構内、もしくは車内での話です。

『三本足のサリーちゃん』という命名は、彼女が被っているというお面が『魔法使いサリー』や『秘密のアッコちゃん』であったこと、片足に二本の松葉杖が特徴的であることからつきました。

 

『三本足のサリーちゃん』の特徴

なかなかに強烈なビジュアルを誇るサリーちゃんの特徴を以下にまとめてみました。

目撃証言によってディティールが異なることにご注目下さい。

  • 安っぽい縁日で売っているようなお面着用。
    お面はサリーちゃんやアッコちゃんとする説が多いものの、中にはパーティーグッズコーナーで売っているような真っ白なお面や半透明なお面説あり。
    また、お面の上から真っ赤な口紅などで化粧を施していると言った証言もある。
  • 一目でそれとわかる鬘着用
    金髪その他いろいろ。長さもオカッパからロングまで。
    その日の気分で変えているいる説も。
  • 服装はセーラー服
    場合により女性用コート着用。
  • 松葉杖
    基本的に二本の松葉杖はどの証言にも共通する。
    片足に松葉杖説、両脚はあるけれど片足が義足っぽい説、片足が異常に太く皮膚の状態も普通でない説。
    いずれにせよ足に何らかの不自由があり、松葉杖を使っている。
  • 垣間見える素顔?
    お面の隙間から覗く肌は真っ黒に爛れている。
    お面から酷くはみ出した頬肉が象のように弛んでいる。
  • 特に何もしない
    異様な風体でただそこにいるだけで、特に他人に害を与えることは(精神的な恐怖を除いては)しない。
  • 性別不詳
    少女説とオッサン説あり。

 

オッサン?それとも少女?

上記の特徴の中でも一際目を引くのが、『性別不詳』ではないでしょうか?

お面や鬘を被っていても、普通ある程度の年齢に達していれば身体つきから男女の違いはわかるものです。

ジェンダーフリーが謳われる昨今ではわかりづらい場合も稀にありますが、それは中性的で判断に迷うという場合がほとんどかと思われます。

それが今回取り扱う『サリーちゃん』においては、目撃証言にバラツキが目立つのです。

見たまんまの少女(女性)とする証言と同じくらい、『サリーちゃんの中身はオッサンだった』という証言が上がっているのはどういうわけでしょう?

 

《危険なオッサン説》

その身体つきはどう見ても男性であり、男性としても大柄で恰幅が良い。

スカートから覗く足に男性としか思えないすね毛の量。

お面からはみ出した頬肉が酷く弛んでいて中年男性を思わせる。

声がオッサンだった。

等々が、サリーちゃんオッサン説の根拠となる証言です。

たしかにこれを見る限り女性とは思えません。

都市伝説の正体が単なる尖った女装趣味のオッサンというのも残念な気はしますが、大の男が昼間からお面と鬘にセーラー服をキメて徘徊していたとしたら、それはそれで充分に怖い都市伝説です。

 

《気の毒な少女説》

何らかの不幸は事故や病気で顔に酷い火傷を負い、精神を病んでしまった少女ではないか?

お面の隙間から見えた顔にケロイドがあったという目撃談からこうした説も唱えられています。

 

《複数存在説》

『三本足のサリーちゃん』は、実は同時期に類似した人物が複数いたとする説。

証言のバラツキ、特徴的故に真似しやすい風貌などを考えると現実味は高いかもしれません。

 

都市伝説9 鶴見川の人柱

引用元:https://s.webry.info/

神奈川県にある鶴見川は、今では綺麗に舗装され散歩やサイクリングに適した気持ちの良い河川敷です。

しかし、かつてこの川は治水が難しく幾度となく氾濫を繰り返し付近住民を苦しめて来ました。

貴重な水源であると同時に恐ろしい災害を引き起こす川、それが鶴見川だったのです。

鶴見川を挟む綱島地区と大曾根地(新羽や大倉山)は堤防の高さを巡って常に争いが絶えませんでした。

なぜなら川の両岸でどちらか一方が高い堤防を作れば、災害時堤防の低い方の土手が決壊するからです。

逆に言えば、相手の村の堤防が先に切れてくれれば、自分たちは難を逃れることが出来るわけですから二つの村は犬猿の仲になるというもの。

わざわざ大雨の夜に隣の村に忍び込んで堤防を切ってくるような事件も起きました。

時に争いはエスカレートし、人死にが出るか人柱を立てるかするまで続いたと言われています。

東横線沿線のお洒落な街大倉山の、あまり知られていない過去の姿です。

 

首吊りの木

ピクニック広場

神奈川県大倉山駅には、駅名にもなっている丘のように小さな山大倉山があります。

山の上には大倉山記念会館や春には花見客で賑わう梅園があり、ちょっとした街の観光スポットとなっています。

この誰もが気軽に入れる小さな山のピクニック広場と呼ばれるスペースで女性の首吊りがあり、彼女の霊が出ると言う都市伝説があるのです。

上記写真を見て頂ければわかるように、吊るのに手頃な木がいくらでもある上に、深夜ともなれば記念会館で休むホームレスくらいしかいないためやりやすいことは否めません。

噂の真相を確かめるべく、山に住む住人(梅園の裏側は住宅地。山に隣接して民家・畑・寺、墓地まである)に聞き込みをしたところ、ピクニック広場ではなく梅園の東屋の梁から人が時々ブラ下がっているのを早朝の新聞配達員が見つけるという生々しい情報を得ました。

こちらが梅園の中の東屋で、二箇所あります。

人の体重を充分に支えられる太い梁。

ベンチに実際登って見上げてみると、ロープをかけて首を入れるには些か高すぎるものの、工夫次第ではどうとでもなりそうです。

他にもめぼしい話はないかと50年以上大倉山で暮らす老婆に聞き込みをしたところ、『そういやぁ裏の○○さんちの息子さんが昔お山で首を吊ったよ』という、非常に身近な情報が出てきました。

街のプチ観光名所の知られざるダークサイドです。

 

都市伝説 番外 お山の不思議

大倉山には首吊りの木以外にも興味深いものがあります。

 

マイ鳥居のある家

個人宅に設置するには不自然なほど立派な鳥居

狭い範囲で二件。

それも街中であるような小さなものでなく、大きく立派な朱塗りの鳥居です。

その家の方に世間話をする体でうかがったところ―

『いやぁ、昔からあるんだよねぇ。何祀ってんのかわかんないんだけど、俺の代で壊して何かあったら嫌だからさぁ』

という大らかな答えが返ってきました。

触らぬ神に祟りなし理論んから行くと、先祖が一度祀ったものはとりあえずでも祀っておいた方が無難なのかもしれません。

 

謎の鳥居と奇妙なお狐様

唐突に立っている質素な鳥居

山の斜面に唐突に存在する小さな鳥居。

写真だとわかりづらいのですが、かなりの急斜面に粗末な石段(というか石を打ってあるだけ)があり、昇りきると更に奇妙なものが。

犬小屋サイズの小さなお堂がありました。

しかもその傍らには、実に奇妙な形のお狐様がぽつんと一匹だけ寂しげに佇んでいます。

一人ぼっちのお狐様

一般的なお狐様のスタイルは向かい合って二匹で座っているものですが、こちらのお狐様は今にも歩き出しそうな姿で一匹だけです。

小型犬サイズで重さも女の力で持ち上がる程度の小さなお狐様が何時から何のために祀られているのかはわかりませんでした。

はす向かいのアパートの大家さんが管理しているそうなのですが、もしかしたら鳥居の家の方のように大家さんにもわからないのかもしれません。

お堂の更に上にも石段があるので登ってみると、送電塔以外何もないそこだけ切り取られたような空間に出ます。周りは竹藪です。

 

朽ちた神社

絵馬も腐食

山の中にあるR寺。

山の住民を檀家にしている立派なお寺で、羽振りも良いらしく建物は少し傷むと補修されいつも綺麗。

問題はその隣、同じ敷地内にある神社です。

お寺の美しさと比べる間でもなく、廃屋的な荒れ方を見せています。

人の立ち入りも禁止され、いつ見ても誰もいません。

どこもかしこも古びて埃に塗れ、いつのものかわからない絵馬なども苔むし腐食するに任されています。

手前の赤いのぼりの文字から文殊菩薩を祀っているらしいのですが、それも定かではありません。

付近住民に聞き込みをしたところ、神社もお寺の住職さんが管理しているらしいのですが、20年以上荒れたままだそうです。

絵馬に願いを託した方たちの現在を調べたら新たな都市伝説が生まれるかもしれません。

 

まとめ

リアリティのある怖さをテーマに集めた『リアル怖い都市伝説10選』、いかがでしたか?

今回集めたものは来歴の陰惨さや祟りの苛烈さ、ビジュアル的なグロテスクさという意味ではあまり怖くなかったかもしれません。

しかし、ちょっと手を伸ばせば触れられるかもしれない……何なら手を伸ばさずともふとした弾みで触れてしまうかもしれない非日常はゾクリとしませんか?

退屈な日常のすぐ隣――私たちの暮らすありきたりな都市の中にある『普通』からの逸脱、それこそが都市伝説の怖さなのです。

 




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