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世界最強&最大の空母ランキング

「人類最大の移動兵器」それが航空機を多数搭載し、海上における航空基地の役割を果たす軍艦である空母です!

空母の開発・運用は多額の資金を必要とするため、空母を保有することが出来るのは世界でも本当に限られた国々の軍隊のみであり、現在は下記10ヵ国のみです。

「アメリカ、イギリス、イタリア、インド、スペイン、ロシア、タイ、中国、ドイツ、フランス」

それゆえ空母は国の軍事力にとって最大の資産の1つであり、空母の保有は国の防衛システムに非常に大きな影響を与えることになります。

今回は現在現役バリバリの空母の中から世界最強&最大の空母をランキング形式でご紹介していきます!

10.ヴィクラマーディティヤ(インド)


インド海軍がロシア海軍の重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」を購入し、短距離離陸拘束着艦(STOBAR)方式として改装した航空母艦です。

2013年にインド海軍に引き渡され、大規模な改装工事の後、最終的に2014年6月に就役しました。

主機関を重油専焼式から軽油に対応したKVG-2M-GMに、レーダーをロシア海軍の大型対潜艦「ケルチ」で実績のあった旋回式のMR-700「ポドヴェレゾヴィク」に変更しています。

また、従来は重航空巡洋艦として、極めて強力な個艦兵装を備えていましたが、改装により大幅に軽装備化されました。

スペック
満載排水量:45,500t
全長:284m
全幅:60m
出力:180,000馬力
最大速力:30ノット
乗員:個艦要員1200名(内士官383名)、航空隊430名、司令部50名
兵装:バラク-8短SAMVLS、AK-630CIWSほか
搭載機:戦闘機 + ヘリコプター 34機

 

9.フアン・カルロス1世(スペイン)


スペイン海軍が2010年にはじめて開発した強襲揚陸艦(LHD)です。

多様化する任務に対処するため、揚陸艦任務や軽空母任務のほか、水陸両用作戦を排した戦力投射、また戦争以外の軍事作戦(人道援助など)まで考慮した多用途性を備えており、特に2013年の「プリンシペ・デ・アストゥリアス」退役後はスペインで唯一空母任務が可能な戦艦として多任務に運用されています。

また、揚陸作戦支援のため、トリアージ室1室、初療室1室、集中治療室1室、手術室2室という充実した医療設備が備えられており、X線撮影や血液生化学検査にも対応が可能です。

スペック
満載排水量:27,079t
全長:230.82m
全幅:32m
最大速力:21ノット
乗員:運用243名、司令部103名、航空隊172名、地上部隊902名
兵装:20mm単装機関銃x4、12.7mm機関銃x2、PDMSほか
搭載機:戦闘機 + ヘリコプター 最大30機

8.カヴール(イタリア)


イタリア海軍の運用する軽空母です。

主機関は、前級の「ジュゼッペ・ガリバルディ」と同様、LM2500ガスタービンエンジンをCOGAG方式で2基ずつ4基搭載しているが、艦型の大型化に伴って、より大出力のモデルが採用され、出力は46%増加の118,000馬力となっています。

飛行甲板は長さ220m×幅34mで、スキージャンプと4基のエレベーター(弾薬用x2と航空機用x2)が設置されています。

また、軽空母にカテゴリされていますが、揚陸艦としての機能も有しており、ハンガーは車両甲板としても転用可能で、航空機の代わりに24両のアリエテ主力戦車、50両の水陸両用装甲兵員輸送車などが搭載可能です。

装備については、前級のジュゼッペ・ガリバルディは、フリゲート並みとも称される重装備で知られていましたが、本艦は自衛用として他国の軽空母と同程度の軽装備となっています。

スペック
満載排水量:27,100t
全長:244m
全幅:34m
出力:118,000馬力
最大速力:28ノット
乗員:操艦451名、航空要員203名、司令部140名、海兵325名、予備91名
兵装:76mm単装速射砲x2、25mm機関砲x3、シルヴァーA43 VLSx4ほか
搭載機:戦闘機 + ヘリコプター 20機

 

7.クイーン・エリザベス級(イギリス)


非原子力空母ながらも基準排水量は4万トンを優に超えるイギリス海軍史上最大の軍艦であり、2017年から就役しています。

後継のインヴィンシブル級から大幅に大型化しているが、高度な自動化により操艦に必要な乗員はほぼ同数です。

機関には45型駆逐艦と同様の統合電気推進(IFEP)方式を採用し、2基のガスタービン発電機と4基のディーゼル発電機が、4基の推進電動機および艦内サービスに電力する世界最大のガスタービン推進艦でもあります。

航空機はF-35B艦上戦闘機とヘリコプターを合わせて40機の搭載を想定しており、前後のアイランドの直後に1基ずつ、計2基のエレベーターが設置されています。

スペック
満載排水量:65,000t
全長:284.0 m
全幅:38.8 m
出力:48,000馬力
最大速力:26ノット
乗員:操艦767名、航空要員610名、司令部95名
兵装:CIWSx3、30mm単装機銃x4、7.62mm多銃身機銃ほか
搭載機:戦闘機 + ヘリコプター 40機

6.遼寧(中国)


遼寧(りょうねい)は、中国がソ連で設計されたアドミラル・クズネツォフ級2番艦(ヴァリャーグ)の未完成艦体を購入し、航空母艦として完成させたものです。

1998年の購入から14年後、2012年9月25日に大連でセレモニーが行われ正式に就役し艦名は「遼寧」と発表されました。

「ヴァリャーグ」購入から10年以上経っていることもあり、元々「ヴァリャーグ」に搭載されていた機器の多くは撤去され、独自の機器が装備されています。

スペック
排水量(基準):53,000t、(満載): 67,500t
全長:305m
全幅:78m
出力:200,000馬力
最大速力:19~29ノット
乗員:1,960名
兵装:CIWSx3、HHQ-10SAM18連装発射機x2ほか
搭載機:戦闘機 + ヘリコプター 67機

5.アメリカ級(アメリカ)


アメリカ海軍の強襲揚陸艦で、ワスプ級の最終艦をもとに航空運用機能を増強して開発、2014年に就役しました。

主機関にCODLOG方式を採用し、ワスプ級の半分以下の燃料で同等の出力を出すことができます。

飛行甲板の構成はワスプ級が踏襲され、ヘリコプター発着スポットは9ヶ所、デッキサイド式のエレベーターを2基配備し、攻撃機(ハリアーⅡ、F-35B)、輸送機(MV-22B)、大型輸送ヘリコプター(CH-53E/K)等が搭載可能です。

スペック
満載排水量:45,570 t
全長:257.3 m
全幅:32.3 m
出力:70,000馬力
最大速力:22ノット
乗員:士官65名、曹士994名、海兵隊員1,687名~1,871名
兵装:CIWSx2、Mk.95 12.7mm連装機銃x7、シースパロー短SAMx2ほか
搭載機:戦闘機 + ヘリコプター 30機

4.アドミラル・クズネツォフ級(ロシア)


現在ロシア海軍で1990年から運用されている唯一の空母(重航空巡洋艦)です。

世界初のスキージャンプ甲板を持ちCTOL機を運用するSTOBAR式航空母艦であり、VTOL機(Yak-38)以外の航空機を運用できるソビエト海軍初の空母です。

P-700対艦巡航ミサイルを搭載しているものの、これを除けば重武装でこそあるものの対空・対潜兵器しか搭載していません。

スペック
基準排水量:53,000t、(満載:59,100t)
全長:305 m
全幅:船体幅:38 m / 発着甲板幅:幅72m
出力:200,000馬力
最大速力:29ノット
乗員:操艦1,980名、航空団626名、司令部40名
兵装:P-700 SSM用VLS、CIWSx14、RBU-12000対潜ロケット砲x2ほか
搭載機:戦闘機 + ヘリコプター 50機以上

いよいよベスト3の発表です。
気になる「世界最強&最大の空母ランキング」第3位~第1位は次のページです!

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