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世界最大の客船ランキングTOP10

豪華客船での優雅なクルーズ旅行は、誰もが一度は行ってみたい憧れの存在といえます。

日本で最大の客船は、日本郵船が所有する飛鳥Ⅱ(全長241m、総トン数50142t、旅客数872人)ですが、世界にはこれよりもさらに大きく、私たちの想像をはるかに超えた規模の施設やサービスを備えた客船があります。

船内の巨大シアターでミュージカルを上演したり、いくつものレストランやバーがあったり、一万を超える本物の樹木が植えられた庭園があったりと、本当に船の上なのかと思ってしまうほどの、まさに夢の空間です。

ここでは、世界中で運航されている客船のうちから、総トン数を基準として、世界最大の客船をランキング形式で紹介していきます。

第8位① クアンタム・オブ・ザ・シーズ

引用:www.royalcaribbean.jp

ランキングのうち、10位から8位はすべて同じ大きさで、すべてロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運航しているクアンタム・クラス(クアンタム級)の姉妹船になります。

クアンタム・オブ・ザ・シーズは、クアンタム・クラスの1番船として、ドイツの造船会社マイヤー・ヴェルフトに発注されこの建造計画は通称「サンシャイン・プロジェクト」と呼ばれていました。

クアンタム・オブ・ザ・シーズは、2014年11月に就航しました。

全長は347m、総トン数168666t、全幅41m、旅客数4180人(最大4905人)で、船籍はバハマです。

あとから造られたオアシス・クラスと比べると、クアンタム・クラスのほうが客室が9%広くなっています。

引用:www.royalcaribbean.co.uk

船内には洋上で一番高い展望デッキとしてギネス認定された海上90mからの眺望を楽しめる展望カプセル「ノーススター」や、スカイダイビング体験ができる「アイフライ」「スポーツ施設「シープレックス」、最先端のプロジェクトマッピングと6基のロボットスクリーンが幻想的なショーを描き出す「TWO70」、ロッククライミング、洋上屋外映画館など様々な施設があります。

処女航海としてニューヨーク発着のカリブ海クルーズを2014年11月から2015年4月にかけて行っており、2015年5月からは上海へ向けてのポジショニング(配置換え)クルーズを行い、6月からは上海を母港としてアジアクルーズに就航しています。

クアンタム・オブ・ザ・シーズは、日本にもやってきたこともあり、2015年6月には博多港に、2015年7月には鳥取県の境港に、そのほかにも、広島や長崎、下関、大阪天保山などに寄港しています。

日本にも寄港していることから、日本発着のクルーズもあります。

スペクトラム・オブ・ザ・シーズが上海を拠点にすることになったため、2019年後半にはシンガポールに移動する予定になっています。

第8位② アンセム・オブ・ザ・シーズ

引用:www.seascanner.com

アンセム・オブ・ザ・シーズは、クアンタム・クラスの2番船にあたるクルーズ船で、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航しています。

全長は348m、総トン数168666t、全幅41m、旅客数4180人(最大4905人)で、船籍はハバナになっています。

クアンタム・オブ・ザ・シーズと同じくドイツのマイヤー・ヴェルフト社に発注され、2015年4月に就航しました。

処女航海は2015年の4月に行われ、イギリス南部のサウサンプトン港を出発して8泊9日でフランスとスペインを回りました。

その後はサウサンプトンを拠点に地中海や北ヨーロッパ、カナリア諸島などヨーロッパ圏を中心としたクルーズを行い、11月からは新たに拠点をアメリカのニュージャージー州ベイヨンのケープ・リバティに移し、7泊~12泊でバハマやカリブ海、カナダやアメリカ頭部のニューイングランドを巡るコースで就航しています。

引用:www.tripsavvy.com

アンセム・オブ・ザ・シーズでは、ロイヤル・カリビアン社のほかの船と異なり、レストランではメインダイニングを設けず、乗客がそれぞれの食事のたびに好みのレストランを予約する方式を取り入れているのが特徴です。

各レストランのメニューはクルーズの間は変わらず、共通の食事時間と同席する乗客、旧辞任を指定できるシステムがとられています。

ロイヤル・シアターでは、ブロードウェイミュージカルの『We Will Rock You』が上演されるほか、オリジナル演劇や3D映画などを楽しむことができます。

ほかにも、ウォーターパークやディスコ、気球体験、トレーニングジム、カジノなど充実の施設が備わっています。

第8位③ オベーション・オブ・ザ・シーズ

引用:www.royalcaribbean.com

オベーション・オブ・ザ・シーズは、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運航するクアンタム・クラスの3番船です。

全長は348m、総トン数168666t、全幅41m、旅客数4180人(最大4905人)で、船籍はハバナです。

オベーション・オブ・ザ・シーズは、ドイツの造船会社マイヤー・ヴェルフトで建造され、2016年4月に就航しました。

2014年9月18日、クアンタム級の新しい船の名前が『オベーション・オブ・ザ・シーズ』であることが発表され、この日、船の建造に使われる鋼材が初めて切り出されました。

引用:www.travelonline.com

2016年5月にイギリスのサウサンプトンから中国の天津へ到着し、そこを拠点にアジアクルーズを行い、その後オーストラリアのシドニーに移動して南太平洋やアラスカへのクルーズを行っています。

船内にはイタリアンやアメリカンステーキなど多くのレストランや、ロッククライミング、カジノ、プール、スパ、シアター、船上サーフィンなど充実の施設が揃います。

第7位 スペクトラム・オブ・ザ・シーズ

引用:www.cruise.blog

スペクトラム・オブ・ザ・シーズは、2019年4月に就航したばかりの船で、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運航しているクルーズ客船です。

スペクトラム・オブ・ザ・シーズは、ドイツの造船会社マイヤー・ヴェルフトによって、クアンタム・クラスに続く、クァンタム・ウルトラ・クラスの1番船として建造されました。

スペクトラム・オブ・ザ・シーズは、全長348m、総トン数169379t、全幅49m、旅客数4246人(最大4905人)で、船籍はハバナとなっています。

引用:www.royalcaribbean.jp

船の中央には2層吹き抜けのカフェやバー、ブランドショップが並ぶロイヤル・エスプラネードがあり、VR技術を使ったバンジートランポリン「スカイパッド」や、洋上90mから360度の展望を楽しむことができギネス認定もされた展望カプセル「ノーススター」、洋上初となるスカイダイビング・シミュレーター(空中遊泳)「リップコード・バイ・アイフライ」などハイテク技術を駆使したアトラクションが特徴です。

処女航海は「グローバルオデッセイ」と名付けられ、スペインのバルセロナを出港し、46日の旅程を経て上海に入港し、6月3日に上海で命名式が執り行われました。

6月には日本にも訪れており、大阪市の天保山客船ターミナル、神戸市の神戸ポートターミナル、横浜港の大黒ふ頭に寄港しました。

当面の間は、上海を母港にしてクアンタム・オブ・ザ・シーズに代わってアジアラインのクルーズ船として運航される予定です。

スペクトラム・オブ・ザ・シーズは、2020年のオリンピック開催にあわせて東京都江東区青梅にオープンする東京国際クルーズターミナルの入港第1船になることが決定しています。

第6位 MSCメラビリア

引用:en.wikipedia.org

MSCメラビリアは、スイスに本社をおくMSCクルーズが保有する豪華客船で、2017年6月に就役しました。

MSCメラビリアは、フランスのサン・ナゼールにあるアトランティック造船所で建造され、就役当時は、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社のオアシスクラス3隻に次ぐ世界で4番目に大きな客船でした。

MSCメラビリアは、全長315m、総トン数171598t、全幅43m、旅客数4500人で、船籍はマルタです。

引用:www.visioncruise.co.uk

現在はスペインのバルセロナを出港してフランスのマルセイユやイタリアのローマを巡るルートで運航していますが、2019年の秋にはMSCクルーズの北米拡大戦略に伴い、マイアミに移ってカリブ海での航海を予定しています。

さらに、2019年にはメラビリアの姉妹船も就役する予定です。

船内では、週6日に毎晩2回にわたり独占パートナーシップ契約を結んでいるカナダのエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」によるオリジナルショーが行われています。

ほかにも、12のレストランやバーラウンジ、スライダーのあるウォーターパークや、シアターやカジノがあり、サウナやフィットネスセンター、10以上のスパ、F1シミューレータ、ボーリング場、ゲームセンター、LED屋根の散歩道など豊富な施設があります。

第5位 アイーダ・ノヴァ

引用:www.businessinsider.com

アイーダ・ノヴァは、船首に描かれた巨大な顔が印象的なクルーズ船です。

アイーダ・ノヴァは、ドイツのロストックに本社をおくアイーダ・クルーズが保有する客船で、同社が所有する最大の船です。ドイツの造船会社マイヤー・ヴェルフトにより建造され、2018年12月から運航を開始しました。

アイーダ・ノヴァは、全長337m、総トン数183900t、全幅42m、旅客数6600人で、船籍はイタリアです。

アイーダ・ノヴァは、主機関にLNG(液化天然ガス)を100%使用した世界初の大型客船で、環境に優しいグリーンクルーズも特徴の1つです。

完成直前にオランダのドックに入っていた時、火災が発生したために、プレビュー・クルーズが中止されるという事件がありました。

引用:www.aida.de

アイーダ・ノヴァはスペインのバルセロナからカナリア諸島を巡るコースやイタリアなど西地中海を回るコースで運行されています。

海が見える部屋やペントハウススイートなど客室には21種類ものオプションがあり、船内には大空を見渡すことのできるガラス張りの屋根があり、17のレストランやバー、ウォータスライダーのあるプール、様々なショーが行われる円形シアター、謎解きが楽しめるミステリールームや不思議なタイムマシンレストラン、アートギャラリー、映画やスポーツが楽しめるLEDスクリーンなどたくさんのエンターテインメントが詰まっており、乗客を飽きさせません。

アイーダ・クルーズではすでに同型船2隻の建造を決定しており、2023年までにあとの2隻も就航する予定です。

第3位 オアシス・オブ・ザ・シーズ

引用:www.cruisecritic.com

第3位と第4位はどちらも同じ大きさで、どちらもロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が所有する船です。

まずはこちらの「海のオアシス」を意味するオアシス・オブ・ザ・シーズから紹介していきましょう。

オアシス・オブ・ザ・シーズはSTXヨーロッパ造船により、2009年12月に就航した船で、「ご近所づきあい」という客船にしてはなんだか珍しいコンセプトによって造られた船です。

建造当時は、同じくロイヤル・カリビアン社が保有するフリーダム・オブ・ザ・シーズを抜いて世界最大の客船になりました。

オアシス・オブ・ザ・シーズは、全長361m、総トン数225282t、全幅46.9m、旅客数5400人(最大6300人)で、船籍はハバナです。

フリーダム・オブ・ザ・シーズの拡大版として設計され、客室数は2706室で、そのうち2210室がオーシャンビューとなっています。

全幅の46.9mは、パナマ運河を航行できる限界値である49mに近く、ギリギリ通過が可能なラインです。

オアシス・オブ・ザ・シーズは、フロリダ州南東部の保養都市フォートローダーデールのエバーグレース港を出港しカリブ海の航路で運航されています。

 

引用:www.youtube.com

船内には20世紀のアメリカを再現し多数の店舗が軒を連ねるロイヤル・プロムナードや、回転木馬がある海岸沿いの遊歩道がイメージされたエリアであるボードウォークなどがあります。

船上公園のセントラルパークには、本物の樹木が植えられていて、これがこの船のコンセプトであるご近所づきあいのシンボルのようです。

ちなみに、セントラルパークには屋根がないため、雨の日には傘をささないといけません。船内には、他にも20を超えるレストランやバー、1380席の大型シアター、洋上初となる野外円形シアターでダイビングショーなどが催されるアクアシアター、プールやロッククライミング、船上サーフィン、スケートリンク、スパ、フィットネスクラブなどあらゆるものが揃います。

客室のなかには、部屋から直接アクアシアターのショーをみることのできるアクアシアタースイートもあります。

オアシス・オブ・ザ・シーズでは、ブロードウェイミュージカルの『キャッツ』が無料で楽しめるほか、アイススケートショー、手品、バンド演奏、大道芸など様々なショー、シュレックなどドリームワークスのキャラクターたちが搭乗するパレードも行われています。

第3位 アリュール・オブ・ザ・シーズ

引用:www.royalcaribbean.co.uk

アリュール・オブ・ザ・シーズは、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が保有するクルーズ船で、世界第3位の大きさを誇ります。

アリュール・オブ・シーズは、オアシス・オブ・ザ・シーズの姉妹船にあたるオアシスクラスの客船で、全長は361mとされていますが、実はオアシス・オブ・ザ・シーズより50㎜だけ長くなっています。

総トン数はオアシス・オブ・ザ・シーズと同じく225282t、全幅47m、旅客数5400人

(最大6296人)で、船籍はバハマで、2010年12月から運航されています。

STXヨーロッパのフィンランドのトゥンク造船所で建造され、アルーアとオアシスの2隻を命名するにあたって名前を決めるためのコンテストも開催されました。

ちなみに、アリュール・オブ・ザ・シーズは、公式にはシュレックに登場するプリンセス・フィオナによって命名されたという設定になっています。

引用:www.youtube.com

オアシス・オブ・ザ・シーズと同じく、フォートローダーデールのエバーグレース港を母港としていましたが、2018年11月からマイアミ港に移りました。

マイアミにはカリビアン社が建造する新しいクルーズターミナルができる予定で、アリュール・オブ・ザ・シーズは、そこでハーモニー・オブ・ザ・シーズとともにカリブ海での7泊のクルーズを運航しています。

アリュール・オブ・ザ・シーズは海上に浮かぶ7つの大きな街をコンセプトにして、中央には季節の花が咲くセントラルパーク、回転木馬を楽しめる遊歩道であるボードウォーク、円形劇場アクアシアターなど様々な施設があります。

船内のインテリアとして、クルーズ船やホテルなどで活躍した女性壁画家であるクラリッサ・パリッシュの作品が描かれています。

船内には40以上の飲食店に加え、船上で初めてとなるスターバックスの店舗もあります。

ほかにも、1380席のシアターではブロードウェイミュージカル「マンマ・ミーア」の無料上映が行われ、ヤシの木やオウムのオブジェが並ぶトロピカルな癒し空間ソラニウム、アクアシアターで行われる音と光と噴水のウォーターショーやダイビングショー、カジノ、ロッククライミング、プール、アイススケート場などまさしく街のように乗客を決して飽きさせることのないたくさんのアミューズメントが溢れています。

第2位 ハーモニー・オブ・ザ・シーズ

引用:http://www.royalcaribbeanincentives.com

ハーモニー・オブ・ザ・シーズは、カリビアン社が運航している世界最大クラスのクルーズ船で、アルーア・オブ・ザ・シーズ、オアシスオブ・ザ・シーズと同規格で設計されたオアシス・クラスの姉妹船にあたります。

ハーモニー・オブ・ザ・シーズは、フランスのサン・ナゼールにあるアトランティーク造船所で建造され、2016年5月15日に就航しました。

ハーモニー・オブ・ザ・シーズは、全長361.12m、総トン数226963t、全幅72m、旅客数5479人(最大6410人)で、船籍はバハマとなっています。

総トン数でいうとシンフォニー・オブ・ザ・シーズが世界最大ですが、船の全長だとハーモニー・オブ・ザ・シーズのほうが11㎝だけ大きく、こちらのほうが世界一になります。

ハーモニー・オブ・ザ・シーズは、2016年5月に処女航海としてイギリスのサウサンプトンからスペインのバルセロナへ向けてのクルーズを実施し、その後は5月~10月にかけてバルセロナやイタリアのチビタベッキアを拠点として地中海クルーズを実施していましたが、2016年11月からアメリカのフロリダ州フォートローダーデールを母港としてカリブ海クルーズに就航しています。

引用:www.royalcaribbean.co.uk

ハーモニー・オブ・ザ・シーズは「動く街並み」をコンセプトとして、洋上に浮かぶ7つの街を作り出し、船内にはバリエーション豊かな施設が揃っています。

2万本以上の木々や季節の花々が咲き誇るセントラルパーク、遊歩道のボードウォーク、癒しの空間ソラニウムなどはアリュールやオアシスと同じですが、ハーモニーでは、トップデッキからの巨大ウォーター・スライダーが登場しました。

船内には40以上の飲食店があり、3000人が一度に食事をすることのできるメインダイニングルームや展望の素敵なビュッフェレストランなどがあります。

ロボットバーテンダーのいるバイオニック・バーや外の景色をリアルタイムに映し出すバーチャル客室などハイテク施設が充実しているのも特徴の1つ。

メインシアターでは、ブロードウェイミュージカル「グリース」が無料で上演され、屋外の円形劇場アクアシアターでは光と音と噴水を駆使したアーティスティックな水中ショーを見ることができ、ほかにも手の届きそうな距離で行われるアイススケートショーなど楽しむことができます。

日本への就航計画

引用:www.orlandoparentsmag.com

ハーモニー・オブ・ザ・シーズは、日本にも就航計画がありました。

2016年3月に鹿児島県奄美大島龍郷町にロイヤル・カリビアン社のクルーズ船寄港計画が持ち上がりました。

海上に長さ350mもの巨大浮桟橋を設置し、陸にはレジャーパークを建設する計画で2019年開業予定として、3月~11月にかけて週に2回、北京~上海~奄美~九州を巡るクルーズを運航し、中国人富裕層など年間30万人ほどの来島を見込んでいました。

しかし、周辺環境への影響を心配する声が上がり、地元やインターネット署名を通じての反対運動が持ち上がります。

結局、2016年7月には計画が断念され、この豪華客船が日本を訪れることはありませんでした。

第1位 シンフォニー・オブ・ザ・シーズ

引用:www.icruise.com

シンフォニー・オブ・ザ・シーズは、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が保有するオアシスクラスの客船で、総トン数は228021tにもおよび、2018年3月に就航すると、他の姉妹たちを抜いて世界最大の客船となりました。

シンフォニー・オブ・ザ・シーズは、3年にわたる建造期間を経て、オアシスクラスの4番船としてフランスのアトランティーク造船所で建造されました。

全長は361.01m、全幅66m、旅客数5518人(6680人)で、船籍はバハマとなっています。

引用:thepointsguy.com

シンフォニー・オブ・ザ・シーズの処女航海は、スペインのバルセロナから始まった1週間の地中海クルーズでした。

その後も西地中海で7泊8日のクルーズを行っていましたが、2018年10月28日から、マイアミ港に移り、ここを拠点にしてカリブ海でのクルーズを行っています。

マイアミを出港し、プエルトリコのサンファンやメキシコのコスメル、ハイチのラバディ、バハマのナッソー、ココケイなどを巡ります。

引用:www.royalcaribbean.com

シンフォニー・オブ・ザ・シーズには、2759もの客室があり、スイートルームはもちろんのこと、アクアシアターを見ることのできる部屋や、ファミリー向けに特化したアルティメットファミリースイートなどがあります。

ちなみに、アルティメットファミリースイートは、この船で最も高価なプランで、そのお値段は6万ドル(約640万円)にもなります。

引用:www.thetimes.co.uk

船上にはオアシスクラスに共通の洋上に浮かぶ「7つの街」が広がり、中央には2万本の樹木が植えられたセントラルパークがあり、回転木馬やレストラン、ショッピングの楽しめる海辺の遊歩道ボードウォークや水をテーマにした円形劇場アクアシアター、18歳以上が利用できる大人の癒し空間ソラリウムなどオアシスクラスでお馴染みの施設が並びます。

引用:www.businessinsider.jp

ショップでは世界の有名ブランド品や香水、化粧品、時計、貴金属類、洋酒、タバコなど多種多様な商品が免税価格で販売され、さらにTシャツやキーホルダーといったシンフォニー・オブ・ザ・シーズのオリジナルグッズもあります。

引用:www.businessinsider.jp

4つに分かれたプールエリアには、20以上のプールと、「サイクロン(暴風)」「タイフーン(台風)」「スーパーセル(嵐)」をイメージした3つのウォータースライダーがあり、3デッキ分を一気に滑り降りるスリルを味わうことができます。

引用:www.businessinsider.jp

22のレストランを含む40以上の飲食店があり、ロボットバーテンがシェイカーを振るバイオニック・バーや、ワインバー、30台のTVスクリーンで世界中のスポーツイベントを観戦できるスポーツバーなどもあります。

船内のメインシアターではトニー賞8部門を受賞したブロードウェイミュージカル「ヘアスプレー」が無料で楽しめ、アクアシアターでは水中ショーやダイビングショーが催され、アイススケートショーや大道芸人たちによるロイヤルプロムナードパレードもあります。

引用:www.businessinsider.jp

ほかにも、10デッキ分30mを滑り降りる巨大スライダー「アルティメットアビス」や12mのロッククライミングウォール、船の9階から25mを滑り降りるワイヤースライダー「ジップライン」、キャンディストア、9ホールの船上ミニゴルフ場、スケートリンク、船上サーフィン「フローライダー」、バスケットボールやバレーのできるスポーツコート、スパやナイトクラブ、カジノなど1度の航海ではとても楽しみつくせないようなアミューズメントの数々が揃う、まさに世界最大と呼ぶにふさわしい客船になっています。

まとめ

以上、世界最大の客船ランキングを紹介してきました。

どの船も私たちの常識を超えるような驚くべき施設の数々をもっていて、長い航海の間も、決して飽きることはなさそうです。

まさに、一生のうちに一度は行ってみたい豪華客船の優雅な船旅といえます。

もちろん、こうした豪華客船は大きさ同様にクルーズ料金もヘビー級なので、普通の人にはなかなか手が出ないかもしれません。

しかも、日本に寄港していない客船に乗るには、まず外国まで行く必要があります。

ですが、なかには日本の旅行会社からプランが出ていたり、日本人のコーディネーターが同乗したりする船もあります。

機会があれば、ここで紹介した客船によるクルーズにも是非参加してみてくださいね。



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