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本当にあるの?珍しいバイト10選

大学生やフリーター、普段は主婦をされている方など、アルバイトに従事する人は数多くいます。

定番のバイトというとコンビニや居酒屋、スーパーの店員、塾講師などが挙げられるでしょう。

ですが世の中にはとても多くの種類のバイトがあり、その中には私たちの想像を超えるような珍しいものもあります。

今回は一見信じられないような珍しいバイトを紹介していきます。

その中にはハードなものから、本当にお給料を受け取っていいのか疑わしくなるような退屈なものまであります。

もしかしたらやってみたいと思うこともあるかもしれません。

ぜひ最後までご覧ください。

 

治験

日本では多くの製薬会社や研究機関が、自然の物質や化学合成によって新薬の開発をしています。

新薬が一般の患者を使うには、その効果や安全性を確かめ、厚生労働省の認可を受ける必要があります。

そこで新薬開発の最終段階において、厚生労働省からの認可を受けるために新薬の人間に対しての効果や安全性を調べる試験を「臨床試験」、特に「治験」と呼びます。

アルバイトとしての治験は病院や研究機関のほか、専用のウェブサイトなどから申し込むことができます。

参加者は薬事法や「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令(Good Clinical Practice, GCP)」に従って担当医師や臨床研究コーディネーターから治験についての詳しい説明を受け、同意と署名をします。

そして治験で定められたスケジュールに従って薬を投与し、通院をしたり、ときに入院をします。

スケジュール中は飲酒や喫煙などが制限されることがあります。

治験と聞くと怪しいイメージがあるかもしれませんが、投薬前後によらず途中でキャンセルができるなど安全に行うための対策が施されています。

 

リスニングスタッフ

企業の電話窓口などでお客様のお問い合わせに対応する「コールセンター」というバイトがありますが、名前の似た「リスニングスタッフ」はまったく別物です。

リスニングスタッフは電話やスカイプなどでお客様の愚痴や悩みを聞いて、ときにアドバイスをしたりするアルバイトです。

一見簡単そうにも思えますが条件は意外と厳しく、多くは女性限定であり、静かな環境を求められます。

つまり線路沿いやペットを飼っていると厳しいことがあります。

またお客様の話を否定せずに聞きに徹し、守秘義務を守ることも求められます。

完全歩合で、お客様と話している間のみ時給が発生するのが一般的なようです。

 

ゲームのバグ調査

ゲーム好きの人にとってはゲームをしてお金を稼ぐゲームテスター、デバッガーの仕事は夢のように思えるかもしれません。

ゲームテスターのバイトはゲーム会社などが募集しています。

仕事内容としてはリリース前のゲームやソーシャルゲームをプレイして、バグや不具合を探すというものです。

ただプレイするだけではなく複数端末での動作を確認したり、「モンキーテスト」と呼ばれる、開発者の意図を外すような操作を行うなど不具合を見つけるために様々な工夫を求められるため、純粋にゲームを楽しめるわけではありません。

またバグや不具合を発見するだけではなく、どう改善したらいいのかの助言や、不具合がなくても操作しにくい点などの指摘を求められることもあります。

近年では漫画やアニメなどを原作としたゲームも増えているので、原作の内容を把握して作品の時系列やキャラクター描写などとゲームの内容が矛盾していないかもゲームテスターがチェックすることもあるようです。

バイトではありますが、熟練したゲームテスターはゲーム制作の本場には欠かせない役割です。

 

結婚式のサクラ

結婚式は一生に一度の思い出であり、盛大に行いたい人もいるでしょう。

ですが引っ越したばかりであったり、転職をしたばかりであったりと、人間関係が疎遠になってしまうこともあるでしょう。

そんな人のために、結婚式の代理出席(サクラ)を派遣する会社があります。

そしてサクラのバイトも存在しています。

結婚式のサクラはバイト代のほかに引き出物をもらえたり、式で振る舞われる食事を食べることができるなどのメリットがあるそうです。

ただし本来式に出る友人の代理という場合が多いので、式の名簿には本名ではなくその友人の名前や住所を書かなければならないなど、ハードルも低くないようです。

またサクラのバイトにはほかにも葬式のサクラや、SNSで人間関係が充実している「リア充」を装うための友人のサクラなどのサービスもあります。

「リア充」サービスでは依頼人と一緒に写真を撮影してSNSにアップロードすることで人間関係をアピールします。

 

遺跡の発掘

遺跡の発掘と言えば専門の発掘チームが組織され、大規模に行われるイメージがあるかもしれません。

ただ日本にはまだ遺跡が数多く存在しています。

特に関西圏などでは過去の文献などから遺跡のありそうな土地というのが既にある程度決められており、遺跡のありそうな土地に住居などを建てる際には、建設の前に発掘調査を行う決まりがあります。

有名な話として大阪府藤井寺市にある「はさみ山遺跡梨田地点」が挙げられます。

1985年、当時プロ野球の近鉄バファローズに所属していた梨田昌孝が藤井寺市内に住居兼商業ビルを建築を計画した際に発掘作業が行われ、藤井寺市にある複合遺跡「はさみ山遺跡」の一部にあたる旧石器時代住居跡が発掘されました。

発掘された遺跡は「はさみ山遺跡梨田地点」と命名され、梨田昌孝の住居は設計変更を余儀なくされました。

このように関西地方では遺跡の発掘調査は日常茶飯事のように行われており、発掘のアルバイトも市や財団法人が募集しています。

遺跡の発掘に関わるバイトとしては「発掘補助員」と「発掘作業員」があり、発掘補助員はスコップやヘラなどで土地を掘り、専用の道具でより細かく遺跡を探るのが中心である一方、発掘作業員は土木作業が中心となります。

発掘補助員は学芸員を志す大学生などが多く応募しているそうです。

 

携帯電話の衝撃耐久度調査

携帯電話に関するバイトは色々なものがあります。

ショップ店員などを思い浮かべるかと思いますが、スマホの背部にあるシールを貼り付ける仕事や基地局からの顧客対応の一環で電波が来ているかを確かめる仕事などもあります。

しかし中でも珍しいものとして、二つ折りの携帯電話が主流の時代にあったと言われている衝撃耐久度を調査する仕事が挙げられます。

仕事の内容としては起立した状態で胸元から携帯電話を足元の箱に落とすというシンプルなものです。

スマホが普及したこの時代に残っているかは分かりませんが、内容の割に高時給だったと言われています。

 

箱を見続けるバイト

体験談としてネットにあったため本当に存在したかは定かではないのですが、某有名企業の飲料製造工場で10畳ほどの一室に案内され、コンベアで流れてくる箱をひたすら眺めるバイトがあったそうです。

窓も何もない個室でひたすら流れてくる箱を見続け、寝ることも許されません。

退屈過ぎて逆に長続きしなさそうです。

 

朗読ガール

朗読ガールは「ガール」とつくように女性を対象としたバイトで、小説や詩、俳句、ビジネス書などをオーダーに合わせて1対1で朗読するバイトです。

現代では朗読に関するサービスも多く提供されており、声優やアナウンサー、ウグイス嬢志望の女性などがやることがあるそうです。

またダブルワークでもできるため主婦の方にも人気のバイトです。

世の中の「声フェチ」と呼ばれる人たちを対象に官能小説を朗読する仕事は、時給が1万円に達することもあるそうです。

 

助手席要員

派遣バイトのウェブサイトなどでは、大手の運送会社や飲料会社などがトラックの助手席に座っているだけのバイトを募集していることがあります。

この仕事は俗に「助手席要員」と言われます。

助手席要員は配達などでトラックを路上に停める際に駐禁を取られないようにするためのものです。

運転手ひとりだとトラックに誰も乗っていないので警察が来ると駐禁となってしまうのですが、助手席に人がいれば停車扱いとなり罰則がなくなります。

そのため助手席要員は配達ルートに警察の巡回がある地域でのみ募集があるようです。

募集先によっても差はあるようですが、助手席要員は助手席にいることに意味のある仕事のため、運転手を手伝って重たい荷物を運ぶことはありません。

運転手が配達で運転席を出ている間は助手席から出ない限り、読書や音楽鑑賞など好きなことをしていていいという場合もあるようです。

警察官が来て何かを尋ねられたときのみ、配達に向かう運転手のもとへ案内することを求められます。

退屈かもしれませんが、非常に楽な仕事です。

ですがトイレなどは決まった場所でするように決められており、窮屈に思うことはあるかもしれません。

 

SNSで情報を発信するアルバイト

インターネット技術が進歩するに従って、インターネットに関係したバイトも発生するようになりました。

例えば日本で最も大規模なインターネット匿名掲示板「5ちゃんねる」で企業のイメージを損ねるような投稿がないかを監視するバイトもあります。

匿名の投稿であっても野放しにすれば「炎上」によって爆発的に話題が広がってしまい、企業にとっては少なくないダメージになってしまうこともあります。

また近年ではFacebookやTwitterなどのSNSを使って広告活動を行う企業もあります。

タニタやシャープのように広報を担当する職員が公式アカウントで気軽に発言を投稿するような企業も出てきました。

そうした状況下でSNSで企業の公式アカウントを動かし、投稿や「いいね」を行うことで給料をもらうバイトも生まれています。

価格設定は様々で、フォロワー5万人以上で数千円というところから何ツイートで何百円といった単価制のようなものもあります。

スマホ一台あればできる仕事ですが、もちろん不用意な発言をうっかり公式アカウントで投稿してしまい、炎上を引き起こしてしまったら大きな問題となってしまうので要注意です。

 

まとめ

今回は珍しいバイトを紹介しました。

仕事は社会を映す鏡です。

社会の姿が変化することで新たな仕事が生まれ、また別の仕事はなくなっています。

バイトも仕事の一形態である以上、例外ではありません。

今回紹介したものは従事者もそう多くはない、マイナーで珍しいものですが、今から5年10年経てば完全になくなっている可能性だってあります。

当然それは今多くの人が従事する人も例外ではありません。

バイトを選ぶうえでは仕事の内容や給料などがもちろん第一となるでしょうが、将来の自分の姿や仕事の未来なども考えておいたほうがいいでしょう。

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