宇宙・地球

これ本当!?意外と知らない地球の雑学・トリビア10選

地球が出来て約46億年。地球はまだまだ多くの謎に包まれています。

人類の持つ科学技術も進歩していますが、毎年のように新しい事実が発見されています。

そこで今回は、その地球の雑学・トリビアを「地球の成り立ち」などを中心に10個ご紹介します。

1.地球が氷の塊に!全球凍結


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地球は、水の星とよばれ、表面の約7割は海で覆われています。

しかし、私達の住んでいる地球が、何度か全面凍結したことがあるということが信じられますか?

今考えられているのが、2回。約24億5000万年前から約22億年前のヒューロニアン氷河時代の最終期と、約7億3000万年前~約6億3500万年前のスターチアン氷河時代およびマリノニアン氷河時代です。

でも、全面凍結したら、生物はどうなったのか?

実は、全面凍結が起こったから、生物が爆発的に進化したと考えられています。

生物が全面凍結により大量絶滅し、その後、ニッチが生まれ生物が爆発的に進化したと今のところ考えられているです。

2.7大陸は、元は1つだった!超巨大大陸パンゲア大陸

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今から、約2億5000万年前の古生代ペルム紀の終わり頃、パンゲア大陸という、超巨大大陸がありました。

元は、、ローレンシア大陸、バルティカ大陸、ゴンドワナ大陸、シベリア大陸が衝突し、一つのパンゲア大陸になったのです。

その後、約2億年前の中生代三畳紀に再び分裂していったと考えられています。

では、なぜ一つの大陸になったことがわかるのか?

まずは、この説を考えた人がアルフレート・ヴェーゲナー。

ある日彼は、世界地図をみていて、南アメリカ大陸の東海岸とアフリカ大陸の西海岸がパズルのピースのようにぴったりとかなさることに気づいたのです。

1912年に発表されたこの説は当時の科学技術では証明することが難しく、否定されました。

その後、化石の調査、地磁気、氷河痕の比較などでヴェーゲナーの説が正しいことが確認されたのです。

この説をプレートテクトニクス理論といいます。

3.世界一高いエベレストは、元は海の底だった。

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世界一高いエベレストがどのようにして出来たかは、先ほど紹介したプレートテクトニクス理論で説明できます。

元々エベレストのあるヒマラヤ山脈の場所は、ユーラシア大陸とインド亜大陸の間にあったテチス海でした。

インド亜大陸がユーラシア大陸側に移動し、テチス海の海底が盛り上がり、出来たのがヒマラヤ山脈なのです。

テーブルの上に紙や布を置いて両端から押すとシワができますよね。

いわば、ヒマラヤ山脈は大陸同士の間にできた『シワ』なのです。

ですから、ヒマラヤ山脈では、古生代の三葉虫やウミユリ、中生代のアンモナイトなどの化石が見つかりいます。

特にエベレストのイエローバンドと呼ばれるところからは、ウミユリの化石が見つかっています。

今現在も、エベレストは高くなっているのですが、その分風化浸食作用を受けて低くなり、高さは殆ど変わらないと言われています。

4.世界一深い海溝は、どこ?どうしてできた?

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皆さん、世界一深い海は、どこだと思いますか。

答えは、グアムの近くにあるマリアナ海溝。北西太平洋にあるマリアナ諸島の東側にあります。

そして、最も深い部分が、チャレンジャー海淵と呼ばれ、10911m(調査により誤差はありますが)。

最初に、イギリスの調査船「チャレンジャー号』によって観測されたため、このような名前があります。

その深さは、エベレストを逆さにしたよりも深く、スカイツリー(666m)を約17個積み重ねた高さになります。

マリアナ海溝ができた理由もプレートテクトニクス理論によって、説明できます。

マリアナ海溝のある場所は、フィリピンプレートの一部であるマリアナプレートの下に、太平洋プレートが潜り込んでおり、このような深い海溝が出来たのです。

マリアナ海溝は北西端で伊豆・小笠原海溝、南西端でヤップ海溝に連ながっています。

5.地球の海はどうやってできた?


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地球は、「水の惑星」とも言われ、液体の状態で水が存在する数少ない星です。

地球の他、準惑星「ケレス」や木星の衛星「エウロパ」にも水が液体の状態で存在すると考えられています。

では、地球の海はどのようにして出来たのでしょうか?

地球が誕生した約46億年前は、小さな星が衝突を繰り返し、「マグマオーシャン」と呼ばれるマグマの海でした。

やがて地球が冷えてくると原子大気中に含まれていた水蒸気が冷やされ雨が振りました。その雨がまた地球を冷やし、雨が1000年ほど降り続いたと考えられています。

そして、その雨が岩石に含まれるカルシウム、鉄、ナトリウムなどを溶かし、原始の海ができたと考えられています。

6.なぜ、地球は水の星になったのか?


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ちょうど、地球は太陽系の中で「ハビタブルゾーン」と呼ばれる領域にあり、水が液体として存在し、太陽からの距離が適当で、生命が存在できる適温が確保できる位置にあるのです。

また、地球の大きさが適当な大きさであり、空気中にあった水蒸気が重力で引き止められ、宇宙に出ていくことがなかったことも、水が存在理由と考えられています。

将来人間が移住できる星として火星が候補に上がっていますが、火星は地球より少し小さく、大気を引き止めておくための十分な重力がなく、今現在溝が存在しても地下に氷の状態であると考えられています。

地球が水の惑星となったのは、大気を引き止めておくための十分な重力があり、太陽からの距離がちょうどいいところにあったからです。

やがて、その海の中で約38億年前に生命が誕生したと言われています。

7.海水から金が取れる


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海水には、多くの元素が溶けています。

代表的なものは、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムです。海水がしょっぱいのは、もちろん塩化ナトリウム、塩化マグネシウムのせいです。

そして、金も0.00000002mg/kg溶けています。

これは、世界の海全体で、約50億トンあるのだとか。

では、海水から金が取れるのか?残念ながら今の所効率的な金の抽出方法は発明できていません。

もし、出来たとしたとしても、金の抽出にかかる費用が、金の価格より高くなるため、無駄とも言われています。因みに、2万トンの海水から金が約1グラム取れるとか。

8.人間が掘った一番深い穴はどれだけ深い?


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人間が一番深く掘った穴はどこにあるのか?それは西ロシアのコラ半島にあります。

ソビエトの時代の1970年台、科学者たちは、深度1万5000mまで掘ろうと計画しました。

断続的に掘削され、24年間で、12262mまで掘削されたそうです。

しかし、1994年に計画は中止になり、その後、コラ半島にあった施設は、荒れ果て残骸が残っているのみです。

地下12000mでは、温度が高くなり、その温度は180度に達したそうです。

この高温が計画中止の理由になったとか。

因みに、12000mは、地球の半径のたった0.002%です。地位球は大きいですね。

地下12km!世界一深い穴『コラ半島超深度掘削坑』の全て

9.1日に降り注ぐ流れ星は2兆個!


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流れ星に願い事を3回唱えるとかなう、と言われていますね。

では、1日に何個ぐらいの流れ星が地球に降り注いでいるのでしょうか。

「しし座流星群」「オリオン座流星群」など有名な流星群があり、時々ニュースになりますね。

しかし、普段でも1時間に1個程度の流れ星は観測できます。

また、お昼間も流れ星は地球に降り注いでいます。

その数、1日に約2兆個。数ミクロンの宇宙塵と呼ばれるホコリから数cm、時には数mのものまで地球に降り注いでいるのです。

ときには、火球と呼ばれる大きな火の塊が見ることも出来ます。

殆どは、大気圏で燃え尽きてしまいますが、時々、地上まで落ちてくるものがあります。それが隕石ですね。

10.日本が持っている隕石の数は世界2位!


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隕石は、宇宙からの贈り物です。

大きく分けて、隕石には、鉄隕石と石鉄隕石、石質隕石とがあります。

鉄が多く含まれているのが鉄隕石で、ツタンカーメンの墓で副葬されていた短剣は鉄隕石から作られたとか。

大きな隕石は、地球環境を大きく変え、恐竜の絶滅も強大隕石の地球への衝突が原因と言われてます。

日本にも隕石が多く落下しており、50個ほど確認されています。

しかし、日本の隕石の保有数は、世界第2位。

それは、南極地域観測隊が1969年に南極のやまと山脈の麓で9個の隕石を発見した後、次々と発見され、現在まで16,700個の隕石が発見されています。

だから、日本は隕石の保有数が世界第2位なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は地球の雑学・トリビアを10個ご紹介しました。

とは言え、ここでご紹介したものは、地球の雑学・トリビアのごく一部に過ぎません。

地球にはまだまだ多くの雑学がありますが、それについては、また別の機会にご紹介したいと思います。

この記事を読んで、少しでも地球に興味を持っていただければ幸いです。

皆さんも、興味を持たれてことを調べてみてくださいね。

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