海は、我々が住む地球上の70%を占めています。しかし、人間が航海を初めて100年以上経っているにも関わらず、我々人類が海について把握している事は5%程度です。
宇宙と同じく謎が多い「深海」
その証拠に摩訶不思議な特徴や見た目をした深海の生物たちがいますね。
今回は未だ解明されていない深海の謎に迫ります。
謎の多い「深海」
皆さんは深海についてどれくらい知っていますか?
深海は一般的に水深200m以上の海域を「深海」といいます。そして深海には深さによって階層が名づけられています。
- 中深層 200~1000m
- 漸深層 1000~3000m
- 深海層 3000~6000m
- 超深海層 6000m以降
水深4000m~6000mが地球の表面積の約半分を占めます。超深海層は「海溝」の深部が該当し、全体の約2%くらいしかありません。
何故人類は深海の謎に迫るのか?
何故、我々人類は深海に興味を持ってしまうのか?
それには「水深」が大いに関わっています。水深が深ければ深い程、太陽の光が届かない=漆黒、低体温が考えられます。
そして光合成ができないため、低酸素状態となります。そして水深が深い程水圧が高くなります。
そのため私たちがよく見るお魚さんとは全く異なった姿形となります。
ちなみに水深70mで地上の0.1%しか光が届いておらず、200mではヒトは色が感じられなくなり、400mではヒトの視覚では見えない世界となります。
ただし1000mまではわずかですが、光は届いています。ほんの少しですが。それ以降は光が届いていないことから、目のないお魚さんがいたりします。
海底は、謎が多く未だに学者達が調査中です。どれくらい未開の地かというと「宇宙の方がまだ分かっている事が多い」とのことです。
日本海底が掘られた事があるのですが、その時は微生物が発見されました。
地表だと微生物は数十億は確認できるのですが、海底だとわずか数万匹しか確認できませんでした。
そんな厳しい環境でも微生物は棲息している.....
しかし、未だに何故、微生物が生息できるか分かっておりません。
深海には様々な謎があります。今からその謎を皆さんにご紹介します。
キューバの水中都市
2000年に、キューバとカナダが共同で探索した時に、キューバ近くの海の約2,300フィート下に水中都市を発見しました。
ですがその海に人が潜ったことがあるのは400フィートまでで、その先には行けず謎が残りました。
とある学者の説によると、その年は地面のプレートがはるか遠くにある深海に押し込まれてしまったのではないかとの事です。
学者が、カボ・デ・サン・アントニオの近くで、海底に滑らかな幾何学的な形を発見しています。
キューバの学者たちは、この水中都市に物凄く関心を持ち、博物館の報告書では、海の下に沈んだ島についての話をする。
マヤ族やユーカテコス族の古代の伝統の一部ではないかと考えられています。
ブラックスモーカー
ブラックスモーカーは、海底の穴から噴出する超高温の水を表現した名前です。
北極圏の水域を調査している科学者たちは、120マイル離れた北に、一連の黒色のブラックスモーカーや熱水噴出口を発見しました。その区域は「ロキの城」と呼ばれています。これらの通気孔から噴出する水は熱く、周りの冷たい海水を570°Fの高温まで上げます。通気孔は海底を構成する構造プレートが異なるスピードで動くことで発生します。注ぎだす水は熱いだけでなくミネラルも豊富です。
北極の通気孔は通称「煙突」と呼ばれており、海底から約4階相当の高さまで伸びます。温水中のミネラルを餌とする「白い細菌」で覆われています。
この細菌は約14億3千万年前からの原始的な形が残っており、この通気孔通気孔で発見されていますが、実はこれらの熱水噴出口は、生命が地球で最初に始まった場所ではないかと推測されています。
ブループという謎の音
1997年、南アメリカ沖で奇妙な音が検出されました。数㎞離れた2つの観測所で検出されるほど大きな音で、人々に何か深海に潜む巨大生物なのではないかと想起させました。
これを聞いた様々な人は海底都市に封印された架空の怪物クトゥルフのような生物だとも言われました。
ですが、NOAA(アメリカ海洋大気庁)はそのような怪物の音ではないと証明しました。
その正体は氷棚が崩れたときもので、これを氷震というそうです。
怪物の叫び声にも聞こえますが、通常速度では雷などの音に似ているそうです。
バミューダトライアングル
バミューダトライアングルは、1918年以降、75もの飛行機と何百もの船が行方不明となり悪魔の三角地帯と呼ばれています。
1918年、USSサイクロプスがここで消滅し、約300人の乗員組が消えました。1945年には、5人の海軍爆撃機のコンパスが作動が停止し、飛行機が行方不明となりました。そして彼らを助けるために送られた救助隊も消えてしまいました。
探検家コロンブスも奇妙な光と炎がこの海に衝突したとメモを残しており、毎年、飛行機約4機と約20台のヨットが行方不明となっております。
現在も、激しい突風を引き起こす六角形の嵐の雲などありますが、未だに謎は続いているようです。
バルト海のUFO
2011年6月に、スウェーデンの探検家ピーター・リンドバーグとオーシャン・Xと呼ばれる彼の探検家チームが、バルト海底に奇妙な地形を発見しました。
長さ64m、高さ8m、海底から91m下にあります。その灰色の外観と、奇妙に掘られた模様のようなものは、多くの人はUFOのように見えると言う人もいます。
他の学者は、消滅した都市の遺跡であると考えている者もいます。スウェーデンの研究者はUFO が最後の氷河期の氷河の移動により作られた単なる彫刻であると主張しています。
日本のアトランティス
1986年、日本の与那国島付近を潜っていたダイバーが、広い範囲を覆う水中構造物を発見しました。
琉球大学の学者は、他の建物の中でも、城塞、寺院なのに似ていると考えています。他にも、壊れた飛行機などに見えると指摘されています。
大昔の大地震などで沈没してしまった都市の遺跡なのでしょうか?
この遺跡は以前変わらず謎のままです。
チューク環礁の幽霊船
太平洋カロリン諸島で発見されたチューク環礁には、第二次世界大戦で破壊された日本軍の船や飛行機がいくつも沈んでいます。
攻撃の戦艦や空母、巡洋艦、駆逐艦、タンカー、貨物船、タグボート、砲艦、掃海艇、上陸用舟艇、などが沈んでいるもよう。
チューク環礁はマーシャル諸島内にあり、太平洋や南太平洋全体に広がる環礁や島々に駐留する日本の部隊を支える重要な供給源でもありました。
1969年のジャック・クストーの映画では幽霊船を主題として取り扱っており、幽霊船の調査や回収が行われました。
これらの残骸の大半は水深15mに満たない透明度の高い水中に横たわっており、そこには爆弾物や遺体が散在しています。
この環礁は第二次世界大戦の悲惨な痕跡を懐に沈めたまま、色鮮やかななサンゴやマンタやサメなどの海洋生物を育む海の楽園となっています。
アトリット・ヤム
アトリット・ヤムはイスラエルの沖合にある集落跡で、なんと石器時代のものだそうです。海面からおよそ12m下の海底にあるこの遺跡は何百年もの間、人々に知られることはなかったそうです。ですが1984年にこの地域を猛烈な嵐が襲ったことがきっかけに偶然発見されます。
学者によると、はるか昔に宗教的な儀式に使用したのではないかと推測されています
メガロドン
皆さんはメガロドンという大きなサメをご存知でしょうか?
メガロドンは、ラテン語で「大きな歯」という意味で、約2300万年前から約260万年前まで生きたとされる巨大なサメの種類です。
1976年に深海でメガロドンが発見されました。全長は最大個体の推定値で最大10m、約13m、約20mといったものまで幅が広いです。メガロドンの化石の情報によると、ノコギリ状の縁が特徴的なメガロドンの歯による噛みあとが見られることから、メガロドンはクジラ類などを捕食していたことが分かりました。
メガロドンは約600万-約200万年前中期に絶滅したと考えられていますが、現在、生存説がでており1918年のオーストラリアの巨大ザメの目撃談や1954年に船に突き刺さったホオジロザメの物と同様の形状を持つ巨大なサメの歯が発見されたことから、今でも未確認動物学者などが主張しています。
現代でも存在していたら、恐怖ですね。
まとめ
皆さんいかがでしょうか?
海の底にはまだまだ秘密とやらがいっぱいです。未知の生物や、未知の建造物などがまだまだあります。
それらは、研究者たちが解明してくれるでしょう。
もしかしたら歴史の教科書が覆すような新たな発見が見つかるかもしれませんよ?
わくわくしますね!今後に期待です!