「装甲車」とは、文字通り装甲をつけた車両のことです。
実はこの言葉自体が表す意味はとても広く、警察車両や民間の現金輸送車にも装甲が施されていたり、耐火装甲を備えた消防車も装甲車の一種です。
ここでは、世界の様々な国で使われているバリエーション豊かな装輪装甲車たちをご紹介していきます。
装甲車とは
装甲車と聞いてイメージされるのはどちらかというと軍用の装甲戦闘車両かもしれませんが、ここでも装甲車という言葉の守備範囲は広く、装甲を施した車両ということなら戦車も装甲車の一種になります。
一般的には装甲車というと、戦車のような履帯(キャタピラ)をもつ装軌式車両ではなく、通常のタイヤを備えた装輪式の車両を指すことが多いのですが、これについても対戦車戦闘も行えるような大型のものから偵察用の小型の車両までバリエーションは多種多様です。
この記事では、そうした装輪装甲車と呼ばれるもののうち、比較的大型の車両について扱います。
装輪式車両は装軌式車両と比較して、低コストで戦車よりも燃費がよく、長距離を走行でき、道路を走っても路面を傷めないなどの利点があります。
対戦車戦闘から兵員輸用、偵察、工兵用車両など多目的に使われ、同じ車両でいくつものバリエーションの派生形が開発されるのも特徴です。
また、キャタピラ装備の戦車と比べて大型トラックのようなタイヤの装輪車は、一般人に与える威圧感が低いといわれており、PKOなどの海外派遣や治安維持任務などでも活躍しています。
このように、各国の軍にとって装輪装甲車は安く作れて広く使える非常に使い勝手のいい車両といえ、軍事予算の削減に悩む世界の軍隊では、戦車代わりとして装輪装甲車の採用が進んでいます。
また、装軌式車両と比べて製造するための技術的ハードルも低いため、兵器を自国生産したい国の多くでは、「戦車はムリでも装輪車なら」と開発や生産が盛んにおこなわれており、近年は世界各国の軍隊で装輪装甲車ブームと呼べるものが起こっています。
FV601 サラディン(イギリス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/FV601
FV601サラディンはイギリスのアルヴィス社が開発し、世界中で採用された6輪式装輪装甲車です。
サラディンの開発は第二次大戦終戦後まもなくの1946年からはじめられました。
大戦中のイギリス陸軍の装甲偵察車(スカウト・カー)をそのまま踏襲した車体デザインで、現代の目で見ると少し古風な外観となっています。
サラディンの名称は十字軍と戦ったイスラムの英雄サラーフッディーンから採られました。
サラディンは1959年からイギリス陸軍に配備がはじまりました。
当時のイギリスはまだ世界中に広大な植民地をもっており、サラディンは現地での治安維持用としての役割を担っていました。
サラディンは当時の軽戦車並みの76㎜砲を搭載し、ロールスロイス製のガソリンエンジンにより時速72㎞/h、路上航続力400㎞と攻撃力・機動力ともに優れており、装甲偵察車として非常に高い完成度でした。
そのため現在の装輪装甲車の草分け的存在となり、イギリス陸軍のみならず、オーストラリア、ポルトガル、インドネシア、チュニジアなど世界15か国以上で採用されています。
ルーイカット(南アフリカ)
http://blog.livedoor.jp/military0/
悪名高い人種差別政策であるアパルトヘイトが行われていた時代。
南アフリカ共和国は世界から孤立しており、さらには周辺国との仲も険悪と、まさに四面楚歌の状況にありました。しかし、このような状況では外国を頼りにすることもできず、必然的に各種兵器も自国生産を迫られることになりました。
そこで開発されたのが、8輪式装甲車ルーイカットです。
ルーイカットとは、南アフリカの言葉で「紅いネコ」を意味します。
ルーイカットの最大のセールスポイントはなんといってもその機動力。
大型のラジアル・タイヤを装備し、燃費にも優れ、長大なサバンナを俊敏なネコのように高速で駆け抜けます。
また、タイヤがパンクしても片側1輪喪失なら最高速度を維持でき、片側2輪喪失までなら走行可能となっているので、荒涼なアフリカの大地ですぐに補給が来なくても大丈夫。
さらに、多数のエスケープハッチや対NBC装備を標準搭載するなど、アンゴラ戦争などで実戦を経験した南アフリカ軍ならではの人命尊重の姿勢があらわれています。
もともとは国際的孤立によってやむにやまれず開発されたルーイカットですが、積極的に工業化を目指してきた南アフリカでは、いまや兵器は外貨を稼ぐための重要な輸出品と位置付けられています。
国家の危機を救うためのものから、国家をさらに飛躍させるためのものとして、ルーイカットも積極的な海外輸出と先進国メーカーへの仲間入りを目指しています。
ストライカー(アメリカ合衆国)
ストライカーはアメリカ陸軍が使用する8輪式装輪装甲車です。
スイス・モワク社製のピラーニャⅢをベースにアメリカのジェネラル・ダイナミックLS社が開発し、2002年よりアメリカ軍への配備がはじまりました。
戦車砲をベースに開発された低反動ライフル砲は距離2000mからT-72戦車を撃破できる上、車体には100枚以上のセラミック複合素材製装甲パネルが装着されており、これをとりつけた部分では155㎜砲弾の至近炸裂にも耐えることができるという、攻撃・防御ともに非常に優れた車両です。
さらには、近年重要性を増す対ゲリラ戦用に、対RPG用スラットアーマーを車体に取り付けることも可能です。
ストライカーは2007年からにはイラクにも派遣され、武装組織の拠点攻撃などで活躍しており、アメリカ軍ではその大きな攻撃力からくる威圧感が治安維持任務において高い効果を発揮したと評価されています。
アメリカ軍は緊急展開用の部隊としてストライカーとその派生車両をもとにしたストライカー旅団戦闘団を編成しています。
ストライカーには指揮車、火力支援車、偵察車、工兵車、医療後送車、対戦車ミサイル車などさまざまなバリエーションがあり、ストライカー旅団はそれらを組み合わせた主力戦闘部隊に加えて、兵站、工兵、砲兵などの支援部隊により構成されています。
ストライカー旅団戦闘団は高度な機動力・情報収集力をもつ緊急即応部隊で、96時間以内に世界各地に投入可能で、現地投入後は独立して72時間の作戦行動が可能とされています。
CM-32(雪豹)(台湾)
http://seesaawiki.jp/w/namacha2/d/CM32
CM-32(雪豹)は台湾が初の純国産として開発した8輪式の多目的装甲車です。
台湾ではもともと、アメリカから輸入した装甲車を使用していましたが、旧式化に伴いアイルランドのメーカーの協力をえて雪豹が開発されました。
名前の由来となった「雪豹(ウンピョウ)」とはネコ科雪豹属に分類される小型肉食哺乳類で、日本では「高砂猫」や「台湾虎」と呼ばれており、東南アジアに広く生息していますが、台湾では乱獲により絶滅してしまっています。
雪豹は全長7.0m、全幅7.2mでアメリカ軍のストライカーやロシアのBTR-90より大きいため搭載力が高く、兵員室と装甲板の間に空間を設けたり、装甲パネルが増設できたりと防御力にも優れていて、車体底部はV字型で地雷の爆発を逃す構造になっています。
車輪はすべてコンバット・タイヤとなっており、すべてのタイヤが被弾しても100㎞程度の走行が可能と、機動力においても隙がありません。
ほかにもリモコン機銃や自動消火装置、NBC防護装置、また台湾中南部が亜熱帯に属するため空調を標準装備していたりと、様々な装備が搭載されていて、初めての国産開発とは思えないほどです。
雪豹はバリエーションも豊富で歩兵戦闘車、戦車砲を搭載した機動砲型や迫撃砲を搭載したもの、指揮通信車や装甲救急車、装甲回収車など様々な派生形の製造が可能となっています。
ボクサー(ドイツ)
https://www.ptisidiastima.com/
ボクサーはドイツとオランダの8輪式多用途装輪装甲車です。
もともとドイツ陸軍ではフクスと呼ばれる装甲兵員輸送車が使用されており、これは海外にも多数輸出され、アメリカ陸軍でもM93フォックスとして採用されている優秀な兵器です。
しかし初配備されたのが東西ドイツ統一以前の1979年と古く、後継機の開発に迫られていました。
ボクサーは、同じ頃にドイツと同様に装甲車の後継機種を求めていたイギリス、フランスとともに3か国での共同開発をスタートさせたもので、途中でフランスとイギリスは計画を脱退し、あとから加わったオランダとドイツの2国が完成させました。
2020年までに多くのフクスが退役することになっており、ボクサーはその後継としてドイツ軍に配備される見込みです。
ボクサーはベース・シャーシの上に様々なミッション・モジュールを搭載することにより、様々な任務に対応できるようになっています。
モジュールの交換に要する時間は1時間ほどで、指揮通信車や装甲救急車、工兵車、自走迫撃砲などへと早変わりし、まさに変幻自在の装甲車といえます。
また、航空機で輸送できるようにも設計されており、迅速に目的地へと駆けつけることができます。
ドイツとオランダのほか、オーストラリア、リトアニアでも採用される予定で、最近では一度は撤退したイギリスが再び購入のための交渉をはじめたとのことで、ボクサーの優れた性能が評価された証といえるでしょう。
ピラーニャ(スイス)
http://hobbycom.jp/
ピラーニャはスイスのモワク社(現在はジェネラル・ダイナミクス・ヨーロッパ・コンバットシステム社の一部門となっています)が開発した8輪式装甲兵員輸送車です。
現在の軍用装輪式装甲車隆盛のはしりとなった車両で、歩兵戦闘車、指揮車、偵察車、自走迫撃砲、戦闘工兵車などさまざまなバリエーションがあります。
アメリカ、オーストラリア、カナダなど西側諸国をはじめ、多数の国で採用・ライセンス生産が行われており、発展途上国においても採用国を増やしています。
ピラーニャには初期型のピラーニャⅠ、1990年代前半に機動力と装甲防御を強化したピラーニャⅡ、1990年代後半に搭載力・機動力・防御力にさらに改良を加えたピラーニャⅢ、そして最新型のピラーニャⅣがあり、ピラーニャⅢはアメリカ軍で使用されているストライカーのベースになりました。
現在はピラーニャⅤが開発中で、イギリス軍の次期主力装輪装甲車として採用される予定です。
BTR-80 (ロシア)
第二次大戦中、戦車に歩兵を随伴させるために歩兵を戦車の上に同乗させるタンクデサントを編み出したソ連軍。
しかし、この方法では歩兵が敵の攻撃にさらされてしまいます。
そこで、戦後のソ連は装甲兵員輸送車を積極的に開発していきました。
BTR-60はソ連が開発した装甲兵員輸送車で25000両以上が生産され、第二次大戦後最も生産された装甲兵員輸送車として現在でも世界中で現役で使用されています。
ロシアはその後もBTRシリーズを次々と生み出し、BTR-80は1980年代後半より運用されているBTRシリーズです。
1979年のアフガニスタン侵攻の戦訓を取り入れ、エンジンをそれまでのガソリンエンジンから被弾しても発火しにくいディーゼルエンジンに変更、兵員室の天井を高くして居住性を向上させ、乗員乗降用のハッチも大型化し追加しています。
加えて、車体後部にはウォータージェットを装備し、10㎞/hで浮航が可能です。
しかし、ソ連崩壊後の混乱と厳しい財政状況のために、BTR-80はロシア本国で採用されるよりももっぱら海外への輸出用としてアピールされてきました。
ウクライナでは本車の発展改修型が、ルーマニアではライセンス生産型が生産されています。
近年ではBTRシリーズ最新型のBTR-90の配備も行われていますが、2013年からはBTR-80の改良型であるBTR-82Aが調達開始されており、現在でもロシア軍の主力兵員輸送車となっています。
AMV (フィンランド)
https://s.webry.info/
AMVはフィンランドのパトリア社が開発した多目的装輪装甲車で、2003年から量産が開始されました。
AMVはTNTや地雷に対する高い防御力を備え、乗員の乗り心地と機動力を高いレベルで両立させているほか、車体後部のスクリューによって10㎞/hでの水上航行も可能です。
最新バージョンのAMV-28Aではリモコンウェポンステーションと機関砲、対戦車ミサイルを装備した無人砲塔「MCT-30」が搭載されているようです。
装甲兵員輸送車、歩兵戦闘車、指揮通信車、装甲救急車など派生形も豊富にあります。
本車は、ロマソクという名称でライセンス生産を行っているポーランドをはじめとしてクロアチア、スロベニアなどの東欧諸国、北欧のスウェーデン、南アフリカやアラブ首長国連邦でも採用されています。
BTR-4 (ウクライナ)
http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/
BTR-4はウクライナで開発された装輪装甲車です。
ウクライナはもともと、ソビエト連邦の一角であり、ソ連時代には重工業化が図られていました。
1991年のソ連崩壊後もこの遺産を継承し、ソ連時代から多くの軍需工場を有していたウクライナでは、現在も軍需産業が盛んで、2014年のクリミア紛争もこうしたウクライナの重工業地帯を確保したいロシアの思惑があったともいわれています。
特に、北東部のハリコフではV・O・マールシィエウ記念工場(旧ハリコフ機関車工場)やモロゾフ設計局などが居を構え、第二次大戦前からT-34、T-52、T-80などのMBTを製造し続けています。
こうした背景から装甲車の独自開発にも積極的で、BTR-4はBTR-80をベースに改修車をいくつも手掛けてきたモロゾフ設計局が新規開発した装輪装甲車です。
BTR-80とは異なり、大型の観音開きのランプを車体後部に有しています。
浮航能力はあるものの、BTR-80や既存のウクライナ製装甲兵員輸送車に備えられていたウォータージェットはなくなり、代わりにスクリューがとりつけられています。
エンジンはドイツ製やウクライナ製など4種類から選択することができ、指揮車や回収車、通信車など派生形も豊富にあります。
ウクライナでは輸出にも力を入れており、BTR-4はインドネシアやカザフスタン、ナイジェリアで採用され、約240両が生産されています。
しかし、2012年にイラクから420両の大量発注があったものの、性能不足や納入遅れを理由にキャンセルされており、先進国メーカーと比べると品質やサポート体制の面でウクライナはまだまだ遅れをとっているようです。
チェンタウロ (イタリア)
チェンタウロはイタリアが1980年代に開発した8輪式装輪装甲車です。
チェンタウロの名称はギリシア神話の半身半獣のケンタウロスにちなんでいて、戦車と装甲車の相の子的な性格をもつ車両であることをあらわしています。
イタリアは南北に長い半島国家で、北部以外は海に面していて、長大な海岸線を有しているため、すべての海岸に装甲戦力を配備することは不可能に近いといえます。
そこで、イタリアでは他国と国境を接している北部の山岳地帯に主力である重武装のアリエテ戦車を配備し、南部には軽武装だが機動力の高い部隊を配置しています。
チェンタウロ装輪戦車は南部に敵の侵攻があった場合に、アウストラーダ(高速道路)を利用して迅速に展開し、北部から戦車部隊が到着するまでの時間稼ぎをすることを使命としています。
そのため、チェンタウロは防御力を犠牲にした重量の軽減により機動力を確保し舗装路での最高速度は108㎞/hに達し、また、105㎜砲による戦車並みの火力を備えています。
2000年代に入り、主砲を120㎜砲に換装し、防御力を強化した発展型のチェンタウロ2も制作されています。
チェンタウロはイタリア陸軍のほか、スペイン陸軍、オマーン陸軍でも採用されています。
AMX-10RC (フランス)
https://www.ar15.com/
AMX-10RCはフランスのAMX社が開発した偵察及び対戦車戦闘用の6輪式装輪装甲車です。
もともと、第二次大戦前前には優秀な戦車を開発していたフランスですが、ドイツに降伏し、占領下にあったため、戦車等兵器の開発は停滞していました。
戦後は再び各種兵器開発を積極的に進め、AMX-10RCも戦前に開発されたパナール装甲車の後継として開発が開始されたもので、1978年から生産・配備がはじまりました。
車体は6輪式と小柄ですが、105㎜砲搭載による強力な火力を有し、戦車駆逐車的な性格をもっています。
AMX-10RCの大きな特徴として、ステアリングのスペースがなかったためにスキッドステア方式が採用されています。
これは、ハンドルを切ると、曲がる側(内側)のタイヤが減速し、外側のタイヤが増速して、装軌式車両のように信地旋回により方向転換を行うというものです。
この方式は車体がコンパクトになる半面、タイヤの消耗が激しいという欠点があります。
AMX-10RCは高価な武装に複雑な構造などを備えていたため、価格が高騰し、一部の主力戦車よりも高額となってしまいました。
そのため、輸出はモロッコなど一部の国にとどまり、フランス本国でも予定調達数を削減する結果となってしまいました。
11式装輪装甲突撃車 (中国)
http://seesaawiki.jp/
11式装輪装甲突撃車は08式装輪歩兵戦闘車の派生形として開発された中国の8輪式装甲戦闘車両です。
中国では11式両棲突撃戦車とも呼ばれているようです。
2013年ごろから中国の新型装甲車としてインターネット上の写真等でその存在が知られるようになり、2015年9月3日の抗日勝利70周年記念パレードでその正体が明らかとなりました。
11式は水上航行性能を有しており、車体後部にはスクリューが備わっています。
また、主砲は105㎜砲と強力でほかにも対戦車ミサイルも搭載しており、また、データリンク機能や衛星位置測定システムなどを標準装備していて、近年の中国軍装甲戦闘車両の傾向であるネットワークを重視した設計となっています。
16式機動戦闘車 (日本)
最盛期には1200両を数えた陸上自衛隊の戦車も、現在では600両ほどにまでその数を減らしており、いずれ本州からはいなくなり、戦車が配備されるのは北海道と九州だけとなってしまう予定です。
そこで、減少する戦車戦力を補うために開発されたのが16(ひとろく)式機動戦闘車です。
「機動戦闘車」という名称で2007年から開発が開始され、2016年度から調達が開始されました。
生産は三菱重工業が担当していますが、主砲は日本製鋼所、射撃管制システムは三菱電機と日本電気(NEC)、照準用光学機器はニコン、トプコン、画像処理関係は富士フィルム、砲安定システムは多摩川精機が請け負い、戦車と同じ陣容で日本有数の企業を結集して開発が行われてきました。
16式機動戦闘車は105㎜砲を搭載し、敵装甲車両から陸自の普通科(歩兵)部隊を守る役目を担っていて、そのため、戦車等を運用する機甲科ではなく、普通科へと配備されることになっています。
装輪式であるため、戦車のように専用の運搬車を使う必要もなく、最高速度100㎞/hで走行可能であり、日本全国に張り巡らされた高速道路や高規格道路を自走することができ、また、現在航空自衛隊で実用試験中のC-2大型輸送機で空輸が可能となっています。
2016年から富士総合火力演習などで一般にも公開されるようになり、今後は新編されていく即応機動連隊などに配備されていく予定です。
まとめ
以上、世界の装甲車をご紹介しました。
ほんとうに、各国でバリエーション豊かな車両が開発されているのがわかっていただけたと思います。
日本の機動戦闘車もこれから本格的に配備されていきます。
テレビやニュースでその活躍を目にする機会も増えていくかもしれませんね。