社会

世界で起きた集団ヒステリー・パニック事例15選

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集団ヒステリー、あるいは集団パニックとはその集団内の誰かひとりによるヒステリー症状が多数の人間に連鎖していくことを言います。

戦争にまつわる場所、例えばひめゆりの塔や糸数壕などで起きることが多く、修学旅行で近現代の戦争遺跡を巡る際には細心の注意を払うなど、私たちの生活ともまったく無関係だとは言えません。

大規模な集団ヒステリーだと、国家を揺るがすような問題にまで発展することがあります。

今回は世界で起きた集団ヒステリーの事例を紹介します。

 

踊りのペスト

引用元:https://nazo.shakk.net/

踊りのペスト、あるいはダンシングマニア、聖ジョンの踊り、聖ヴィートの踊りとも呼ばれる現象は昔のヨーロッパで見られたものです。

何者かが突然踊り出し、周りにそれが感染、文字通り死ぬまで踊り続けるという信じられない現象です。

最も古い記録は7世紀に残されており、おとぎ話の『ハーメルンの笛吹き男』のように子どもが踊りながら街から街へ移動した例や、踊りながら餓死した例なども見られます。

1374年6月24日に起きた例では、ドイツのアーヘンで始まりイタリアやルクセンブルクにまで伝播したそうです。

踊りのペストで最も著名な例と言えば、1518年に当時の神聖ローマ帝国、ストラスブールで起きたものです。

フラウ・トロフェアという女性を発端とし、4日後には33人、1ヶ月後には400人規模にまで膨れ上がりました。

参加者の多くが心臓発作を起こして亡くなったと言われています。

踊りのペストの原因としては集団ヒステリーのほかに麦角中毒やカルト宗教、飢餓と流行り病によるストレス性の精神病なども指摘されていますが、確固たるものは依然不明です。

 

宇宙戦争による集団ヒステリー

引用元:http://karapaia.com/

『宇宙戦争』はH.G.ウェルズが1898年に発表したSF小説で、アメリカの映画監督であるオーソン・ウェルズがラジオ番組化し、1938年10月30日に放送しました。

原作の『宇宙戦争』はイギリスを舞台に、火星人が突如として侵攻してくるというストーリーでした。

そこでオーソン・ウェルズはストーリーに緊迫感を持たせるべく、音楽番組を中断する形でラジオ番組を開始、更に原作でイギリスに地名だったものをアメリカのものに差し替えるなどの改変を行っています。

ところがそのリアリティから本当に火星人が侵略してきていると錯覚するリスナーが表れました。

ラジオ局には問い合わせが殺到、リスナーが避難したためにゴーストタウンとなった街もあると言われています。

ラジオでは放送開始直後と終了直前にフィクションである旨が通知されたほか、電話での問い合わせにもフィクションであると伝えていましたが効果は少なかったようです。

ラジオ版『宇宙戦争』で最初に火星人が落下したグローヴァーズ・ミルズでは自警団が発足され、火星人と誤って風車が撃たれるという事件が起きました。

当時はナチスドイツの台頭によって欧米諸国が緊張状態にあり、火星人による攻撃をドイツ軍による攻撃と勘違いした人もいたようです。

全米がパニックに陥ったとされる『宇宙戦争』の一件ですが、実は実際には問い合わせが殺到しただけで、大したパニックには発展しなかったとも言われています。

当時まだ新しいメディアだったラジオへの、新聞社からのネガティブキャンペーンという説もあるようです。

 

毒女事件

1994年2月19日、アメリカのカリフォルニア州リバーサイドの総合病院に、グロリア・ラミレスという女性が救急搬送されました。

グロリアは末期の子宮頸がんを患っており、呼吸困難と不整脈によって病院へ運ばれたのです。

ジェリー・ゴルヒンスキー医師は搬送されたグロリアの身体が油のようなものでコーティングされ、吐息からニンニクのような匂いがすることに気づき、違和感を覚えます。

さらに採血に当たった看護師のスーザン・ケインは血液からアンモニア臭を感じ、血中に糸状のものを見つけてしまいます。

しかしジェリー医師へ異常を報告しに行ったスーザンと、主治医であるジェリーが頭痛を覚えて失神、グロリアの呼吸管理にあたっていたモリーン・ウェルチという医師も失神するなど、グロリアに関わったスタッフが次々と失神していき、スタッフルームがパニック状態に陥ってしまいました。

結果的にグロリアを死亡、スタッフのうち23人が失神、ジェリーは肝炎と虚血性壊死によって集中治療室に搬送されています。

この事件は病院内での集団ヒステリーとして考えられていますが、だとしてもジェリーが集中治療室送りになる原因が不明です。

一説にはグロリアの使っていた皮膚病の薬が電気ショックや人工呼吸器によって毒ガスへ変化したためだと言われています。

 

ペニス・パニック

2006年3月、アフリカ西部のナイジェリアのレストランで会計を担当したボーイがいきなり「自分のペニスがなくなった」と叫び出し、騒ぎを聞きつけた男性2名も同様に自分のペニスが消失したという集団ヒステリーの事例が発生しました。

「コロ(性器収縮症候群)」という幻覚精神障害によって引き起こされる、男性のペニスが縮小、消失したという集団ヒステリーは俗に「ペニス・パニック」と言われ、アジアやアフリカでしばしば発生すると言われています。

1967年にはシンガポールで数千人の男性が「ペニス・パニック」に陥り、当時の政府が報道管制を敷き、生物学的にペニスの縮小はあり得ないというキャンペーンを連日流す事態に発展しました。

1976年にはタイで350人がペニス・パニックで病院へ搬送されたほか、中国では40年代から80年代にかけて6度も発生し、のべ3000人ほどがコロに罹患したと言われています。

ペニス・パニックおよびコロの原因は不明ですが、ヨーロッパの研究チームによればコロは文化的な事情と深く関連した病気であるそうです。

実際に「外国人と握手するとペニスが縮小する」という風説がメールによって流れたスーダンで、コロに罹って病院へ搬送された男性の事例が2003年に報告されています。

 

マヒム・クリーク川の水が甘くなる

引用元:https://www.ststworld.com/

マヒム・クリーク川はインドのムンバイという都市を流れる川です。

2006年8月19日、ムンバイの漁師がマヒム・クリーク川が流れ込む海の水が甘くなっていることに気づき、事態を報告しました。

この変化はムンバイ中に伝播し、市民がこぞって川の水をペットボトルに汲んだり、病気の治療のために水を浴びるといった事態に発展しました。

マヒム・クリーク川はインドで最も汚い川と言われ、水も濁っているうえゴミなども浮かんでいるらしく、感染症などを懸念したマハラシュトラ州公害対策委員会は川の水を飲まないよう発令しています。

水が甘くなったという噂はグジャラート州にも伝わり、ティタール・ビーチの水が甘くなったという噂も広まりました。

マヒム・クリーク川の流れ込む海の水が甘くなった原因としては、モンスーンによってムンバイの地下に雨水が堆積、それが海へ流れ出たことが挙げられます。

淡水である雨水は海水よりも密度が低く、海へ流れ込むことで一時的に水面に浮かび上がり、やがて混ざります。

この、いわば淡水の層を口にした漁師が海の水が甘くなったと勘違いをしたということです。

 

「こっくりさん」による集団ヒステリー

引用元:https://www.minkou.jp/

2013年6月20日、兵庫県上郡町にある上郡高校で18名の生徒が過呼吸などの症状で病院へ搬送されました。

きっかけとなったのは1年生の女子が休み時間中に「気持ち悪い」と訴え、過呼吸の症状を見せたことです。

女子生徒は教室で泣き叫ぶなどひどい興奮状態を見せ、その様子に触発された生徒が次々と過呼吸の症状に陥り、廊下で倒れました。

最初に興奮状態となった女子生徒は霊感が強いと評判で、この日は「こっくりさん」をしていたそうです。

「こっくりさん」は1970年代に流行した占いの一種です。

医学者の森田正馬いわく、こっくりさんの参加者は自分が霊に憑依されたという自己暗示に罹ると言います。

また複数人に自己暗示による過呼吸などの症状を伝播させる、感応精神病としての発生事例もあります。

実際に上郡高校のような「こっくりさん」による集団ヒステリーは1970年代の日本ではたびたび発生したと言われています。

 

ええじゃないか

引用元:https://samurai-hi.com/

「ええじゃないか」は江戸時代末期に江戸以西、近畿や四国、東海地方を中心に起きた騒動です。

江戸時代にはお札が降るなどの神異をきっかけに奉公から抜け出してお伊勢参りを行う人が急増する「お蔭参り」という社会現象が周期的に発生していました。

「ええじゃないか」はお蔭参りの発展とも言えるものです。

「天からお札が降ってくる」という話が流れ、これを慶事の前触れとした民衆が「ええじゃないか」と連呼しながら乱舞し、地主や富商から物品などを強要しました。

お蔭参りが伊勢神宮でお札が降ってくるために民衆が伊勢神宮に集まりましたが、「ええじゃないか」では各地の寺社のお札が降ったために各地での騒動となりました。

特に名古屋の事例では7日間も騒動が続き、社会が麻痺しています。

「ええじゃないか」は一般的には、江戸時代末期の閉塞的な雰囲気に対しての世直し的な運動と言われています。

事実、政治的なメッセージを叫ぶ事例もありましたが、ほとんどの民衆はただ熱狂に身を任せていたとされており、ある種の集団ヒステリーに近いとも言えるでしょう。

 

バングラデシュの工場での集団ヒステリー

2013年6月16日、バングラデシュの首都ダッカの近郊にあるストレート・スウェッターズ社の衣料品工場で、800名もの工員が身体の異常を訴え、そのうち60名が入院するという事態が発生しました。

工場の水道の水を飲んだ工員が体調不良を訴えたため、何らかの水質異常が原因だと考えられました。

ですが検査の結果、体調を変化させるようなものは検出されませんでした。

その日、工場では水の異常によって作業が一時中断するという事態が発生しており、水質に異常があると勘違いをした工員をきっかけとする集団ヒステリーであると考えられています。

バングラデシュでは衣料品は一大産業として国の経済を支えていますが、反面現場の労働者は劣悪な労働環境にさらされています。

この集団ヒステリーにも、工員が作業環境に対して過剰に敏感であることが背景として存在するでしょう。

 

バンダル・マーナブ

2001年4月から5日にかけてインドのニューデリーで「モンキーマン」、現地語で「バンダル・マーナブ」と呼ばれるUMAの目撃例が相次ぎました。

目撃者によるとバンダル・マーナブは体長1.5から1.8メートル、二足歩行をし、上半身は猿のように毛深く、鋭い爪を有していると言います。

家屋の屋根を高い跳躍力で飛び回り、人に襲いかかる攻撃的な存在と言われました。

「2000年代最大のUMA騒動」と言われ、当時は新聞などで大きく取り上げられました。

バンダル・マーナブ騒動はニューデリーに大きな不安感を招きました。

「バンダル・マーナブが出現した」という騒ぎだけで集団ヒステリーが発生し、慌てて屋根から転落したり、逃げ出す中で転倒するなどして3人の死者が出ています。

 

豊川信用金庫事件

引用元:http://www.kawa-shin.co.jp/

集団ヒステリーはほんのささいなこと、それこそ他愛もないような会話で発生し、大きな騒動を招く危険性のあるものです。

1973年に発生した「豊川信用金庫事件」はその最たるもののひとつです。

きっかけとなったのは女子高生が電車の中で交わしていた、日常的な会話でした。

豊川信用金庫への就職が決まったある女子高生Aが、友人2人と話しているときに「信用金庫は危ないよ」とからかわれることがあったのです。

友人は信用金庫は強盗が入るから危ないぞ、とからかったに過ぎないのですがAはこれを真に受け、親戚に「信用金庫は危ないのか」と尋ねました。

すると会話の趣旨が「信用金庫は(強盗が入るから)危ないぞ」というものから「信用金庫は(経営状態がよくないから)危ないぞ」と移り変わってしまい、親戚から親戚へ、近所の人へ、と伝播していくうちに「豊川信用金庫は倒産するらしい」という噂になってしまいます。

そこで多額の引き出しが発生しました。

豊川信用金庫は「倒産はあくまで噂に過ぎない」という声明を出しましたが、かえってパニックに拍車をかけ、「職員が信用金庫のお金を使いこんだ」、「職員が5億円を持って逃亡した」、「経営責任から理事長が自殺した」などというデマが流れてしまいます。

結果的に10日足らずで20億円もの引き出されることとなりました。

豊川信用金庫事件は集団ヒステリーの事例であるとと共に、現在もデマがパニックへ移行する過程をよく示す例として心理学や社会学の教材として用いられています。

事件の背景としては同時期にオイルショックが発生しており、トイレットペーパー騒動などが起きるなど社会不安が広がっていたことが挙げられます。

またこの6年前に豊橋市で金融機関が倒産し、出資者の元に出資金が返ってこないという事態が起きています。

豊川信用金庫事件の過程でこの倒産の被害者が、経験談から倒産に対するデマを流していたとも言われています。

事件は愛知県宝飯郡小坂井町というごく狭い範囲で起きており、「交差ネットワークの二度聞き効果」、すなわち同じ情報源から得た同じ情報を、違う人から聞くことで余計に信ぴょう性が増す、という事態が発生していました。

ほんのささいな会話でも、いくつもの要因が重なることで数十億ものお金を動かす集団ヒステリーに発生するという典型例だと言えるでしょう。

 

セイラム魔女裁判

引用元:https://world-note.com/

セイラム魔女裁判は植民地時代のアメリカで起きた、最悪の集団ヒステリーの事例です。

ニューイングランド地方、マサチューセッツ州のセイラム村で牧師サミュエル・パリスの娘であるエリザベス・パリスとその従姉妹であるアビゲイル・ウィリアムズは、大人に隠れて夜な夜な降霊会に参加していました。

ある日、降霊会に参加したアビゲイルが突然暴れ出すなどの奇妙な行動を取り始め、「悪魔憑き」として診断されます。

サミュエルは使用人のティテュバを尋問し、ブードゥーの術を使ったことを「自白」させましたが、それ以来セイラム村で降霊会に参加した少女たちも続々とアビゲイル同様に異常な行動を取り始めました。

セイラム村では使用人のティテュバに加え、サラ・オズボーン、サラ・グッドが「魔女」として逮捕、さらにティテュバが続々と関係者の存在を自白したために、村内の女性が相次いで告発されていきます。

結果、わずか4ヶ月ほどで150人ほどが逮捕され、31人が裁判にかけられました。

魔女裁判としての犠牲者はヨーロッパほどではありませんが、ひとりの少女の異常をきっかけに村内全体がパニックに陥ったこの事例は、近世の魔女裁判の例でも最も高名なもののとなりました。

その背景には複合的な要因が存在します。

当時、魔女裁判はヨーロッパでは既に下火でしたが、清教徒(ピューリタン)というプロテスタントの一派が多く逃れていたアメリカにはまだ魔女裁判の因習が残されていました。

加えて清教徒は自身の理想郷を叶えるためにアメリカへ渡りましたが、「マサチューセッツチャーター」という憲章によって植民地では宗教の多様性や財産権に基づく選挙権の付与などが約束され、清貧と厳格な教義を重んじる清教徒にとっては不都合であり、不満が高まっていました。

またニューイングランド地方では魔女信仰が流行しており、セイラム村のほかにも魔女裁判がいくつも行われていました。

ほかにも当時セイラム村と近隣のセイラム町の間に経済格差が存在し、その原因が分からないセイラム村の住人の中には「セイラム村が発展しないのは村が悪魔に憑かれているからだ」と考える者もいました。

 

関東大震災朝鮮人虐殺事件

引用元:https://bohjingaku.com/

1923年9月1日に発生した関東大震災は関東地方に大きな被害を与え、10万人以上の死者など東日本大震災以前では最大の被害をもたらしました。

震災発生後、大きな被害や首都機能の麻痺によって大きな混乱が起きました。

内務省は戒厳令を公布、各地の警察署に「混乱に乗じて朝鮮人が凶悪犯罪や暴動を画策するので、注意すること」という内容の下達したところそれが広まり、「朝鮮人が震災に乗じて放火をした」、「朝鮮人が井戸に毒を投じた」、「朝鮮人と社会主義者が空き家に押し入って金品を略奪し、女を強姦した」などという風聞が流れます。

そこで民衆は思い思いに武装をして自警団を結成、朝鮮人や朝鮮人と間違われた中国人、果てには地方出身の日本人までを殺害し始めます。

正確な被害者数は不明ですが、震災の被害者のうち1000人から数千人ほどが風聞に基づく虐殺によって殺害されたと推定されています。

 

京都バスパニック事件

引用元:https://osaka.itot.jp/

2007年5月26日、京都府宇治市槙島町にあるヤクルト本社京都工場から「見学に訪れた中学生が気分が悪いと訴えている」と119番通報があり、堺市立三国丘中学校の生徒が11人、過呼吸の症状を訴えて救急搬送されました。

事件当時、三国丘中学校の2年生は福井県や京都府などを巡る、2泊3日の修学旅行に訪れていました。

第一報ではバスの中で怪談話をしたことで恐怖が伝染し、集団ヒステリーを招いたということでした。

ただこの事件を紹介したブログに、当事者である三国丘中学校の2年生を自称する、バス内に幽霊が現れたために集団ヒステリーへ陥ったという旨の書き込みが寄せられました。

確かに、これからヤクルトの本社工場へ見学に行こうという生徒が怪談話に興じるというのも不思議な話です。

県外への旅行、バスと言う閉塞した環境、体調の変化、匂いや振動などの五感に訴える部分の違和感などが敏感な生徒に影響を与え、集団ヒステリーへと発展したと考えるのも自然かもしれません。

 

笑いの集団ヒステリー

周りの人が笑っていると自分も楽しくなって笑いが伝染するということはありますが、病的なまで広まると、それもまた集団ヒステリーの一種となります。

1962年、タンザニアのビクトリア湖の西岸に位置する、カシャーシャ村という小さな村の全寮制の学校で「笑い病」とも言うべき笑いの集団ヒステリーが発生しました。

数人の生徒がジョークで笑いあったことをきっかけに周囲の生徒や教師、両親からカシャーシャ村全土に笑いが伝染しています。

結果、数千人が失神や発疹、呼吸器障害を患ってしまい、事態は6~8ヶ月かかってようやく収束しました。

 

口裂け女

引用元:https://togetter.com/

口裂け女は1979年の春から夏にかけて流れた都市伝説です。

口元を完全に隠すほど大きなマスクをつけた女性が「私、きれい?」と語りかけ、きれいだと答えると「これでも?」と言い、マスクを外して耳元まで大きた口を見せつけてきます。

反対にきれいじゃないと答えると、刃物で切り付けてくるようです。

この都市伝説は岐阜県をきっかけに日本中で流布し、小中学生に強い恐怖を与え、福島県や神奈川県ではパトカーが出動する事態に発展するなど、国中で口裂け女をきっかけに集団ヒステリーが起きています。

口裂け女という話のルーツ自体は明治時代以前にまでさかのぼることができると考えられていますが、話の大本は「子どもに塾通いを諦めさせるために夜道が危険だという話をでっちあげた」というものや、あるいはデマの伝播速度を調べるための実験だったとも言われています。

 

まとめ

今回は世界の集団ヒステリーの事例を紹介しました。

集団ヒステリーと聞くと遠い話のようにも思えますが、災害時や閉塞した環境にいると人は簡単にパニックに陥ってしまいます。

今回紹介した事例も、きっかけ自体は大したことないですが、結果として大きな被害や、多くの人を巻き込んだケースが多いです。

対策と言っても難しいですが、そういった事態があることを知っているか否かというのは大きく違います。

たいていパニックの先には二次災害が待っています。

特に、大きな災害はいつ来るか分かりません。

集団ヒステリーによる被害を未然に防ぐためにも、今回紹介したようなケースを心の片隅にでも置いておくといいでしょう。



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