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【本物】世界のオーパーツ・謎の遺物一覧30個!

古代の勾玉

勾玉は日本の三種の神器にも名を連ねる、古代日本の装身具です。様々な材料から作られますが、多くは翡翠(ヒスイ)、水晶や琥珀と言った鉱石を削って作られます。

単に装身具として用いられるほか、魔除けとして身につけていたと言う説もありますが詳しいところは未だに解明されていません。

私たちが想像する、曲がりくねった形の勾玉が成立したのは弥生時代中期のことだと言われています。

この勾玉の中でオーパーツと呼ばれるのは、翡翠でできたものです。翡翠は硬度が高く、ガラスや鋼鉄に傷をつけるほどです。勾玉には穴が開いているのですが、電動ドリルもない当時の加工技術で、硬度の高い翡翠にどうやって小さな穴を開けたのかは謎に包まれています。

 

黄金ジェット

黄金ジェットは、コロンビアのシヌー地方の古代遺跡から発掘された直径約5センチほどの黄金細工です。

スペースシャトルのような形をしている黄金ジェットが製作された時代については、シヌー文化(紀元500年 - 800年)時代説と、更に古いプレ・インカ文明説が考えられていますが、当時の文明で航空技術がすでに存在していたとは言えないため、オーパーツとして謎に包まれています。

発見された当初は、鳥や昆虫を模した装飾品ともされていましたが、動物学者のアイヴァン・サンダーソン博士が、飛行機をモデルにしたものではないか、との仮説をたて、複数の専門家の鑑定をした結果、航空力学の理にかなって作られていることが証明され、1969年の『Argosy』誌の記事を通して世の中に黄金ジェットの存在が広がりました。

1996年には、黄金ジェットを忠実に再現した模型による飛行実験が成功し、改めて航空力学の視点からも黄金ジェットが飛行機を型どった黄金細工であることを証明しましたが、黄金細工には大量の類似品が発見され、その多くが生物的なデザインであったことから、黄金ジェットも実は、鳥や昆虫を基にして作られたものではないかという声も再度上がっています。

しかし、1996年の実験は、翼や胴体の大きさを若干変更しており、忠実に再現されていなかったことが後ほど判明しました。

とはいえ、黄金ジェットの真偽については未だ謎のままです。

 

黄金ブルドーザー

黄金ブルドーザーは、中央アメリカ、パナマ南部のコクレ文化の遺跡で発見された長さ20cm程で大きなエメラルドが埋め込まれた黄金細工です。

コクレ文化は6~11世紀にかけて繁栄した文明で、1951年と1964年のペンシルバニア大学博物館による大規模調査によって多くの陶器や工芸品などに混じって発見されました。

発見当初はワニやジャガーなどの動物を模した物と考えられていましたが、尾の先端から突き出た謎のアームや歯車のような造形があることから"古代のブルドーザー"のような機械の模型ではないかと見られています。

「黄金ジェット」の研究で知られるアイヴァン・T・サンダースン博士によると、尾の先端は歯車連動式の巻き上げ機、掘削用のアーム、先端についた三角形の小片は泥除け、頭部は歯状のバケット、胴体の周囲の装飾はキャタピラ、足の関節部分は重量のあるものを支える際の緩衝装置だと考えられるとの事です。

もしかすると、コクレ文化やマヤ文明の人々はこのような古代の重機を使って密林を伐採して巨石を運び、ピラミッドや神殿を建設したのかもしれませんね。

 

ヴィマナ

ヴィマナはヒンドゥー教やサンスクリットの叙事詩に登場する空飛ぶ宮殿(戦車)です。

12本の柱、1つの車輪、3つの機関と、300の回転軸と、60の装置を持っており、火と水を使ったカラクリで宇宙まで飛ぶことが出来るとされています。

このヴィマナの本体は発見されておらず、伝説上の乗り物とされていましたが、ヴィマナの設計図(ヴィマニカ・シャストラ)が残されておりオーパーツの一つと考えられるようになりました。

ヴィマニカ・シャストラは、1万年以上前に生きていたというマハリシ・バラドヴァージャの口述を書きとった文献であり、ヴィマナの造り方が記述されています。

 

バグダッド電池

バグダッド電池は、1932年にイラク・バグダッドの近郊で発掘され土器の壺です。

壺の大きさは高さ約10cm、直径約3cmで、素焼きの土器の中にアスファルトで固定された銅の筒が入っており、その中に鉄製の棒が差し込まれていて、底には何らかの液体が入っていた痕跡が残っていました。

発掘時は用途不明の出土物でしたが、電池メーカーのボッシュによる復元実験で電解液として酢やワインを用いた結果、電圧0.9 - 2ボルト程度で発電に成功し、1978年に西ドイツのヒルテスハイム博物館で開催された「シュメール・アッシュール・バビロン展」で、「パルティア時代の電池と推定される器具」として展示されたことで世界中に広く知れ渡りました。

使用目的としては、飾品に金や銀のめっきを施すため(実際その近辺からメッキされたとしか言いようがない装飾品が出土している)の道具とする説や、感電による宗教体験を演出する装置説、電気療法のための装置説など諸説ありますが、真の目的は分かっておりません。

 

パレストリーナのナイルモザイク画

パレストリーナは、紀元前7~8世紀頃に繁栄した古代イタリアの都市です。

古代都市パレストリーナにあったフォルトゥナ神殿に存在したのが「パレストリーナのナイルモザイク画」と呼ばれる壁画です。

この壁画には氾濫したナイル川や、その周辺に住む生物の様子を描いたものとされていますが、その中には恐竜やサーベルタイガー等すでに絶滅しており、この時代には存在するはずがない生物が描かれています。

最も気になるであろう恐竜のような生物はイグアノドンではないかと言われていますが、イグアノドンは約6500万年前に絶滅していると言われていますが、何故パレストリーナの人々がイグアノドンを描くことが出来たのかは謎です。

 

コスタリカの石球

コスタリカの石球は1930年代にコスタリカの密林で発見されました。現在では200あまり発見されており、この石球を含む遺跡群は世界遺産に登録されています。

正確な年代は不明ですが、西暦300年から800年ごろに栄えたディキス石器文化の時代に作られたと考えられます。

この石球がオーパーツと呼ばれるのは、この球が歪みのない、ほとんど真球と言ってもいいものであるためです。現代でもコンピュータを使わなければ真球を作ることはできません。それを今から1000年以上前の技術で作ったのは驚くべきことです。またこの石球の重量は最大で25トンにも及び、どうやって遺跡まで運んだのかも不明です。

石球は規則性を持って配列されているとも言われていますが、持ち出されてたり破壊された例もあるため、正確な配列は現在では分からなくなってしまいました。

 

古代の鉄製ハンマー

1936年にアメリカのテキサスで約5億年前の地層から発見されたハンマーの化石です。

5億年前の地球は、大地のほとんどがまだ海だったころで、哺乳類はおろか恐竜さえも誕生しておらず、主に三葉虫や海の生物たちが生態系のトップにいるような時代です。

そんな、人類がまだ誕生さえしていない5億年も前にハンマーが存在していること自体が不可解です。

更にこのハンマーを科学的に分析をしたところ、「鉄96.6%、硫黄0.74%、塩素2.6%」などが主成分であるという測定結果がでました。

しかし、この塩素を含んだ合金というのは、発見された当時はもちろん、現代の科学でも作ることができないため、現在のテクノロジーを超越した超高度技術の産物であると言われています。

 

バールベックの巨石

バールベックの巨石は、世界遺産バールベック遺跡(レバノン)にあるジュピター神殿の土台として使われている巨石のことです。

この巨石は「トリトン」とも呼ばれており長さ約18メートル、高さと幅は約4メートル、重さ650トン~970トンで、建築物に使われた世界最大の切石です。

更に、建築物に使われていない切石として世界最大なのが同じバールベックにある、通称「南方の石」です。

南方の石はジュピター神殿から南西に約1キロ離れた場所に位置し、長さ約21.5メートル、高さ4.2メートル、幅4.8メートル、重さはなんと2000トンと見積もられています。

これらの巨石は人力で動かすためには「トリトン」で15000人が、「南方の石」で32000人が必要と見積もられており、ロープの強度などの問題から現実的には運搬は不可能とされ、約2000年前の人々がどのようにして運搬したのかは謎とされています。

しかも、現代の世界最大のクレーン(NASA)でも吊り上げ可能な重さは700トンであることから、現代の最新技術を用いても巨石の運搬は不可能ということです。

 

射殺されたネアンデルタール人

1921年にザンビア(当時のローデシア)のブロークンヒル付近で、ネアンデルタール人の頭蓋骨が発見されました。

発見されたネアンデルタール人は深さ18メートルの約10万年前の地層に埋まっていました。

発見された頭蓋骨は右側部分が大きく欠けており、丁寧に付着したものをとって調査してみると、左側の部分に何かが貫通したような小さな穴が発見されました。

穴は滑らかな円形で、非常に不自然な穴だったことから、この頭蓋骨をドイツ・ベルリンの法医学者に調査を依頼しました。

すると「高速で発射された弾丸の痕跡である可能性が高い。」との調査結果が出たため“射殺されたネアンデルタール人”として大きな話題になりました。

この時代に銃があったとは考えられず、脳手術の跡ではないかという意見もありますが脳手術もこの時代にはあるはずもない事から真相は謎とされています。

この頭蓋骨はロンドンの博物館に展示されています。

 

ネブラ・ディスク

ネブラ・ディスクは、ドイツ・ザーレラント地方の街「ネブラ」の近くのミッテルベルク先史時代保護区で1999年に発見された、青銅とその上に大小幾つかの金が張られた円盤です。

この円盤は、直径約32cm、重さおよそ2050gの青銅製で、約3600年前に作られた人類最古の天文盤です。

金の装飾で、太陽(または満月)と月、32個の星などが模られ、太陽暦と太陰暦を組み合わせた天文時計であると考えられています。

 

ヴォイニッチ手稿

ヴォイニッチ手稿は1912年にイタリアの寺院で発見された、240ページに及ぶ謎の写本です。未解読の文字で書かれた文章や植物などの絵が主な内容となっています。

文章はでたらめな文字列ではなく、確かな意味を持っているらしいというのは明らかになっていますがその内容は分かっていません。

描かれている植物も一見して精緻なスケッチのようですが、詳細に調べても手稿に描かれている植物は存在しておらず、なぜ架空の植物を書いたのかは謎に包まれています。

ヴォイニッチ手稿の解読には様々な人が挑戦し、その内容も様々に解釈されましたが、未だに明らかにされていません。解読そのものに意味のないものであるという説もあります。

近年、カナダのアルバータ大学のコンピューター科学者、グレッグ・コンドラック博士が、最初のステップは言語を特定することだと考え、AIを使った手法で解読に挑み、なんと最大97%の精度で言語を特定できるようになった発表しました。

しかし、これまでにも少なくとも8人が解読に成功したと主張してきましたが、決定的な根拠が得られなかったり、のちに誤りであったことが明らかになったりと、まだまだ完全解明には至っていません。

 

ミッキーマウスの壁画

ミッキーマウスは、ウォルト・ディズニーが作った世界的に有名なキャラクターですが、実はこのミッキーマウスが700年前からオーストリアのマルタ村に存在していたと言われているのです。

マルタ村ケルンテンの教会の壁画にはミッキーマウスにそっくりな造形物が描かれており、発見されてから日々観光客から人気を集めています。

この壁画が有名になってから、後からミッキーマウスに似せて書き足したものではないか?というねつ造疑惑が浮上しましたが、再度鑑定の結果は本物。

近世の捏造やいたずら等ではなく、間違いなく14世紀に作成された当初の壁画の一部であるという事が判明しています。

また、ミッキーマウスはハツカネズミをモチーフにして作られたと言われておりますが、この絵を鑑定した研究者によれば、この壁画はイタチを描いたものではないかと考えられるそうです。

ミッキーマウスの登場を予知して未来を予測したのか、ただ偶然のものなのか、何かの生き物を擬人的に表現しただけなのか、憶測は飛び交い続け、今後の解明にも注目を集めています。

 

日本のピラミッド・葦獄山

葦嶽山(あしたけやま)は、広島県庄原市にある標高815mの山です。

1934年、酒井勝軍が「葦嶽山は2万3千年前の世界最古のピラミッドである」と唱え、"日本ピラミッド"や"日本のオーパーツ"と言われるようになりました。

昔から神武天皇陵と言い伝えられ、東西南北どの方向から見てもきれいな三角形に見える山の形と、山頂付近にある人工的に積み上げられたと思われる巨大な岩石郡の存在は未だ謎とされています。

この巨岩は古代人たちが儀式に使っていたとも言われていますが、古代の人々はこの山を神聖視し、神のようにあがめていたのではないかと考えられています。

 

南アフリカの金属球

南アフリカの西トランスヴァール州の鉱山で見つかった用途不明の金属球です。

この球体は約28億年前に形成された葉ろう石の中から見つかりました。

直径が0.5cmから10cm程の金属球が複数発見されており、内部が空洞のものと繊維状のガラスのような物質が詰まったものの2種類が確認されています。

この金属球が展示されているクラークスドルプ市博物館の館長によれば、ガラスケースの中にある金属球が、年に1、2回時計回りに自転していると話しています。

しかし、現在では、この球体が自然物であることが判明しており、主に火山灰などの火山からの噴出物が長い期間を経て沈殿、凝縮することで形成されるそうです。

世界各地でも同様の物体は発見されており、完成までにはおよそ30億年を要すると言われています。

 

パレンケ王の石棺の浮き彫り

マヤ文明の古代都市遺跡パレンケにある「碑銘の神殿」の地下から、考古学者のアルバート・ルース・ルイリエルによって奇妙な石棺が発見されました。

縦3メートル、横2.1メートル、高さ1.1メートル、重さは5トンにもなる1枚の岩をくりぬいたもので、この石棺の中央には浮き彫りで、まるでロケットに乗った宇宙飛行士のような人物が彫られており、マヤ文明が宇宙人によって作られた文明であると述べるUFO研究家の間で広く知られるようになりました。

しかし今日ではこの図柄は、人物は横たわっており、その上にトウモロコシを様式化した十字架が描かれているとする解釈が一般的だそうです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

オーパーツの中には後世の研究によりその正体が明らかにされたものもありますし、中には残念ながらねつ造されたものも存在しています。

しかしそれでもオーパーツの持つ確かな魅力は色褪せません。

また未だに明らかにされていない数多くの謎が存在するのも事実です。

それが宇宙からの叡知なのか、それとも先人たちからの隠されたメッセージなのか・・・

もしかしたら、私たちの知らない何かがオーパーツには秘められているのかもしれませんね。



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