世界の軍事力ランキング30位~11位を見ていきます。
北朝鮮や中東、アフリカ、南米の各大陸で最大級の軍事力を持つ国々がランクインしています。
30位 チェコ
チェコの軍事組織は、プラハの参謀本部の下に第601特殊部隊、統合軍と支援コマンドに分かれており、統合軍の下に陸軍、空軍、訓練コマンドと直轄の技術部隊が組織されています。
空軍には、スウェーデン製JAS 39 グリペン超音速ジェット多用途戦闘機14機と、自国製L-159亜音速ジェット軽攻撃機24機を固定翼作戦機の主力としており、回転翼機としては旧ソ連・ロシア製Mi-24とその発展型Mi-35を24機運用しています。
また、北大西洋条約機構(NATO)には、1999年3月12日に加盟しています。
項目 | 数値 | 備考 |
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軍事力指数 | 0.5969 | |
総人口 | 1067万人 | |
軍人 | 2.9万人 | |
空軍戦力 | 103 | 戦闘機:12機 |
戦車数 | 123 | |
海軍戦力 | 0 | |
天然資源 | 2333 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 26億ドル | (約2600億円) |
29位 ウクライナ
ウクライナには国防省が統制するウクライナ軍(陸軍、海軍、空軍)のほか、内務省・国家国境庁などがそれぞれ組織する準軍事組織が存在します。
ウクライナ軍の主要基地は首都のキエフ(陸軍)のほか、ハルキウ(陸軍・空軍)、オデッサ(海軍)があります。
ロシア、ルーマニア、ポーランドなど多くの国と国境が接していることもあり、陸軍では主力戦車(T-64BMブラート)や装甲車などを多く保有しています。
また、ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)やロシア主導の「CSTO」のような軍事同盟加盟を目指さない中立主義国家です。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.5383 | |
総人口 | 4403万人 | |
軍人 | 118万人 | |
空軍戦力 | 240 | 戦闘機:39機 |
戦車数 | 2214 | |
海軍戦力 | 25 | 空母:0隻、潜水艦:0隻 |
天然資源 | 3.2万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 48.8億ドル | (約4880億円) |
28位 ギリシャ
ギリシャ軍は国防省が統括する陸海空の3軍で構成されています。徴兵制を採用しており、18歳以上の男子は12ヶ月の兵役に就く義務がありますが、将来的に職業軍人制へ移行することが計画されているようです。
陸軍の戦力は平常時で約10万人。戦時には150万人まで増員が可能とされています。装備する兵器はレオパルト2戦車やAH-64戦闘ヘリなど西側製が多いですが、BMP-3やZU-23-2などロシア製の兵器も保有しています。
ギリシャはEUおよびNATOの加盟国であり、アフガニスタンのISAF、ボスニアとチャドのEUFOR、コソボのKFORなど国際平和維持活動にも積極的に参加しています。
項目 | 数値 | 備考 |
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軍事力指数 | 0.5255 | |
総人口 | 1076万人 | |
軍人 | 41万人 | |
空軍戦力 | 567 | 戦闘機:189機 |
戦車数 | 1345 | |
海軍戦力 | 115 | 空母:0隻、潜水艦:11隻 |
天然資源 | 3172 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 65.4億ドル | (約4880億円) |
27位 タイ
タイ王国軍は正規兵力は30万6600人(陸軍19万人、海軍7万600人、空軍4万6000人)と予備役20万人で構成されています。
男性は徴兵制による2年間の兵役の義務があります。陸海空のいずれかに配属されるかはくじ引きで決まりますが、もっとも厳しいとされる海軍に至っては、くじを引き当てただけで卒倒してしまう人もいるほどだそうです。海軍は慢性的な人員不足で、相当数を服役囚で充当しまかなっています。
空軍の主力戦闘機はスウェーデン製SAAB グリペンおよび米国製F-16です。海軍は1997年就役の空母『チャクリ・ナルエベト』を保有しているほか、中国から2026年までに通常動力型潜水艦(元型(039A型)潜水艦)を計3隻の購入することで基本合意しているようです。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.4735 | |
総人口 | 6841万人 | |
軍人 | 62.7万人 | |
空軍戦力 | 565 | 戦闘機:75機 |
戦車数 | 737 | |
海軍戦力 | 81 | 空母:1隻、潜水艦:0隻 |
天然資源 | 25万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 53.9億ドル | (約5390億円) |
26位 サウジアラビア
サウジアラビア軍は正規軍(陸・海・空・防空)と準軍事組織で構成されています。
アメリカ軍と親密な関係を持ち、キング・ハリド軍事都市など国内にいくつもの米軍基地が存在しています。
また、豊富な軍事予算でアメリカだけでなく世界中から多種多様な兵器を輸入しています。
戦闘機:F-15(米)、ユーロファイター タイフーンなど
戦車:M1エイブラムス(米)、T-90(露)など
軍艦:フリーゲート(仏)、コルベット(米)など
1992年に定められたサウジアラビアの統治基本法は、サウジアラビア軍が守るべきものの優先順位として一に「イスラム教義」、二に「二聖モスク」(マスジド・ハラームと預言者のモスク)、三番目が「社会と祖国」です。「国民」の防衛は含まれておらず、国民を守ることを第一とする民主国家の軍隊とは基本理念が異なります。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.4636 | |
総人口 | 2857万人 | |
軍人 | 25.6万人 | |
空軍戦力 | 844 | 戦闘機:203機 |
戦車数 | 1142 | |
海軍戦力 | 55 | 空母:0隻、潜水艦:0隻 |
天然資源 | 1046万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 567億ドル | (約5兆6700億円) |
25位 カナダ
カナダ軍は本部を首都オタワに置き、国防のために安全保障と自主独立を追求し、必要に応じては災害派遣や民生支援などの活動を行うことを基本的な任務としています。カナダ軍は統合化による一軍制を採用しています。事実上の軍種としては陸海空軍の他、統合作戦軍、特殊作戦軍が存在します。
兵役は志願制で、約62,000の正規軍の他、予備隊が約25,000人がいます。
北大西洋条約機構(NATO)にも加盟しており、アメリカ軍とは緊密な集団安全保障の体制を構築しています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.4356 | |
総人口 | 3562万人 | |
軍人 | 8.8万人 | |
空軍戦力 | 413 | 戦闘機:60機 |
戦車数 | 80 | |
海軍戦力 | 63 | 空母:0隻、潜水艦:4隻 |
天然資源 | 368万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 164億ドル | (約1兆6400億円) |
24位 台湾(中華民国)
中華民国軍は、正規軍で陸軍約20万人、海軍約4万5000人(内海軍陸戦隊約1万5000人)、空軍約5万5000人、憲兵隊約1万2000人、予備役で約165万人の兵力を擁しています。兵は主に徴兵、将校は志願により構成されています。
1949年以降の中国(中華人民共和国)との軍事的対立を背景として、最新鋭の兵器、軍用機、軍用船を装備する努力を続けており、2005年度の国防関係予算は国家予算全体の約15%に相当する2,453億元(約7,400億円)で、更に2010年度には3,150億元(約9,450億円)となりました。
その後、近年では国防関係予算の削減が行われています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.4331 | |
総人口 | 2350万人 | |
軍人 | 193万人 | |
空軍戦力 | 843 | 戦闘機:286機 |
戦車数 | 2005 | |
海軍戦力 | 87 | 空母:0隻、潜水艦:4隻 |
天然資源 | 196 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 107億ドル | (約1兆700億円) |
23位 アルジェリア
アルジェリア人民国軍(ANP)は、陸海空の3軍と、防空軍、ジャンダルメ(警察軍)によって構成されています。軍の前身は国民解放戦線の軍事部門だった国民解放軍(ALN)であり、1962年の独立後に現在の形に編成されました。
兵器は主にソ連、フランス、中国から購入しています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.4296 | |
総人口 | 4097万人 | |
軍人 | 79万人 | |
空軍戦力 | 528 | 戦闘機:97機 |
戦車数 | 2405 | |
海軍戦力 | 85 | 空母:0隻、潜水艦:8隻 |
天然資源 | 135万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 105億ドル | (約1兆500億円) |
22位 ポーランド
ポーランド軍は陸海空+特別軍の4軍と憲兵隊の5グループから構成されており、そのうちポーランド特別軍は機動的活動を主要任務とする軍として2007年に設立し、対テロリスト部隊(GROM)、第1特殊コマンド連隊(1 PSK)、海上特殊部隊(Formoza)、レンジャー部隊などが存在します。
徴兵は、徴兵制から志願制へ改正され、コンパクトながら高度な専門知識と技術を持つ国軍を作り上げることを目指しているようです。
欧州連合 (EU)、北大西洋条約機構 (NATO) などの加盟国です。
1989年の民主化後もソ連から購入していた装備を引き継いでいましたが、NATOで製造される最新装備への転換を進めています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.4276 | |
総人口 | 3847万人 | |
軍人 | 18.4万人 | |
空軍戦力 | 466 | 戦闘機:99機 |
戦車数 | 1065 | |
海軍戦力 | 83 | 空母:0隻、潜水艦:4隻 |
天然資源 | 2万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 93.6億ドル | (約9360億円) |
21位 オーストラリア
オーストラリア国防軍は、陸海空の3軍で組織されており、広い領土・領空および長大な海岸線を防衛する必要性があることから、在外アメリカ軍を除けばオセアニア最大規模を擁しています。
兵器は主にアメリカや欧州各国から購入しています。国防費も対GDP比1%台後半で推移しており、主要先進国としては標準的か少し高い割合です。
イギリス連邦諸国やアメリカ合衆国などとの国際協力にも積極的であり、湾岸戦争やイラク戦争にも派兵しています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.4203 | |
総人口 | 2323万人 | |
軍人 | 7.9万人 | |
空軍戦力 | 469 | 戦闘機:78機 |
戦車数 | 59 | |
海軍戦力 | 47 | 空母:2隻、潜水艦:6隻 |
天然資源 | 29万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 263億ドル | (約2兆6300億円) |
20位 ベトナム
ベトナム人民軍は、徴兵制を採用しており、18歳から27歳の男子に原則として2年の兵役義務があります。
主力部隊、地方部隊、民兵の三結合方式による全国民国防体制を敷いており、一時は正規軍だけで170万人の兵力を有していましたが、現在は48万4000人(陸軍41万2000人、海軍4万2000人、防空・空軍3万人)まで削減されました。また、予備役と民兵も合わせて300万人から400万人いるとされています。
現在、ベトナム人民軍の装備は全般的に旧式化しており、中国と領有権を争っている南シナ海の島々で制空権と制海権を確保するため、近年はロシアから1241型大型ミサイル艇やSu-30戦闘機などを購入しているほか、キロ級潜水艦6隻を購入する交渉も進めるなど、海軍と空軍に重点をおいて近代化を進めているほか、かつての敵国であるアメリカと合同軍事演習を行っています。また、日本の防衛大学校にも留学生を多数派遣しています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.4098 | |
総人口 | 9616万人 | |
軍人 | 548万人 | |
空軍戦力 | 283 | 戦闘機:76機 |
戦車数 | 1545 | |
海軍戦力 | 65 | 空母:0隻、潜水艦:6隻 |
天然資源 | 30万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 33.6億ドル | (約3360億円) |
19位 スペイン
スペイン軍は陸軍、海軍、空軍、グアルディア・シビル(準軍事組織)の4つの組織から構成されています。2001年末に徴兵制が廃止され、志願制に移行しました。
スペインは欧州連合 (EU)、北大西洋条約機構 (NATO) などの加盟国で、軍事費(防衛費)の対GDP比は日本と同程度の約1%内外にとどまっており、NATO諸国の中で比較しても低率な方ではありますが、イージス艦や軽空母・強襲揚陸艦、マルチロール機のユーロファイター タイフーン、レオパルト2EA6戦車など、他の主要先進国にも引けを取らない最新鋭の兵器を配備しています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.4079 | |
総人口 | 4895万人 | |
軍人 | 17.4万人 | |
空軍戦力 | 524 | 戦闘機:122機 |
戦車数 | 327 | |
海軍戦力 | 46 | 空母:1隻、潜水艦:3隻 |
天然資源 | 2667 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 116億ドル | (約1兆1600億円) |
18位 北朝鮮
北朝鮮は過去数十年にわたり国防のために朝鮮人民軍に莫大な資源をつぎ込んでおり、世界で5番目に大きい100万人を超える正規軍隊を有し、国内総生産 (GDP) に占めるその比率が非常に高いのが特徴です。
北朝鮮は核の脅威に加え、化学兵器禁止条約に加盟しておらず2500-5000トンの化学兵器を蓄積する化学兵器大国でもあります。
軍事費の大半を核・ミサイルに分配しており、通常兵器は旧式で燃料の確保さえ難しいとされていますが、世界最大規模の特殊部隊とアメリカ陸軍45万の2倍の90万の兵力の歩兵主体の地上軍を持ち、散開・分散が必要な核戦争に特化した軍構成になっています。
また、近年ではサイバー攻撃にも力を入れており、朝鮮人民軍偵察総局を主軸にサイバー司令部を設置し、朝鮮労働党や国防委員会傘下のハッキング専用組織に1700人あまりのサイバー攻撃要員を擁し、関連機関の4200人もサイバー攻撃に動員できるとされています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.3876 | |
総人口 | 2524万人 | |
軍人 | 644万人 | |
空軍戦力 | 944 | 戦闘機:458機 |
戦車数 | 5243 | |
海軍戦力 | 967 | 空母:0隻、潜水艦:86隻 |
天然資源 | 0 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 有 | |
軍事予算 | 75億ドル | (約7500億円) |
17位 パキスタン
パキスタン軍は、陸軍、海軍、空軍のほか、沿岸警備隊、さらに国境警備、治安維持用の準軍事組織を有しています。
兵士は全てが志願兵であるにもかかわらず、60万人以上とされる世界有数の規模の軍隊を組織しています。
さらにパキスタンは核拡散防止条約(NPT)に加盟しておらず、1998年の核実験以後は核兵器を保有しています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.3689 | |
総人口 | 2億492万人 | |
軍人 | 92万人 | |
空軍戦力 | 1281 | 戦闘機:320機 |
戦車数 | 2182 | |
海軍戦力 | 197 | 空母:0隻、潜水艦:5隻 |
天然資源 | 8.5万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 有 | |
軍事予算 | 70億ドル | (約7000億円) |
16位 イスラエル
イスラエル国防軍は、文字通りの国民皆兵国家であり、満18歳で男子は3年、女子は2年の兵役義務があり、さらに優秀な学生は徴兵が延期されることもあります。
イスラエルは国土が縦深性に欠け、一部でも占領されれば国土や産業、国民にとって致命的なダメージを受けことから、戦時には戦域を敵の領土に限定し早急に決着をつけることを戦略計画としており、先制攻撃を仕掛け、敵の攻撃力を早期に無力化することを主眼においています。
主力戦車メルカバや戦闘機クフィルなど特別のニーズに応じた兵器を国内で開発・生産しており、輸出や海外との軍事技術交流にも積極的です。
また、イスラエルは核保有について肯定も否定もしていませんが、状況証拠から、国際社会においては核保有はほぼ確実視されており、アメリカも核保有を事実上認めています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.3444 | |
総人口 | 830万人 | |
軍人 | 61.5万人 | |
空軍戦力 | 596 | 戦闘機:252機 |
戦車数 | 2760 | |
海軍戦力 | 65 | 空母:0隻、潜水艦:6隻 |
天然資源 | 390 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | ? | |
軍事予算 | 200億ドル | (約2兆円) |
15位 インドネシア
インドネシア国軍は志願兵制度ながら、約40万人以上の正規軍(陸海空軍)のほか、40万人以上の予備役を有しています。
インドネシアは、世界最多数の島々に世界第4位の人口が散在して生活しており、国境線の防衛は非常に困難です。国家防衛にあたって海軍が極めて重要な役割を担っており、ドイツ、オランダなどから艦艇を取得し戦力を強化しています。
更に空軍も少数ながらSu-30やF-16など先進的な戦闘機を有しています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.3266 | |
総人口 | 2億6058万人 | |
軍人 | 97.5万人 | |
空軍戦力 | 478 | 戦闘機:41機 |
戦車数 | 418 | |
海軍戦力 | 221 | 空母:0隻、潜水艦:3隻 |
天然資源 | 83万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 69億ドル | (約6900億円) |
14位 ブラジル
ブラジル軍は南アメリカで最大規模の軍事力を保持しています。
12ヶ月の徴兵制を敷いており、陸軍・海軍・空軍の三軍と軍警察が存在します。
各種軍用機や軍用車両の国産化が進んでおり、特にブラジルの航空機産業の基盤を生かした一部の軍用機は自国や南アメリカの周辺国のみならず、ヨーロッパや中東諸国、オセアニアにも輸出されています。
また、ブラジル海軍は、長らく南アメリカで唯一の空母を保有する海軍でしたが、財政事情などから唯一の空母サン・パウロの近代化改修を諦め、2017年2月に同艦を退役させています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.3198 | |
総人口 | 2億735万人 | |
軍人 | 198万人 | |
空軍戦力 | 723 | 戦闘機:46機 |
戦車数 | 469 | |
海軍戦力 | 110 | 空母:0隻、潜水艦:5隻 |
天然資源 | 251万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 293億ドル | (約2兆9300億円) |
13位 イラン
イランは国軍として、陸海空軍などから構成されるイラン・イスラム共和国軍と、2つの準軍事組織を有しています。
イラン・イスラム共和国軍は旧イラン帝国軍を継承しており、軍制はアメリカ・イギリスの影響を強く受けています。
兵器は、イラン革命以前に西欧諸国から、革命後にソ連、中国から購入したもの、そして湾岸戦争時にイラクから逃げてきたものと、様々な兵器が混在しているが、いずれも旧式で部品不足や整備不良により全体的に稼働率は低いと考えられています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.3131 | |
総人口 | 8202万人 | |
軍人 | 93万人 | |
空軍戦力 | 505 | 戦闘機:150機 |
戦車数 | 1650 | |
海軍戦力 | 398 | 空母:0隻、潜水艦:33隻 |
天然資源 | 251万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 63億ドル | (約6300億円) |
12位 エジプト
エジプトはアフリカ大陸で最大規模の軍事大国であり、イスラエルと軍事的に対抗できる数少ないアラブ国家です。
陸海空の3軍と防空軍の約50万人からなる正規軍、40万人規模の予備役のほか、中央治安部隊・国境警備隊・共和国防衛隊などの準軍事組織が存在します。
軍の装備はアメリカ、フランス、イタリア、イギリス、旧ソ連、中国等のもので構成されており、戦車に関してはM1エイブラムス 1005両、IS-3 300両、M60パットン 1435両、T-62 550両、T-54/T-55 500両、ラムセス2世 260両など、戦闘機もF-16ファイティング・ファルコン 240機(保有数世界第4位)やミラージュ2000 40機、E-2Cホークアイ 8機など近代的な航空戦力を保有しています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.2751 | |
総人口 | 9704万人 | |
軍人 | 133万人 | |
空軍戦力 | 1132 | 戦闘機:309機 |
戦車数 | 4946 | |
海軍戦力 | 319 | 空母:2隻、潜水艦:6隻 |
天然資源 | 49万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 無 | |
軍事予算 | 44億ドル | (約4400億円) |
11位 イタリア
イタリア軍は陸海空の3軍と、カラビニエリ(警察軍)で組織されています。2004年に徴兵制が廃止され、2005年から志願制に移行しました。
冷戦期に対ソ連を目標に大きな海軍戦力を擁していたことから、現在でも海軍重視の傾向があり、軽空母ジュゼッペ・ガリバルディ級に次いでカヴール級空母が戦列に加わるなど、より一層の強化が進められています。また、空軍もF-16・タイフーンなど一線級の空軍機が配備されています。
更に、フィアットやアエルマッキなどの軍事企業による戦闘機や戦闘車両の国産化も進んでおり、中近東やアジア諸国への輸出もしています。
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
軍事力指数 | 0.2565 | |
総人口 | 6213万人 | |
軍人 | 26.7万人 | |
空軍戦力 | 828 | 戦闘機:90機 |
戦車数 | 200 | |
海軍戦力 | 143 | 空母:2隻、潜水艦:2隻 |
天然資源 | 7万 BBL/日 | (石油生産量) |
核兵器 | 有(NATO核共有国) | |
軍事予算 | 337億ドル | (約3兆3700億円) |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2017年のランキングから上位5ヵ国に変動はありませんでしたが、韓国、北朝鮮が大きく順位を伸ばしており、アメリカ軍に迫ろうとしている強大な中国軍を含め、現在の日本は、一昔前とは比較にならないほど大きな脅威にさらされています。
少子高齢化や予算削減など問題も多いかもしれませんが自衛隊にも頑張ってほしいですね。