絶滅動物 生物

【画像】かつて地球を支配してた巨大な絶滅動物・古代生物10選

絶滅した巨大生物といえばみなさん何を思い浮かべますか?

やっぱり恐竜ですよね。しかしみなさんが知らない恐竜以外の大きな生物がこの地球上には存在したのです!

今回は既に絶滅してしまった恐竜以外の巨大生物をご紹介していきます。

 

ティタノボア

ティタノボアは史上最大のヘビといわれており、約6000万年前に生息していました。

その大きさは最大で全長15メートル、体重は1トン以上、最も太い部分の直径は1mともいわれています。

あまりのおおきさゆえに「都市伝説」なのでは?と言われていたこともありましたが、2009年にコロンビアで化石を発見。実在した動物と実証されました。

ティタノボアは現在の巨大ヘビの代名詞であるアナコンダの祖先とされ、主食は巨大ワニだったと考えられています。

アナコンダで平均4~6メートルといわれていますので、その約3倍と考えると大きさが伝わってきますね。

ヘビは自ら体温を調節できない変温動物のため、地球が現代よりも温暖だった時代に隆盛を誇り、気候の変化に従って絶滅していったと考えられています。

 

サルコスクス

巨大ヘビに食べられていたワニの中にも大きなものはいました。

それがサルコスクスという白亜紀前期にアフリカに生息していた巨大ワニで、正式名称は「肉を喰らう皇帝ワニ」を意味するサルコスクス・インペラトルといいます。

1997年、2000年にそれぞれ骨格の半分程度の化石が発見され、その大きさはワニの皇帝と言われるだけあり、全長が11~12メートル、体重8トンと推定されており、現在発見されている中で最も巨大なワニとされています。

現在ギネスに登録されている最大のワニのイリエワニ(カリエ)でも全長7メートル、体重2トンですので、その巨体は想像を絶するものがあります。

ちなみに全長12メートルは4階建ての建物に相当します。。。

史上最大のワニ・サルコスクスの生態!大きさ・噛む力は?

メガテリウム

「メガ=大きい」+「テリウム=哺乳動物」の意味をもつ190万年前~8000年前頃まで南アメリカ大陸に生息していた巨大なナマケモノです。

正確には巨大ナマケモノの近縁属にあたり、全長6~8メートル、体重3~5トンとナマケモノの中でも史上最大級と言われています。

そんなに大きくて現在のナマケモノのように木で生活できるのか?と思いますが、メガテリウムの化石、体毛、糞など発見されているものから推測すると地上性であったといわれており、急いで逃げる時は二足歩行もできたらしいと推定されています。

巨大なメガテリウムですが、現代のナマケモノ同様、おとなしく、葉や花根茎などを食べて生活していたようです。

ちなみに現代最大級の草食動物であるアフリカゾウ(6m~7.5m)は1日の大半が食事で、大人で1日200~300キロもの草や木を食べ、水も1日に100リットル以上飲みます。

現代のナマケモノは1日の大半を寝て過ごしますが、メガテリウムはアフリカゾウと同じように1日の大半を食べて過ごしていたんでしょうねwww

 

ギガントピテクス


霊長類最強は吉田沙織?かもしれませんが、ギガントピテクスは史上最大の霊長類です。

身長約3m、体重約300~540kgに達すると推測され、約100万年前~30万年前に中国、インド、ベトナムなど東~南アジアに広く生息していました。ちなみに、ゴリラの雄が身長170~180センチメートル、体重150~180キロ程度ですので、いかにギガントピテクスが巨大かが分かります。

四足歩行(ナックルウォーキングによる四足歩行)をし、竹や果実などを食べる植物食動物であったと考えられていますが、最近では雑食性であったとの説も有力になってきているようです。

もしも森の中で出会ってしまったら一撃で粉々にされそうですね。。。

また、絶滅した理由は解明されておらず、一部では「イエティ、野人、ビッグフットなどのUMA(未確認動物)の正体が、実はギガントピテクスではないか。」と考えている未確認動物学者もいるようです。

ちなみに、映画『キングコング』のモデルにもなっており、キングコングはギガントピテクスから進化した大型類人猿という設定だそうです。

 

アンドリューサルクス


アンドリューサルクスは約4,500万~約3,600万年前のモンゴルに生息していた大型の肉食性哺乳類です。

推定体長(頭胴長)382cm、推定体重180~450kgというその体躯の巨大さゆえ「史上最大の陸生肉食獣」と言われています。また、史上最大級の顎の持ち主でもありましたが、動きが遅く、「動きの速くない小型の動物」「大型動物の死骸」などを捕食していたそうです。

しかし、約3,400万年前~2,300万年前頃に、モンゴルに存在していたテティス海が大陸の移動により大幅に縮小し消滅。生息域の激しい水不足により絶滅したと考えられています。

アンドリューサルクスは、1923年6月にモンゴル内のゴビ砂漠にて頭蓋骨とわずかな骨片の化石が発見されましたが、これに続く化石の発見例は存在せず、未だその生態の多くが謎に包まれています。

 

ジャイアントモア


メガが続いた後にジャイアントだと、何となく小さく感じてしまうのは私だけでしょうかw

ジャイアントモアは1500年代前に絶滅したニュージーランドに住むダチョウ科の鳥です。

全長3.6メートル、体重250キロという巨体でした。ダチョウ科ですので、飛べなかったといわれています。

驚くべきことは、先ほども述べた絶滅時期です。この巨大生物が近年までいたということです!なんだか夢がありますよね。

ジャイアントモアを調べてみると、全骨の写真や本物の足の冷凍保存など、化石ではないものがたくさん出てきます。

ジャイアントモアはマオリ族に乱獲されたため絶滅したという説が有力なようです。絶滅した時期が時期だけに惜しいなと思います。

 

アースロプレウラ


約3億5920万年前~2億9900万年前頃に森林に生息した巨大な節足動物です。

その巨体はウミサソリと並んで史上最大と考えられており、全長は2メートルから3メートルに達し、幅は45センチメートルもあったそうです。

当時の森林を支配していたアースロプレウラですが、気候変動により生息していた森林が姿を消し、食料としていた植物の減少により絶滅したと考えられています。

 

ウミサソリ


ウミサソリは約4億6000万年前~約2億5000万年前に生息した肉食性水棲動物です。特に4億3000万年頃には海中における頂点捕食者であったとされていますが、約2億5140万年前の大絶滅期を乗り切ることはできず絶滅しました。

大きなものは体長2.5mにも達し、アースロプレウラと並んで史上最大の節足動物でもあります。

多くは海中のサンゴ礁などに生息していましたが、一部は陸に出ることができたようで、それを示唆する足跡の化石も発見されおり、陸に上がったウミサソリが現在のサソリの祖先になったという説もあります。

 

メガロドン


名前にメガがつくことから、大きな生物であることは想像できると思いますが、メガロドンは史上最大の巨大サメです。

「メガ=大きい」、「ロドン=歯」という意味をもち、約1800万年前~約150万年前まで生息していたと考えられています。

名前にも付けられているようにメガロドンの歯で発見されているものは歯1つで約13センチあるのです!

クジラとともにメガロドンの化石が見つかっていることが多いため、クジラを捕食していたと考えられています。

個体差はあるようですが、全長推定13~20メートルほどと言われています。

映画「ジョーズ」のモデルにもなったホオジロザメで約6メートルといわれているので、その約3倍ともなるとすごい大きさですよね。さすが、クジラを捕食するだけあります。

しかし、化石からでは全体像を復元することは難しいようで、まだ解明されていない部分が多いようです。

メガロドンは大陸棚の海水温低下と、クジラが寒冷な海域に逃げ込んだことで約600万-約200万年前頃に絶滅したと考えられています。

しかし、海中の大型捕食動物は、陸上よりも気候の変化等に影響されにくいことや多数の巨大ザメ目撃談などから生存説を主張する生物学者もいるそうです。

本当にまだ生き延びているものがいるなら見てみたいものですね。

メガロドン!史上最強の古代ザメの全て(大きさ、絶滅理由、目撃事例ほか)

 

リードシクティス


リードシクティス・プロブレマティカスはジュラ紀後期(約1億5500万年前)に存在した古代の巨大魚で、「史上最大の魚類」とも言われています。

1889年にイギリスで断片的な化石が初めて発見され、その後も度々化石が見つかっていますが、未だ完全な化石は発見されておりません。

その為、正確な全長は分かっていませんが、尾びれから推定される体長は約21メートル、頭骨の幅からの推定では約28メートル、舌顎軟骨から推測される最小の推定値でも14メートルと考えられています。

また、口内には4万本以上の細かい歯を持ち、ジンベイザメ等と同様、プランクトンを主食とする温和な性質の魚だったと考えられています。

 

まとめ

いかがでしたか?こんなに大きな生物が地球上にいたなんて信じられませんよね。

もしも「現代に今回ご紹介したような巨大生物が生息していたら」と考えると、とても恐ろしい生物だったりもしますが、これから動物園や水族館に行った時に現代の動物の見方が変わるかもしれませんね^^

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