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【UMA】スカイフィッシュの目撃例と正体に迫る!!

未確認生物(UMA)と呼ばれる存在は数多くいますが、スカイフィッシュは比較的歴史が新しく、民話や神話などのバックボーンのないものです。

非常に特徴的な外見をしていますがその正体は謎に包まれており、今も議論されています。

今回はそんなスカイフィッシュについて紹介します。

 

スカイフィッシュとは


引用元:http://www.never-world.com/
スカイフィッシュはアメリカやメキシコでよく目撃される体長数㎝~2mほどの生物で、体節(節足動物などに見られる、内臓や骨格、神経などがひとつの単位となって繰り返し繋がっているもの)を持つ棒状の身体をし、各節から翅やヒレなどを生やしていると言われています。

ただ写真やビデオカメラの映像などでしか目撃例がないために詳しい情報が分からないでおり、翅のない、まさしく1本の棒状なものや体長が30mもあると大物がいるという説もあるほか身体の色も白や黄色、茶色など様々です。

スカイフィッシュはヒレを動かして泳ぐように空中を時速80㎞から300㎞という自動車以上の高速で移動しています。

速度だけでなく機動も常識を超えており、まるでツバメのように地表をすれすれに飛んだ後に急上昇をしたり、ときに地表をすり抜けることもあるそうです。

棒状の身体をしていることから「ロッド」、「フライングロッド」とも呼ばれています。

魚のトビウオは英語で「Flying Fish」と言いますが、スカイフィッシュ(Sky Fish)とは何の関係もありません。

 

スカイフィッシュの目撃例


引用元:http://chahoo.jp/
スカイフィッシュが目撃されるようになったのは、昔のことではありません。

しかし一度確認されてから、いくつもの目撃例が確認されています。

ここではスカイフィッシュの目撃例を紹介します。

 

ホセ・エスカミーラの目撃例

1994年3月、ビデオ編集者であるホセ・エスカミーラがアメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェルでUFO撮影のために録っていたビデオを確認していたところ、棒状の身体に翅を生やした奇妙な何かが映りこんでいたことに気がつきます。

それも一か所ではなく、複数か所で確認することができました。

ホセは当初撮影機器の異常を疑い、2台のカメラを使って再度ニューメキシコ州で撮影に臨んだのですが、同様に奇妙な何かが映りこんでいたため、撮影機器の異常によるものではないことが分かりました。

そこでホセは映像を1996年に公開、奇妙な何かを未確認生物「スカイフィッシュ」と名付けました。

このホセの目撃以来、スカイフィッシュの目撃例が多く寄せられるようになります。

ホセはスカイフィッシュの死体も手に入れたと言われており、スカイフィッシュ研究の専門家として知られるようになります。

 

ホセ・エスカミーラ以前の目撃例

しかしホセ・エスカミーラが最初にスカイフィッシュを目撃したとは限らないようです。

ホセ・エスカミーラ以前にもスカイフィッシュと思われる存在の目撃例はいくつか確認されています。

スカイフィッシュの最古の目撃例は1883年8月12日、メキシコのサカテカス州サカテカスにあるセロ・デ・ラ・ブファ天文台で働いていた天文学者ホセ・ボニラによるものです。

ホセ・ボニラは天文台で太陽の黒点を撮影していたのですが、このときに奇妙に動くものが映りこんだのです。

これはメキシコで初めてUFOが確認された例だと言われていますが、後にスカイフィッシュなのではないかと言われるようになります。

1990年代半ばにはメキシコのサン・ルイス・ポトシ州サン・ルイス・ポトシ近くのゴロンド・リナシという洞窟へベースジャンプをする様子を撮影していたマーク・リシテルというアメリカのカメラマンもスカイフィッシュを映像に収めています。

マークは撮影した動画をスローで再生しているときにスカイフィッシュを発見しました。

動画の中のスカイフィッシュは長さが1、2メートルほど、まっすぐ飛ぶだけでなく衝突を避けるためにベースジャンパーを避けて飛ぶこともありました。

ほかにもホセ・エスカミーラがスカイフィッシュを見たのと同じ1994年3月、メキシコのヌエボ・レオン州のレアル・デ・パルマスという都市でサンティアゴ・ユトリアという人がUFOを撮影しようとして、スカイフィッシュを映像に収めています。

サンティアゴのスカイフィッシュは茶色の槍のような形をしていました。

 

六甲山のスカイフィッシュ

スカイフィッシュはアメリカやメキシコを中心に見られるUMAですが、日本での目撃例もあります。

特に兵庫県神戸市の六甲山はスカイフィッシュの多発地帯だと言われています。

元々は六甲山で撮影されたアダルトビデオにスカイフィッシュが映りこんだことがきっかけと伝えられていますが、六甲山中の地獄谷という場所にはスカイフィッシュのコロニー(営巣地)と言われる水場があります。

この水場はパワースポットとしても知られており、その水を飲むと難病も治るという言い伝えがあります。

六甲山のスカイフィッシュの正体は代々この地で語られる妖精ではないかと言われており、襲われた例やテレパシーで会話したという例もあると伝えられています。

 

スカイフィッシュの正体とは


引用元:https://matome.naver.jp/
スカイフィッシュは1990年代になってその目撃例が表れたUMAです。

写真によっては小さな個体が乱舞していたり、大型の個体がいたりと、スカイフィッシュは決して視認が難しいものではないように思われます。

その理由については高速移動をしており、肉眼で捉えることができないために撮影技術の進歩した現代にようやく確認することができた、というのが一般的な理解です。

しかし実はスカイフィッシュの正体はその撮影技術の進歩が生み出したものではないか、というのが有力な説として推されているのです。

ここではスカイフィッシュの正体について紹介します。

 

モーションブラー説

スカイフィッシュは「モーションブラー」という現象によって生まれたものであるという説が現在では有力です。

モーションブラーとは日本語では「被写体ぶれ」、つまり動いているものを写真に収めようとするときに発生するブレや残像のことを言います。

写真の世界では動いているものを撮影すると露光時間(シャッター速度)の間に動いた分がすべて記録されてしまうために、残像などが撮影されてしまいます。

そこで例えばハエや他の昆虫など、高速で羽ばたきながら空中を移動するものを撮影するとハエの動いた軌跡がモーションブラーとなり、残像が長い棒状、つまりちょうどスカイフィッシュのように映ります。

ハエは1秒に100回ほど羽ばたくと言われています。

コマ数の少ない、例えばシャッター時間1/30秒のビデオカメラでハエを撮影するとちょうど1コマに3回以上羽ばたく姿が映る計算です。

スカイフィッシュは大量に乱舞しているところが写真に収められるなどその個体数は決して少なくないはずですが、死骸のひとつもこれまで明らかにされていません。

またスカイフィッシュの移動速度は時速80から300㎞程度と言われますが、この程度であれば視認ができないということもありません。

プロ野球選手は時速140から150㎞のボールを打ち返しますし、テニスのサーブはそれ以上に速いものです。

更に体節から翅を生やし、羽ばたかせて飛ぶという方法ではそもそも高速移動はかなり困難であるとも言われています。

このようにスカイフィッシュには不可解な点もありますが、正体がモーションブラーによるものであればその疑問はすべて解決されます。

スカイフィッシュの目撃地としてはゴロンド・リナシ洞窟や六甲山、ほかにもトンネルなどが挙げられるのですが、これらに共通して「背景が薄暗い」という事実があります。

羽虫の軌道を写真に収めるには太陽の下よりも洞窟の中や岩陰など薄暗い環境のほうが適しています。

特にスカイフィッシュの多発地帯と言われるゴロンド・リナシ洞窟は羽虫がたくさんいると言われており、モーションブラーの発生する条件が出そろっています。

 

その他の説

スカイフィッシュの多くはモーションブラーによって説明が可能な一方、すべてのスカイフィッシュがモーションブラーで説明できるとは限らないという見解も存在しています。

例えば早稲田大学の物理学者・大槻義彦はUFOの多くは「プラズマ」で説明ができると発言しています。

プラズマは光速を超える速度を出し、急停止や浮遊など物理法則では説明のできない移動も可能です。

UFOのほかにも人魂や幽霊など、プラズマで説明のできるとされる超常現象は数多く存在します。

スカイフィッシュを最初に目撃したとされるホセ・エスカミーラはあの「ロズウェル事件」で有名なロズウェルでUFOを撮影しようとしていたときにスカイフィッシュを撮影しました。

ほかにもスカイフィッシュが数多く目撃されるアメリカやメキシコでは同様にUFOも多く目撃されていますし、日本でスカイフィッシュが多く見られる六甲山もUFOスポットとして有名です。

一見して関係なさそうなUFOとスカイフィッシュですが、このように多くの事実やプラズマによって結びつけることができます。

UFOがプラズマであれば、同じく宙を舞うスカイフィッシュもまたプラズマによって説明ができるのかもしれません。

プラズマのほかにもスカイフィッシュの正体については「新種の虫」や「エイリアンの偵察兵器」など様々な説が囁かれています。

 

まとめ

今回は未確認生物スカイフィッシュについてその概要や目撃例、正体について紹介しました。

その正体にまで詳細な考察の進んだ未確認生物ではありますが、肝心の特定には至っていません。

突飛な説であってもそれを否定するのは「悪魔の証明」であり、モーションブラーだと仮定してもすべての目撃例を精査することは現実的ではありません。

そのためモーションブラーによる誤認が濃厚かもしれませんが、「スカイフィッシュに襲われた」という証言も少数ではあると言われ、果たして「スカイフィッシュ」が実在するのか、それとも別の未確認生物がいるのかはまったく分かっていないのが現状です。

ただその存在に大きな疑問符がつく存在であることは、どうやら間違いないようです。

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