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本物!? 3人の預言者と実際に的中した予言10選

ノストラダムスの大予言をご存じですか?

日本では70年代から取り沙汰され、国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』にも登場するほど人類の滅亡の予言として流行し、前世紀末を騒がせました。

ご存じの通り、自称ノストラダムス研究家達の努力も虚しく、西暦1999年に何も起こらずに二十年近くが経過しています。この種の予言はノストラダムス以外にも多くの人々が発信しているのですが、ことごとく外れているのです。

しかし、記録に残る予言の中には見事に的中した事例もあります。今回は実際に的中した予言をご紹介します。

 

ジョン・タイター

引用:http://teknoforza.net/

ジョン・タイターは2036年の未来から2000年11月の世界にやってきたタイムトラベラーです。

当時のインターネット上におけるチャットでアメリカ人のコミュニティに参加しており、これから起きるであろうことを書き残しています。

彼はタイムトラベルの技術的限界として並行世界の未来から来たと説明しています。これは一見、何も違いはないが、確実に違う世界にタイムスリップするという意味で、それを踏まえた上で未来を予言しました。

 

イラク戦争の勃発と顛末(的中率100%)

ジョン・タイターはネット上のコミュニティで近いうちにアメリカが関わる戦争について次のように言及しています。

「2003年にイラクが核兵器を隠し持っているという理由で戦争が起きる。だが、イラクは核兵器の保有はしていなかった」

2000年当時のアメリカはクリントン政権からブッシュ政権への引き継ぎが行われている時期であり、まだWTCのツインタワーもマンハッタン島に鎮座している世界状況でした。つまり、誰も第二の湾岸戦争を考えもしなかったのです。

イラクが大量破壊兵器を保有していると、当時のCIAが裏をとっていますが(後に誤りであったことが認められています)、一市民が知り得るものでは決してありませんでしたし、イラクとの戦争の予兆すらありませんでした。

 

狂牛病の流行と発症時期(的中率100%)

今世紀初頭、日本でも牛丼チェーン店でアメリカ産牛肉を使用した商品の販売停止で話題になった狂牛病ですが、発見は1986年の英国であり、比較的歴史が浅く、2000年当時は現在ほど有名な病気ではありませんでした。

ジョンタイターは「2003年以降、アメリカで狂牛病の感染が拡大する」と予言しました。

事実、2003年12月にアメリカで初めてBSEに感染した牛が発見され、世界中への輸出がストップし、世界経済に大きな影響を与えるに至ったのは周知の事実です。

 

中国の有人宇宙進出(的中率100%)

2000年当時、宇宙開発において中国は現在のように宇宙ステーション建設計画を持つようなポジションにはありませんでしたが、冷戦時代からロケットの開発を進めており、それなりのナレッジを蓄積していました。

ジョン・タイターは「2001年以降、中国は有人宇宙船を周回軌道に乗せるようになる」と予言しました。

それから僅か三年後の2003年10月15日に中国初となる有人宇宙船である神舟5号が打ち上げられ、軌道に投入されています。

宇宙開発は極めて長期的な計画の元に行われ、三年という期間は重工業分野においては『直後』と表現しても差し支えがないほどの短い期間です。

 

ペルー沿岸地震の予言(的中率80%)

彼はペルーで発生した地震についても下記のように言及しています。

「間もなくペルーで地震が起こる。時期を予言することもできるが、死ぬべき人が助かり、助かるべき人が亡くなるのでできない」

その四か月後、2001年6月23日にマグニチュード8.4の地震がペルー沿岸で発生し、多くの犠牲者を出す大惨事となりました。

ペルー沿岸は元々地震が多発する地域ですが、大きな地震が予言から短いインターバルで現実のもとのとなったことで、ジョン・タイターの予言は的中したという声が広がりました。

 

ジョン・タイターが過去に来た理由と古いコンピュータの秘密

彼が過去にやってきた目的は2038年問題を解決する為にIBM 5100という古いポータブルコンピューターを入手することだと語っていましたが、2000年から2001年には一時的に立ち寄っただけであるとされています。

彼の世界では既にIBM 5100は存在しておらず、2038年問題を解決する為にIBM 5100が存在する時代から持ち帰ろうとしたのです。

このIBM 5100は1975年にIBM社が市場に投入した端末であり、古いコンピュータ言語とUNIX系の新しいコンピュータ言語を翻訳する機能があると彼は述べました。

驚くべきことに、実際にIBM 5100にはジョン・タイターが述べた機能が本当に搭載されており、しかも、それはマニュアルにも記載されていない、公表されていない機能だったのです。更に、それ以降の端末にそのような機能は一切搭載されていません。

 

その後

多くの予言を残したジョン・タイターは2001年3月に「全ての使命を果たした」と述べ、それ以降現れなくなりました。

なお、ジョン・タイターは他にも多くの予言を残していきましたが、的中率が高いのは2000年から向こう三年のものが多く、時代が下るにつれて外れたり時期が違ったりする予言が多くなります。

これも彼の未来とは違う時間軸を私達が歩み始めたということなのでしょうか……。

 

2062年から来た未来人

引用:http://minkara.carview.co.jp/

日本にもジョン・タイターと同じように未来からのタイムトラベラーがネットに出現しています。

彼は2062年からやってきた未来人であると語り、巨大掲示板群2ちゃんねるに現れました。

彼は2010年11月から12月、2011年7月、2012年12月に分けて2ちゃんねるにてネットユーザーの質疑に答えています。

2010年の最初の接触の時点で2011年3月に発生した東日本大震災に対する警告を与えたことで有名です。

 

東日本大震災の発生と警告(的中率100%)

2062年の未来人は2010年11月14日に以下のように警告しています。

Q.あなたの時代までにあった歴史に残るような大きな自然災害(2011~2062年)をいくつか教えてください。

A.自然災害に関しては、言う事が許されない。人口動態変化に繋がる事は言えないのだ。
ただし、忠告しておく。yあ 間 N意 埜 b於 レ

「yあ 間 N意 埜 b於 レ」とは、分解すると「ya ma ni no bo re」と読むことができ、転じて「山に登れ」となります。

四か月後、東日本大震災が発生し、未曽有の津波が東北地方の広い範囲を襲いましたが、高台に避難した人々の多くは生き延びることができたとされています。

彼もジョン・タイターと同じ理由で明確なことは述べませんでしたが、山に登れという具体的な忠告から津波被害について言及していたと考えられ、四か月という期間の短さもあり、彼の予言の代表例とされています。

 

民主党政権の行方と失脚(的中率100%)

2010年の時点で、2062年の未来人は民主党に対して次のように述べています。

890 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/11/14(日) 20:32:49 ID:L12r5lqQ0
868 869 へ

首相は今の民主党議員が入れ替わりで就任する。
それが終わると自民党に移る。

当時の総理大臣は菅直人氏でした。

「管元総理の次の総理大臣は?」という質問に対しては「がっかりする奴だ」とだけ述べています。

 

南海トラフ地震の警告と暗号

2062年の未来人はいくつかの暗号を残しています。下記の画像は特に有名なもので、既に解読がなされています。暗号文は下の画像の1になります。

引用:http://geinou.aventa-rises.com/

4番目の画像が一番わかりやすいのですが、大観峰(熊本県阿蘇山の景勝地)と書かれた碑文が鏡映しになっています。つまり、全文通して文末から文頭に向かって読むことを示唆しているのです。

【1行目】次に、「106 61 101」という数字を区切り数の指定であると仮定し、逆さまにしてスペースを無視し、最も自然に区切れるよう再構成すると「10 11 6 6 10」という数字が浮かび上がります。

【2行目】その区切り通りにアルファベットの列を逆さまにします。

【3行目】I ZANは逆さまに読んでスペースを無視するとNAZIとなります。ナチス・ドイツで使われていたエニグマ暗号機を指していると仮定し、エニグマシミュレーターにかけます。すると、以下のように解読されました。

DRYQDDPCQ→NIMARUNINI→2022
DVZQUGBYOAC→NANAZEROYON→704
DVZIMN→NANKAI→南海
CIBXSX→TROUGH→トラフ
DRUHKGMHSQ→NIGETEKURE→逃げてくれ

これは南海トラフ地震の発生日時であると波紋を呼びましたが、実は暗号読解力のテストだったらしく、実際に2022年7月4日に地震は発生しないことが証言されています。

そして、上記の暗号を解読できたら本当の警告を更に難解な暗号で残すというものでした。

彼が残した暗号の全文を下記に記しておきます。多くの人々が暗号解読に挑戦していますが、未だ明確な答えは出ていません。暗号解読に興味がある方は挑戦してみては如何でしょうか。

5|2|9|1
GER
-8
MDGE
13+4+7+5=25

40212△18,841019,598214,
6141512,20611△13,47632,
586513,487911-12,179215,
54643,162612,48865,204153,
3834,258813,60615△8,166115-16,
4893,556157,28856,43126,
791320,303183,

 

ファティマの聖母

ttps://www.heraldospy.org/

1916年、ポルトガルの南西部に位置する小さな村ファティマに住む三兄弟の前に天使が現れ、三兄弟に聖母マリアへの謁見の為の手ほどきを施しました。

翌1917年、三兄弟は聖母マリアに会い、毎月13日に数々の警告を受けました。三兄弟は近い未来に起こることを質問し、聖母マリアは以下のように予言しています。

 

三兄弟の寿命 (的中率100%)

聖母マリアの神託を授かった三兄弟は、ルシア(10)と従兄妹のフランシスコ(8)、シジャンタ(7)の三人でした。

1917年6月13日、ルシアは聖母に天国へ連れて行ってもらえるか質問し、聖母は以下のように回答しています。

「フランシスコとシジャンタは間もなく天国へ連れていくことになるでしょう。しかし、ルシアは長い間、地上に留まらなくてはなりません。イエス様は全世界に対して汚れなき御心への信仰を確立することをお考えなのです」

聖母の予言通り、フランシスコは1919年4月4日に、シジャンタは1920年2月20日に亡くなりました。

一方、ルシアは2005年2月13日に97歳で亡くなるのですが、存命中は聖母のメッセージを受け取った人物として、聖母の汚れなき御心を世界に発信するという使命を果たすことになったのです。

 

第一次世界大戦の終結 (的中率100%)

1917年7月13日、年長のルシアは聖母マリアに「戦争(第一次世界大戦)はいつ終わるのですか?」と問いかけ、聖母マリアは「戦争は間もなく終わりを迎える」と告げました。

しかし、この時点で第一次世界大戦は勃発からほぼ三年が経過しており、未だ戦火がヨーロッパに広がっている状況だったのです。

ところが聖母の予言通り、第一次世界大戦は1918年11月11日にドイツ帝国の降伏と休戦協定締結により終焉を迎えています。

 

第二次世界大戦の勃発 (的中率95%)

先述の第一次世界大戦の終結を予言した聖母マリアは重ねて次のように警告ました。

「もしも、人々が改めずに罪を重ねるようであれば、次のローマ教皇(ピウス11世)の時代に更に凄惨な戦争が始まります。(現在の戦争より)更に多くの人々が命を落とし、地獄に落ちてしまいます。その前触れとしてヨーロッパで不気味な光が見えるでしょう」

ご存じの通り、第一次世界大戦終結から僅か21年後に人類史上最大の戦争となる第二次世界大戦が勃発しました。

不気味な光というくだりは、1938年1月25日から26日の間、西欧全域に血のような暗赤色と緑がかった青色のオーロラが発生した点で的中しています。

極めて珍しい現象であり、英国、フランス、スペイン、ポルトガルなど、通常はオーロラが観測できない緯度の地域で発生しており、世界中の新聞社が大きく報じました。

ただし、ピウス11世は第二次世界大戦勃発となったドイツ軍によるポーランド侵攻(1939年9月1日)より七ヶ月も前の1939年2月10日に逝去しており、次のローマ教皇という表現はあてはまらなくなります。

 

ファティマ第三の予言の行方

ファティマの聖母の出現は七万人以上の目撃者がいることやローマ・カトリック教会が正式に奇跡として認めていることからオカルト界では大変有名な出来事になりました。

その伝説性に更なる深みを与えているのが聖母が残し、1960年に公表するよう人類に託した第三の予言です。

聖母の神託は大きく分けて三つに分類され、地獄の実在とルシア、フランシスコ、シジャンタの余命(第一)、第一次世界大戦の終結と第二次世界大戦勃発の予言(第二)、そして第三の予言とされています。

聖母マリアからの予言を預かったルシアは後に出家し、シスター・ルシアとしてその内容を書簡にまとめ、ローマ教皇庁に1960年に公表するように託しています。

しかし、歴代教皇はその内容に驚愕し、1960年を過ぎても公表することはありませんでした。ローマ・カトリック教会が聖母マリアの意向に反したのです。

この聖母マリアとの約束の反故は世界中のカトリック達の反感を買うことになり、1981年にはにアイルランド航空164便ハイジャック事件が発生し、犯人の要求は「ファティマ第三の秘密を公開せよ」というものでした。更に、犯人はカトリック修道士だったのです。

2000年になってやっと第三の予言が公表され、1981年のヨハネ・パウロ2世暗殺未遂事件であると規定されましたが、第一と第二に比べて内容が些末であることや、公表があまりに遅れたこと、1981年の教皇暗殺未遂事件と内容の類似性が極めて低いこと、聖母マリアの意向に反してまで公表を見送る内容ではないこと等から虚偽説が根強く残っています。

 

まとめ

ニュートン物理学の作用反作用の法則が物語っているように、世界は因果律に支配されており、一つの原因はあらゆる結果をもたらす可能性を秘めています。

だからこそ、未来を予言するということは、一見すると不可能に近いものであるように思えるものです。

しかし、実際に的中させた例を見ると未来予知の可能性に静かな現実味が帯びてきます。

その的中した予言はタイムトラベルや神秘の証左であるのかもしれませんね。



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