皆さんは最強兵器と聞いてどんなものをイメージしますか?
もしかしたら最新の銃やミサイルかもしれませんし、ロボットをイメージする方もいるかもしれません。
中には、アニメ作品などに出てくる近未来的な兵器をイメージする方もいるかもしれませんし、反対に「アニメに登場する兵器なんて実際に作れるわけない!」という方もいるかもしれません。
しかし、今回ご紹介する最新兵器の中には、アニメに登場する空想上のものでしかないと思われた近未来兵器が実物として多数登場します!
ハッキリ言って最新兵器、凄すぎます。。。
それでは早速10個の最新兵器をご紹介していきましょう。
10. MQ-9 リーパー
MQ-9 リーパーは「死神」の意味を持つ軍用無人航空機で、アメリカ空軍の他、イギリス、イタリアでも運用されています。
いわゆる軍事用のドローンであり、両翼に3つずつ計6つの兵装を装備することができ、具体的には増槽、ヘルファイア対戦車ミサイル、ペイブウェイIIレーザー誘導爆弾、スティンガー空対空ミサイルを搭載可能です。
長い航続距離と高い監視能力および攻撃能力を持っており、原型となったMQ-1 プレデターよりも機体が大型化され、性能が大幅に向上しています。
大まかな仕様は下記の通りです。
全長 | 11m |
---|---|
翼幅 | 20m |
空虚重量 | 2,223 kg |
最高高度 | 15,200m |
滞空時間 | 14~28時間 |
航続距離 | 5,926 km |
最高速度 | 482 km/h |
400km/hもの速度で飛行するドローンが、ミサイルや爆弾で襲ってきたらと考えると、、、怖すぎです。
9.超小型の昆虫型ドローン
最近では手のひらにのるような小型ドローンが一般にも販売されていますが、軍事用ドローンはこれらとは比較になりません。
様々な昆虫型のドローン偵察機が開発されてされていますのでその一例をご紹介しましょう。
①昆虫(カナブン)に機械を取り付けてドローンのように遠隔操作に成功
②虫型の極小ドローン
そしてその中でも最も小型であろう『蚊』のドローンです。口の先端には針が付いているのが確認できます。
こんなのが偵察機として飛び回る世の中って、もうプライバシーは無と思った方がいいかもしれません。。。
8.レールガン
アニメ『とある魔術の禁書目録』のヒロイン・御坂美琴の必殺技でもあるレールガンですが、そもそもレールガンとは物体を電磁誘導(ローレンツ力)により加速して撃ち出す装置のことをいいます。
原理的には古くから知られていることから、サイエンス・フィクション関連やアニメ・ゲームなどの作品に幅広く登場していますが、これまではあくまで『概念的なもの・架空のもの』であり実用化は難しいと考えられていました。
しかし、近年アメリカ海軍が試作機の開発に成功し、2020 - 2025年頃の実用を目指して更なる開発に取り組んでいることが分かっています。
その試作機の映像がこちらです。
7.テイザー・ショックウェーブ
テイザー・ショックウェーブとは、ショックウェーブ(衝撃波)を発生し敵を無力化する装置のことです。
センサーが搭載されており、あらかじめ設定したセンサーのエリアに敵が侵入すると、自動的に攻撃を行うことができるそうです。
この動画だけ見ると馬鹿みたいですが、、、実際このくらいの威力があるようです。
また、最新のテイザーガンの訓練の様子です。
6.レーザー兵器システム
様々なアニメやゲーム作品で頻繁に登場するレーザー兵器ですが、すでにアメリカ海軍で実用化されています。
その兵器の名前は「XN-1 LaWS」
アメリカ海軍が配備する指向性エネルギー兵器で、標的に赤外線ビームを照射し、高出力でターゲットの破壊、低出力でターゲットセンサー温度を上昇または破損させることができます。
例えば、小型航空機ならエンジンに照射することで、わずか2秒で撃墜することができるそうです。
2014年8月下旬にペルシャ湾に滞在する第5艦隊の輸送揚陸艦「ポンス」に配備されました。その後はテストと運用訓練が日々繰り返されているようです。
5.パワードスーツ
パワードスーツは、装着することで通常ではありえない力を発揮出来たり、早く動くことが出来たりする装置のことです。
最近のSF作品で言えば、映画アイアンマンのパワードスーツのようなものです。
とはいえ、実際にはアイアンマンのスーツ程のパワーを発揮するまでには至っておりませんが、既にパワードスーツを装着して空を飛ぶことはできるようです!
また、軍事用の以外にも介護・医療用やアミューズメント用などのパワードスーツが開発されています。
様々なパワードスーツのご紹介
リアルアイアンマンスーツ?
4.電磁パルス砲(EMP砲)
強烈なガンマ線や、β線やα線などの粒子線を放射することで、コンピュータ等の電子機器を破壊し、敵の兵器等を無力化することができる装置です。
そもそも電磁パルスとは核爆弾の爆発時に発生する強烈な電磁波のことで、仮に大都市に向けて電磁パルス攻撃が行われた場合、多くの電子機器が破壊され、大規模停電が起こり、都市機能をマヒさせることができると言われています。
3.神の杖
神の杖は、アメリカ空軍が開発中だとされている宇宙兵器(軍事衛星)で、まるで漫画『AKIRA』に登場する衛星兵器SOLそのものです。
核兵器に代わる戦略兵器として計画されている次世代兵器で、高度1,000kmの低軌道上に配備された軍事衛星から、小型推進ロケットを取り付けた全長6.1m、直径30cm、重量100kgの金属棒を発射し、地上へ投下するというものです。
落下中の速度は11,587km/h(約マッハ9.5)にも達し、激突による破壊力は核爆弾に匹敵、またはそれ以上とも言われ、地下数百メートルにあるシェルター等の目標の破壊も可能だと言われています。
攻撃範囲は地球全域であり、即応性や命中率も高いばかりか、電磁波を放出しないため探知することが難しく、迎撃は極めて難しいということです。
2.最新4足歩行ロボ「SpotMini」
Spotminiは、荷物運搬や災害支援などにむけた特殊ロボットを開発する米Boston Dynamicsが開発した最新の4足歩行ロボです。
原型となった蹴られても倒れない4足歩行ロボ「Spot」から、見た目も性能も向上しており、動画では取り付けられたアームで、器用にドアノブを開ける様子を見ることができます。
「SpotMini」は、警備と建設業界向け商品として開発の真っ最中とのことです。
開発元の米Boston Dynamicsは2017年6月にソフトバンクグループ株式会社により買収されており、セントラル警備保障の鎌田伸一郎社長は、「ソフトバンクは『ロボット』『AI』(人工知能)、『IoT』(Internet of Things)を新しい成長エンジンとして3本柱に掲げていますが、警備会社はまさにそのど真ん中にいます。
警備会社は現在、人で成立している業界。技術の進展が必要な業界だ」と答えています。
実際に、日本では警官25万人、自衛隊23万人に比べ、警備員の数は54万人。
現在の警備は人が中心ですが、鎌田社長は「最終的には人。だが、8割の業務がロボットで代替可能だ」と将来的なロボットの活用を示唆しています。
1.最新人型ロボ「Atlas」
なんと言っても最後に紹介するべきなのは人型ロボットでしょう。
人型ロボットと言えば、SF作品には欠かす事の出来ないキャラクターであり、まさに夢のロボットともいえる存在です。
そんな人型ロボットで、現在最高と言えるのが「SpotMini」を開発したソフトバンクグループ傘下のロボット開発企業・米Boston Dynamicsの2足歩行ロボット「Atlas」です。
Atlasは完全自立型の2足歩行ロボットで、アメリカ国防総省の機関であるDARPAとボストン・ダイナミクス社の共同での設計、製造されました。2013年に試作機が発表されて以降、今も進化し続けています。
身体は航空機用のアルミニウムやチタンで出来ており、身長約1.8 m、重量150 kg、レーザー距離計とステレオカメラという2種類の視覚装置を内蔵したコンピュータで制御しています。
平坦な道のみならず、凸凹道でも、山道でも、または蹴られても引っ張られても倒れることなく歩くことが出来ますし、もし倒れても自分で起き上がることだってできます。
更にはジャンプやバク宙までマスターしてしまってます。
最新の動画では他のロボットや人間との共同作業もできるようになりました。
当サイトでは、今後もAtlasの進化をご紹介していきたいと思います。
まとめ
今回は世界の最新兵器をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
まだまだ試作段階のものが多いとはいえ本当にアニメやSFの世界で登場しそうな兵器が多数ありましたよね?
これからさらに開発が進み見た目もカッコよく、威力もハンパじゃない兵器ができたらと思うとワクワクします。
ただ兵器は作っても使われないに越したことはありませんけどね。。。(平和なのが一番です^^)
ランキングという事で10個の最新兵器をご紹介しましたが、本当はもっともっとご紹介したい兵器が多数存在します。
また機会がありましたら、今回ご紹介できなかったその他の最新兵器についてもご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!