その他雑学

珍しいアレルギーの7選

アレルギーは近年増えてきており、なる人の数もそうですが、広範囲にわたって様々なアレルギー症状を起こすことが少しずつ明らかになってきています。

今回はその中でも、非常に珍しい驚きのアレルギーを7点、ご紹介したいと思います。

①チョコレート


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チョコレートが大好きな方はたくさんいらっしゃいますが、チョコレートは赤ワインやグルタミン酸ナトリウム、熟成したチーズなどと並んで偏頭痛の原因となることもあるようなので、偏頭痛持ちの人もチョコレートには気をつけた方がよいかもしれません。

チョコレートおよびココアなどのカカオ主原料食品には、「チラミン」と呼ばれる血管浮腫物質が含まれており、これに起因するとされています。

上記の他の症状としては、下痢、嘔吐、鼻血、腹痛、けいれんなど様々です。

「アナフィラキシーショック」を起こす場合もあり、日本で死亡例も報告されています。

また、今までチョコレートを食べても何の症状も出ていなかった人でも、ある日突然アレルギー症状が出ることもあります。

近年では、カカオの代わりにキャロブ(イナゴマメ)を用いて作った、一種の代用チョコレートも販売されており、注目を集めています。

また、主原料がカカオということでカカオアレルギーだと思っていたら違う原因だった、ということもあります。

よくあるのはピーナッツやアーモンドなど、ナッツ系のものが入っていてそちらのアレルギーだった、ということもあったり、チョコレートにはニッケル、クロム、銅、スズ、亜鉛などの金属が微量に含まれていることがあり、金属アレルギーの人がそれに反応した、というケースもあるのです。

これらの金属を含む食品は実は他にもたくさんあって、

ニッケルを多く含む食品

・穀類(はと麦、小麦胚芽、米ぬかなど)
・豆類(インゲン豆、大豆、きな粉などほとんど全て)
・魚類(ハマグリ、生うになど)
・種実類(アーモンド、ゴマ、クルミ、落花生など)
・藻類(干しひじき、昆布など)
・野菜類(しそ、タケノコ、ワラビなど)
・キノコ類(なめこ、ヒラタケ)
・飲料(珈琲、お茶、紅茶、ウーロン茶など)

クロムを多く含む食品

・穀類(小麦胚芽、米ぬかなど)
・魚類(マイワシ丸干しなど)
・種実類(エゴマなど)
・乳類(パルメザンチーズ、チェダーチーズなど)
・藻類(アオサ、昆布、乾燥わかめなど)
・飲料(お茶、ウーロン茶など)

銅を多く含む食品

・穀類(オートミール、小麦胚芽、米ぬかなど)
・豆類(あずき全粒乾 、きな粉など)
・魚類(あんこう肝、イカ、エビなど)
・種実類(アーモンド乾、くるみ、落花生乾など)
・藻類(干しいわのりなど)
・野菜類(切り干し大根、パセリ、枝豆生など)
・キノコ類(干しシイタケ乾)
・飲料(お茶、紅茶、ウーロン茶など)

スズを多く含む食品

・穀類(小麦胚芽、米ぬかなど)
・豆類(麦みなど)
・魚類(うるめいわし丸干し、さんま蒲焼きなど)
・藻類(寒天、昆布)
・飲料(インスタントコーヒー)

亜鉛を多く含む食品

・穀類(米ぬか、小麦胚芽、ライ麦、はと麦など)
・魚類(かき、するめイカ、たらこなど)
・種実類(ゴマ、きな粉、大豆、アーモンド、ピーナッツなど)
・藻類(焼き海苔、ひじき)
・肉類(牛肉、豚肉など)
・飲料(コーヒー、紅茶、抹茶など)

こんなにたくさんの食品に金属が含まれているとは驚きですね。

金属アレルギーの方はチョコレートをはじめ注意が必要です。

余談ですが金属アレルギーの人は、銀歯に反応する人もいますね。

手のひらに水ぶくれの湿疹が出来る「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」になる人は、金属アレルギーで銀歯が入っていて、体内に微粒の金属が入りこんでなる人がいるそうです。

②水アレルギー


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水アレルギーは水蕁麻疹(みずじんましん)の俗称です。

実際はアレルギー性ではなく物理刺激による蕁麻疹でありICD-10(疾病及び関連保険問題の国際統計分類)でじゃL23「アレルギー性接触皮膚炎」内ではなく、L50.8「その他の蕁麻疹」に分類されています。

極めてまれな症状であり、記録に残る発症者は世界でこれまで100人に満たない数です。

名前の通り水に反応します。 自分の体の涙や汗、唾液などにも反応し、皮膚に水がかかるとおよそ15分後に当該部位が赤く腫れて、痒みや激痛を伴います。

この症状は2時間ほどで治まりますが、患者は相当辛いそうです。

なお、アレルギー疾患ではなく皮膚疾患であるため、体内の水分は害をなしません。

幼少期であれば男女共に同じ割合で発症する条件を満たしていますが、どちらかというと女性の方が男性よりも発症する傾向が高いそうです。

イギリスのある皮膚科学者によると、世界でどのくらいの人が水アレルギーで苦しんでいるかは現在のところ不明で、水アレルギーのメカニズムについてもまだ正確には分かっていないのが現状です。

現在の医療では治療法がまだありませんが、蕁麻疹をなるべく抑えるための薬の研究や開発は日々進められています。

入浴やシャワーの後、またプールや雨にあたったりした後15分ほどの間に湿疹や赤い斑点があらわれ、さらにその後2時間ほどの間にヒリヒリするようなひどい痒みと痛みが起こります。

また水を飲むと、うまく飲み込めなかったり、息苦しくなりひどくなれば呼吸困難に陥ったりすることもあります

身の回りにある水だけでなく体内から出る汗や涙によっても症状が起こることがあるため、日常生活のあらゆる場面で細心の注意を余儀なくされます。

そして、水アレルギーは水の温度の違いに関係なく症状が起きます。そのため、冷水に反応する寒冷じんましんや、温水に反応する温暖じんましんと混同されやすいという特徴があります。

水アレルギーにかかってしまった人の生活は、お察しの通りかなり大変です。

水をはじくクリームを塗りまくったり、水は飲まずに牛乳や紅茶などを飲んだりしているそうです。

生きていくために通常はかかせない水でありますが、それに反応する病気なので、日常生活にかなり大きな支障がでてしまうのが本当に辛いところですね。

医療・科学の力で早く原因が解明されて、最善の治療法が見つかることが望まれます。

③鳥関連過敏性肺炎(別名:鳥飼病)


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過敏性肺炎とは、肺にある小さな袋(肺胞)や最も細い気道(細気管支)の内部や周囲に発生する炎症で、細菌やウィルスなどの病原体が原因ではなく、有機物の粉塵や化学物質(これらを抗原と呼びます)を繰り返し吸い込んだことによるアレルギー反応が原因となります。

息切れ、咳、発熱といった症状が見られ、抗原体を避けることで改善しますが、長時間抗原にさらされていると炎症が慢性化し、肺がどんどん固くなる病気です。

鳥関連過敏性肺炎とは、鳥の羽やフンに含まれるタンパク質を吸引すると肺に炎症を引き起こすアレルギー性の肺炎です。

鳥を飼ったり羽毛布団やダウンジャケットなど羽毛を使った製品を使用したり、様々な原因で発症します。
急性鳥関連過敏性肺炎は、感染症としては経過が緩慢であること、両肺に広範なすりガラス陰影を認めることから過敏性肺炎を疑い、居住環境、職業歴、鳥飼育歴などにつき詳細な病歴聴取を行うことが診断のカギとなり、明らかになることが多いそうです。

普通の間質性肺炎と似ているので診断が難しいともされています。

この病気では鶏肉そのものはアレルゲンにならないため、鶏肉は食べても問題がないということです。

予防策として、一般的なマスクは隙間から入るためにあまり効果がなく、冬に電車などでダウンジャケットを着ている人に近づいたり、鳥のフンが近くにあっても咳き込んだりするので、単に抗原から遠ざかるしかないようです。

よくハタキや車のホコリを落とす道具などに鳥の羽が使われていることがありますが、それを使ってホコリをよくはらった場所でも発症したという症例もあるそうです。

鳩にむやみにエサをあげる人が問題になっていて、ニュースで取り上げられたり、行政上の強制執行が行われたりしていますが、エサをあげている人にはこういった症状をおこす恐れがあることを知ってもらいたいものです。

以上は過敏性肺炎の1種、鳥関連過敏症肺炎についてスポットを当ててご紹介しましたが、過敏性肺炎には他にも色々な種類があるアレルギー性疾患で、

他に

・夏型過敏性肺炎・・・原因:家屋のトリスコポロン(夏によくキッチンや浴室に発生するカビの一種)
・住居関連過敏性肺炎・・・原因:家屋の真菌(狭義にはトリスコポロン以外)
・農夫肺・・・原因:牧草に増殖する好熱性放線菌
・塗装工肺・・・塗料に含まれるイソシアネート
・加湿器肺・・・加湿器に増殖する細菌・真菌
・きのこ栽培者肺・・・きのこ胞子、栽培環境の細菌・真菌

といった様々なアレルギーによる過敏性肺炎があります。

④砂アレルギー


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砂によるアレルギー症状は、大きく分けて2パターンあります。

まず1つめは、砂そのものというよりも、その中に含まれるものによって起こるアレルギーです。

小さなお子さんは砂場遊びが大好きですが、ここにも危険が潜んでいます。

皮膚が薄い幼少期は砂が擦れることで傷がつくこともありますし、野良猫がよくトイレにしていることもあり、糞尿が混ざっていたりばい菌などの危険がいっぱいです。

砂に含まれる金属や猫などの動物の毛が原因でアレルギー症状を引き起こすことがあります。

2つめは砂そのものが原因といわれ、大気中に含まれるもので「黄砂アレルギー」があります。

黄砂とは、中国内陸部にある砂漠の砂が「偏西風」という風に乗って日本に届く現象で、農業や生活環境にも大きな影響を及ぼし、遠方である日本でも健康被害をこうむっている人々はたくさんいます。

黄砂は大変微粒なもので、スギ花粉が直径30~40ミクロン程度であるのに比べ、黄砂はたったの4ミクロン。体内にこのような異物が入り込めば、喉や気管に異常をきたし、喉や喘息症状の引き金となる、黄砂アレルギーと呼ばれるものになることがあります。

症状は花粉症に似通っており、目や鼻、気管支、皮膚などにあらわれます。

目に入ると、かゆみやアレルギー性の結膜炎、鼻に入ると、鼻水やくしゃみなどアレルギー性鼻炎のような症状を引き起こします。

気管支に入ると喘息を誘発させる場合もあります。

さらに、黄砂に含まれるカビ・ダニ・ホコリなどが原因のアレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎などを発症する場合も。

また黄砂に限らずヨーロッパ・ドイツにおいてもサハラ砂漠の砂が飛来し、同じような症状が起こっている方が多いそうです。

⑤スティーブンス・ジョンソン症候群


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スティーブンス・ジョンソン症候群は、高熱(38℃以上)を伴って、発疹・発赤、やけどのような水ぶくれなどの激しい症状が、比較的短期間に全身の皮膚、口、目の粘膜にあらわれます。

皮膚粘膜眼症候群ともいい、経過中に「ヒトヘルペスウイルス(HHV-6)や「サイトメガロウィルス」が再活性化する事もあります。致死率は患部が体表の10%未満の場合なら5%。

その多くは医薬品が原因と考えられていますが、一部のウィルスやマイコプラズマ感染にともない発症することも知られています。

スティーブンス・ジョンソン症候群の発生頻度は、人口100万人当たり年間1~6人と報告されており、原因と考えられる医薬品は、主に抗生物質、解熱消炎鎮痛薬、抗てんかん薬など広範囲にわたります。

発症メカニズムについては、医薬品などにより生じた免疫・アレルギー反応によるものと考えられていますが、さまざまな説が唱えられており、いまだ統一された見解は得られていません。

重篤なものになると、「中毒性表皮壊死症(TEN)」に進展することがあります。

⑥皮膚描記症


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昔クラスに1人この症状の男子がいて、かなり驚いたことを覚えています。

一般人の場合、引っ掻いてみると少しだけ腫れますが、2~5%の人にはその引っ掻いた部分が線状に腫れあがり、過剰反応が起こると言われています。

まるで腫れ切った蕁麻疹のようになります。

これは圧迫や摩擦が原因で起こり、人口蕁麻疹をも言われています。

着ていたワイシャツの襟や袖の部分が、摩擦ですれて赤い線状に腫れてしまったり、風呂上りにバスタオルで身体を拭いた摩擦で腫れたり、少しの擦れで腫れてしますので結構厄介です。

⑦寒冷じんましん


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寒さにアレルギーを持つ人もいます。

寒冷じんましんも物理的なじんましんのうちの1つで、深刻な辞退にもなりえます。

冷たいものを触ったり、冷たい風や水に触れることで血管性浮腫に伴うミミズ腫れになり、皮膚の下層が腫れます。

これが危険な理由としては、冷たい風や水などには突然触れてしまう可能性が大いにあるからです。

非常に多くの肥満細胞がヒスタミンを放出するため、アナフィラキシーに陥ります。

呼吸困難や血圧の低下などが起こり、生死に関わることもあります。

ここまでアレルギーの種類があると、余程うまく付き合っていかないといけませんね。

パッチテストは受ければ事前に命が助かるかもしれません。

ならないようにするための、出来る範囲の行動は可能だと思います。

普段から掃除をして清潔を保ち、ダニを減らし、カビも生えないようにすることなど、小さなことから改善を試みることで、アレルギー疾患になる人を救いたいものです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

近年アレルギーを起こす人が非常に多くなっており、厚生労働省の調査では0~14歳の子供たちのなんと約40%に、そして東京・大阪など都市部に住む4歳以下の子供たちに至っては51.5%、つまり2人に1人の割合で何らかのアレルギー症状が認められるというのが最近の状況です。

昔と比較すると学童の気管支喘息はこの30年間で10倍に、アトピー性皮膚炎も5~10倍に増加しています。

近年アレルギー疾患が増えた原因としては、私たちを取り巻く環境が大きく変わったことによります。 アレルギー体質は遺伝的に代々伝えられるものですが、アレルギー疾患として症状が現れるか否かは住環境、食環境、大気汚染など生活環境から受ける刺激が重要な鍵を握っています。

例えば住環境の変化としては、昔は木造に土壁でスキマ風が通るような家に日本人は住んでいました。それが高温多湿の日本の気候にはよく合っていました。

ところが今はマンションだったり、木造の家屋でもアルミサッシが入って気密性が高くなっています。

そして夏は冷房、冬は暖房で年中快適に過ごせるようになりました。

実はその快適な環境というのは、家ダニたちにとっても好都合でどんどんダニが家の中で増え、一年中人間がダニと共に生活するようになったのです。

このダニが子供のアレルギーを引き起こす大きな原因で、たとえば気管支喘息の子供たちを調べると100人中94人までがダニに対するアレルギー反応が原因となっているそうです。

普通どこの家でもホコリをゴルフボール位の大きさに集めると、めにははっきり見えませんがその中に家ダニが約4,000匹いると考えられています。

アレルギーには他にも様々な原因がありますので、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。



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