逃亡中の犯罪者を捕まえた際、もらえる「懸賞金」。
日本では最高で2000万円程度もらえることがありますが、世界を見ればとんでもない懸賞金をかけられた犯罪者がたくさんいます。
今回、この記事ではそういった世界のとんでもない懸賞金をかけられた凶悪犯罪者たちを10人紹介していきます!
あなたもこの記事を読んだらその凶悪犯罪者たちを探してみてください。もしかしたら億万長者になれるかもしれません。
見立 真一(600万円)
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世界の凶悪犯罪者を見る前に、まずは日本の2人の犯罪者をご紹介します。
日本人の指名手配犯で今のところ、最も高い懸賞金がかけられているのは「見立 真一」です。世界と比べると少し見劣りするのですが、600万円の懸賞金となっています。
一応、犯人が特定されていないもので最も懸賞金が高いのは世田谷一家殺人事件の犯人で、その額は2000万円となっています。
さて見立真一はどういった人物であるかというと、彼は暴走族「関東連合」のトップでした。関東連合と言えば海老蔵事件などで一気に有名になった暴走族グルーブですね。
次に彼が指名手配されるきっかけとなった事件を説明していきます。
彼が起こした有名な事件と言えば「六本木クラブ襲撃事件」です。この事件は2012年9月2日午前3時40分ごろ、六本木のとあるクラブ「フラワー」において目出し帽をかぶった男性10人ほどが来客の男性を袋叩きにして殺害したというものです。
事件後、見立らはワゴン車に乗って逃走し、東大和市を経由したあと埼玉方面へ向かっていったそうです。
ただ、この後関東連合のメンバーやOBの事件関係者18人は逮捕されたのですが、見立はフィリピンへ国外逃亡したそうで現在は国際指名手配されているが捕まっていません。
また、見立真一にはこの事件だけでなく様々な話が残っています。
中学生時代には意外と真面目な生徒だったがただ中2からグレ始めたとか、恐喝して5000万円を奪い取っただとか、先輩に対しても容赦無く下克上しただとか、タイマン相手を刺しただとか。。。
日本人にもこんなに恐ろしい人がいるんですね。たとえ見つけても目を合わせないことをお勧めします。何されるかわかりませんからね。
小暮 洋史(300万円)
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もう一人、日本人の指名手配犯について紹介しておきましょう。
次は「小暮洋史」です。彼はストーカー規制法がまだ制定されていない頃におきてしまったストーカー殺人事件「群馬一家3人殺人事件」の犯人です。
この事件は1998年1月14日に小暮のストーカー被害にあっていた女性の家族が自宅内で小暮に刃物で、殺害されたというものです。
ストーカー被害者の女性のみは、小暮の説得に成功したらしく殺害されなかったらしいのですが、小暮はその後車で逃走しました。
女性は2年間ほどもの間、小暮のストーカー被害に困っていたらしく、最初は近所のドラックストアで小暮が被害者の女性に一目惚れしたことが始まりだったそうです。
その後も小暮のストーカー行為はヒートアップしていったそうで、被害者女性はそのことを父親に相談し父親は小暮を怒鳴りつけることもあったらしく、このことがきっかけで小暮の気持ちは間違った方向へと向かっていってしまうのでした。
事件後の小暮の情報としては、有力なものはあまりなくすでに事件から22年以上もたってしまっているので、もうすでに死亡しているのでは無いかという声もあります。
殺人までしてしまうほどのストーカーの気持ちとはどういうものだったのかは、もう想像すらできませんね。
ちなみに、小暮の懸賞金は今のところ300万円となっています。
さて、次からは世界の凶悪犯罪者の紹介になります。懸賞金の額も桁がどんどん増えていきますよ。
ロバート・ウィリアム・フィッシャー(約1100万円)
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ロバート・ウィリアム・フィッシャーは2001年4月10日に彼の妻と2人の子供を殺害し、その後自分の家を爆破し逃走しました。
自分の家族を殺害して、自分の家を爆破するって、もうわけわかんないですよね。
証言によると、フィッシャーはかなり攻撃的な人物だったそうで妻は離婚をしたがっていたそうです。殺害のあったよるも近所の人たちは夫婦での口論を耳にしているらしく、おそらく夫婦関係のもつれが殺人の原因であるそうです。
また、フィッシャーはキャンプが得意だったらしく、現在も近くの森の中で暮らして逃亡しているという噂もあります。
でも、いくらキャンプが得意だからといって、10年以上も森の中で過ごすなんで無理がありますよね。というか、そこまでいったらまだ警察に捕まった方がましなような気もします。
そんなわけで現在彼はFBIにFBI10大最重要指名手配という指名手配リストに入れられ、生死を問わず確保をすれば10万ドル(約1100万円)がいただけるそうです。
けれども、彼はパワーライフルを含む7つの銃を保持して逃走したらしいので、あまり捕まえに行くことはお勧めできません。
ジェイソン・デレク・ブラウン(約2200万円)
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続いて紹介するのは、「ジェイソン・デレク・ブラウン」です。彼は第一級殺人と武装強盗の容疑で2007年12月から最重要指名手配されています。
懸賞金は20万ドルとなっており日本円で、2200万円となっております。
彼がしたことはというと、彼は2004年11月29日に映画館への売上金を回収しにきた現金輸送車を襲い警備員に6発の銃弾を浴びせた後、5万6000ドル(約620万円)を強奪し、自転車で逃げて行きました。
事件後、彼は家族のいるカリフォルニア州の自宅までいき、その情報を掴んだFBIは彼の自宅に逮捕状を持って急行したのですが、わずか2時間の差で取り逃してしまいました。
ブラウンの犯行を示す証拠はいくつもあるのですが、未だ彼の行方はわかっておりません。
犯行の理由としてはおそらく、彼はもともと贅沢好きで豪遊を繰り返すうちに借金をしてしまい、お金が必要になったからだそうです。
お金が必要になったから現金輸送車を襲うというのもわけわからないし、FBIから逃げ切るなんて、なんかの映画みたいですね。
サイフ・アル・アデル(約11億円)
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「サイフ・アル・アデル」、彼はエジプト国籍の爆発物専門家です。テロ組織アルカイダの最高幹部の1人でもあり、現在指名手配中で、かけられている懸賞金はなんと最高で1000万ドル(約11億円)と恐ろしい額です。
アルカイダといえば、9.11のアメリカ同時多発テロが有名ですが彼はそれが原因で指名手配されているわけではありません。
彼が何をしたのかというと、1998年8月7日にタンザニアのダルエスサラームとケニアのナイロビでのアメリカ大使館爆破事件に関わったとされています。
その爆破事件の被害者は死者数224名、負傷者数5000名以上と、とんでもない数になっています。
彼はその爆破事件のあと、イランのイスラム革命防衛隊にかくまってもらい他のアルカイダの上級幹部と共にイラン南東部に移り住んだのですが、イラン政府により自宅軟禁処分にされてしまいました。
ところが、2015年9月彼とその他のアルカイダ上級幹部たちはイエメンで誘拐されたイランの外交官の引き渡しを条件に解放されてしまったのです。
こんなとんでもない悪人が世の中のどこかにいると考えただけでも恐ろしいですね。
見かけた際は、すぐに逃げることをお勧めします。
アブバカル シェカウ(約8億円)
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続いては「アブバカル シェカウ」です。彼の懸賞金は先ほどよりは少し低い最高700万ドル(約8億円)となっています。
先ほどよりやすいとはいえ、かなりの額ですよね。
彼は、知っている方も多いかもしれませんがテロ組織「ボコ・ハラム」の一員です。
ボコ・ハラムについて説明しておくと、このテロ組織は北アフリカ、特にナイジェリアを中心に活動していて、過去にいくつもの村や学校を襲う襲撃事件を起こしています。
特に有名なのは2014年4月の14日夜から翌15日にかけて276名の女子生徒が誘拐された、「ナイジェリア女子生徒誘拐事件」です。
誘拐後、数名の生徒は救出されたとなっていますがほとんどの生徒はいまだに行方不明です。
さて、アブバカル シェカウ本人の話に戻すと彼はその「ボコ・ハラム」の指導者で、ボコ・ハラムが犯行声明を出す際、いつも動画に出てくるのが彼です。
ボコ・ハラムの活動としてはいまだに続いており、2019年7月27日にも葬式を襲撃するなどして65人が亡くなりました。ナイジェリアではボコ・ハラムによる被害が相次いでおり、約2万7000人が死亡、200万人以上が家を失っています。
早く、彼が捕まってボコ・ハラムが無くなり、誘拐されている人たちや被害者が報われるといいですね。
ラファエル・カロ・キンテロ(約22億円)
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続いては、凶悪な麻薬密売人「ラファエル・カロ・キンテロ」です。
彼は1970年後半から1980年前半にかけて、メキシコからアメリカへのヘロイン・コカイン・マリファナなどの麻薬の主要供給者の1人であり、麻薬組織のグアダラハラ・カルテルの一員でした。
ただ、1984年にメキシコ当局と米国麻薬取締局との共同作戦でグアダラハラ・カルテルの所有する大規模なマリファナ農場が破壊されてしまい、その報復として彼はその作戦を主導した米国麻薬取締局の特別捜査官であるキキ・カマレナの誘拐、拷問、殺害を命じたとされています。
麻薬組織は怒るととんでもない仕返しをしてくるのですね。誘拐と拷問だけでやめてあげればいいのにと思ってしまいますが。。。
事件後、彼はメキシコにて逮捕され懲役40年を言い渡されましたが、どういうわけか2013年に刑期を12年残しているのにも関わらず、釈放されてしまいました。
しかし、そのことに激怒したアメリカ当局は激怒し彼を直ちに指名手配しました。
どうして釈放されたのかが、とても気になりますね。何か、政治的なやり取りでもあったのでしょうか?
現在、彼への懸賞金は2000万ドル(22億円)ほどとなっており、歴代10大指名手配犯の中でも最大の額となっています。
22億円だったら捕まえに行くかいもあるかもしれませんね。でも、キキ・カマレナのように捕まって殺害されないように気をつけてください。
アブダル・ラーマン・ヤシン(約5億円)
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「アブダル・ラハマン・ヤシン」は、なんと同時多発テロで唯一捕まっていない犯人なのです!
同時多発テロでは爆弾を製造した人物とされており、懸賞金も500万ドル(約5億円)とかなりの額となっています。
彼は同時多発テロ後、逮捕を免れるためにすぐにアメリカを出国し見事に成功しました。
そこまで逃げ続けてしまうと、もう今更出頭なんてできませんよね。出頭したとしても死刑か、死刑より辛いことをさせられるかのどちらかでしょうね。
彼は両親はイラク人なのですが、生まれ育ちはアメリカだそうで国籍も一応アメリカとなっております。少年時代は両親も穏やかな人だったそうで、アブダル少年も優しい性格だったらしいです。
しかし、彼の父親が医師免許を取得した後、母国を救うためにと家族揃ってイラクに帰国をしました。
そこでどういうわけか、アブダル少年の考え方も大きく変わってしまい武器開発のプロになってしまったということです。
やはり、人の性格は周りの環境が大きく影響しているのですね。
フェリシアン・カブガ(約5億円)
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ここで紹介するのは「フェリシアン・カブガ」です。
彼はルワンダの生まれでもともとはビジネスマンだったらしく、そこまで見るからに悪い奴ではなかったそうです。
ただ、犯罪をして稼いで行ったお金をマネーロンダリングし続けて、その結果国際刑事機構から指名手配されました。
また、彼はルワンダの大量虐殺にも関わったとされていて、その罪も加わり現在の懸賞金は日本円で約5億円となっております。
1994年7月、ルワンダがルワンダ愛国戦線により支配されたあと、彼はスイスに逃亡したのですがスイスからは国外退去を命じられました。
現在は、ケニアにのナイロビに潜伏しているものと考えられており、オバマ大統領がケニアを訪問した際にはカブガを同国が匿っているとして批判の演説をしました。ただ、ケニア政府はそのことを決して認めませんでした。
なんで、悪人を匿う国があるのかはどうしても不思議に思ってしまいますね。
アイマン・アル・ザワヒリ(約25億円)
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最後には、ここまでで最も恐ろしい指名手配犯「アイマン・アル・ザワヒリ」について紹介していきます。
彼への懸賞金はここまででは最高額となる、25億円となっていますが間違っても捕まえに行かないでください。
きっと返り討ちにされます。
彼がどういう人物であるかというと、テロリスト「アルカイダ」の現在のリーダーです。
彼が関わってきた事件としては、1998年8月7日、224名が死亡し5千人以上が負傷したケニアのアメリカ大使館爆破テロ、2000年10月12日のイエメンでの17人の米海軍兵が死亡し39名が負傷した米艦コール襲撃事件の計画、そして9月11日の同時多発テロなど、アルカイダが起こしてきた有名なテロには全て関わってきています。
ただ、最近はイスラム国が現れたことなどより、アルカイダの結束力は下がってきているらしく彼の指導力も落ちてきているそうです。
ただ、依然として米国や米国と協力関係の国を狙ったテロ作戦は計画し続けているらしく、まだまだ恐ろしい人物です。
まとめ
今回、この記事では世界のとんでもない懸賞金をかけられた犯罪者を10人紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
世界にはいたるところに、凶悪な犯罪者が潜んでいる可能性があります。
もしかしたら、あなたの近くにもいるのかもしれませんよ
確かに捕まえれば高額な懸賞金がいただけるでしょうが、命が惜しいと思うのならばそのようなことをするのはお勧めできません。
見つけたとしても、黙って横を素通りするのが良いでしょう。
お金よりも命の方が大切ですからね。