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世界の美しい水中生物10選

海には微生物から大型の魚類やクジラ、海獣まで膨大な種類・数の生物が生息します。

そのため海は生命の起源とも言われております。

皆さんも夏には海に行ったりしますよね。綺麗ですよね海は。

今回は、そんな綺麗な海に住んでいる世界の美しい水中生物をご紹介していこうと思います。

カクレクマノミ

カクレクマノミは皆さんも知っていますよね?

そう「ファインディング・ニモ」のモデルとなったお魚さんです。とっても愛くるしいですよね。

カクレクマノミは、本体の中央部に凸型の白体横帯を持つのが特徴です。またクマノミ類はイソギンチャクと共生関係であります。

イソギンチャクは刺胞毒をもっており、手で触れるとミミズばれなど起こしたり危険なのですがクマノミ類には無害なのです。

そしてカクレクマノミは、性転換するのはご存知でしょうか?彼らは生まれたときは全てオスとして生まれてくるのですが、成長する中で群れで一番大きい個体がメスへと性転換するのです。そしてそのメスが死んだりすると、また別のオスがメスへと性転換するのです。

そして彼らは、比較的温厚な性格なので飼いやいなど評判が高いです。

初めて海水魚を飼う人にはうってつけですよ!

ジンベエザメ

こちらはジンベエザメです。皆さんも水族館などで見たことあると思います。

ジンベエザメは、全長10~12mにもなります。体重は19000kgもあります。最大20mにもなるといわれ世界最大の魚類と呼ばれています。

ジンベエザメは、世界の熱帯海域に生息しており、幅広く生息しております。

千葉県沖からグアムまで移動したとも言われております。基本的にジンベエザメは海の表面近くを回遊していますが、水深700mまでもぐったと言われております。そしてメスは自分が育った海域は出ないですが、オスは世界中回遊しています。

ジンベエザメは、温和な性格と言われ人を襲う事はまずないです。しかし近すぎたりすると体が大きいのでこちらが怪我をして痛い目にあいます。

ジンベエザメは、巨大すぎるため彼らを捕食する動物は限られます。

唯一それができるのは、シャチです。シャチはオスの体重が最大5トンもあり獰猛な生き物です。

ただ、ジンベエザメとシャチは生息地がほとんど被らないため、出会うことは少ないようです。

しかし彼らは、絶滅危惧種になっており、生息数は減少しております。

彼らが絶滅しないよう我々人間が気を付けないといけないですね。

アメリカマナティー

アメリカマナティーは、水性哺乳類で、北アメリカのフロリダ半島や西インド諸島、カリブ海沿岸域からブラジルの中部辺りにかけての沿岸域などに分布しています。

マナティーの特徴は、身体はずんぐりとして、短毛がまばらに生えています。前肢はひれ状になっており、先には痕跡的な2㎝程度の爪が3~4本見られるが、後肢は体内に隠れており、外からは見えないようになっています。体色は灰色や灰褐色、または茶色っぽい色合いにで、大きさは雌の方が大きいです。

アメリカマナティーは、ほの完全な水生生活をしていて、沿岸域の浅場や汽水域、河口や運河などに生息しています。水深が3~5m程ある所に多く見られます。

アメリカマナティーは、浅瀬などでは前肢を使って進むことがあるが、大きいものでは体長4.5m、体重は1600kg程にもなり、成長しきったものは陸上では歩くことができないのです。

そんな彼らの寿命は、30年程と言われておりますが、飼育下ではなんと60年を超えたものも知られています。

そして彼らは、近年では生息数が減少傾向で、国際自然保護連合の保存状況では絶滅危惧種としてレッドリストに指定されています。

とっても可愛らしいマナティー。守りたいですね。

アカウミガメ

アカウミガメは、大きなもので体長が1m、体重100㎏超えるものが存在します。

北太平洋において、日本が主な産卵場で屋久島を中心に南西諸島から日本本州にかけて産卵します。

アカウミガメは他のウミガメと比較し頭部が大きく、甲羅は赤褐色でハート形に近い形をしています。

アカウミガメの推定寿命は70~80年くらいと言われております。

また、アカウミガメも絶滅危惧種のリストに載っております。

ハナゴイ

こちらは「ハナゴイ」と言われるお魚さんです。

生息地は沖縄のサンゴ礁域でみられます。雄の方が雌よりも色彩が鮮やかで、腹ビレ、尾ビレの軟条部が糸状に伸びます。

そしてハナゴイは、クマノミ類と同じく、大きくなった雄は雌に性転換して、ハーレムを形成します。

そして、ハナゴイは群れで泳ぎます。ハナゴイの群れの美しさは水中世界でもトップと言っていいほどキレイです。

ハナゴイは、赤や黄色の色彩をしており、その美しい容姿から方言で「ジュリグワーイユ」(遊女)と呼ばれております。

一目見てみたいですね。

ウメイロモドキ

こちらは「ウメイロモドキ」と呼ばれる美しいお魚さんです。

生息地は琉球列島以南、西部太平洋の亜熱帯・熱帯域に分布しております。

ウメイロモドキの特徴は、背鰭と尾鰭は鮮やかな黄色をしており、体背部は鮮やかな青色をしています。体長35㎝に達します。

他のタカサゴ科の魚に比べ体高が高いです。そして彼らは雑食性でプランクトンも食べます。

彼らは、水中で見ると、青みがものすごく鮮やかに写ります。

ダイビングした時に見てみたいですね。

ツノクラゲ

この美しいクラゲは「ツノクラゲ」と言われるクシクラゲ類の一種のクラゲです。

このクラゲは、非常に大形で体長は20㎝に達する程です。

ツノクラゲはよく水面付近でよく見られます。

彼らは、体の下方に大きな二つの翼状突起が側方にでています。この翼状突起の基部からは二の細長い螺旋状に巻いてある耳状突起が伸びています。体の表面全体には角状の小突起が多数あります。そのためツノクラゲという名前にになりました。

クシクラゲ類は櫛板(くしいた)を持ち、そこに光が当たると反射して虹色に美しく光ります。

そして彼らは、物凄く脆いため、手で水流を作ったりダイバーの泡が当たるだけで体表が壊れる程です。

あまり近すぎたりしないようにしましょう。

ムラサキダコ

マントのようなものがついているこのタコの名は「ムラサキダコ」といい、英名で「ブランケットオクトパス」と呼ばれています。

ムラサキダコの生態はほとんど知られておりませんが、圧倒的な技の持ち主です。体長2mにもなる雌は、危険を感じるとそのケープを体から切り離すことができます。そして猛毒を持つことで知られるカツオノエボシの毒にも免疫をもっています。

雄は大きさ3㎝ほどしか大きくならないそうです。そして彼らは、クラゲの触手を剥ぎ取っては、それを鞭のように利用したりします。女の子を怒らせたら怖いのは水中でも同じですね。

ちなみに、ムラサキダコは食用は可能ですが味は「水っぽくて食べれたもんじゃない」とのことなのでおすすめはしません。

デメニギス

この脳が透けて見える特徴的な魚は、「デメニギス」といわれるお魚さんです。

「デメニギス」の形態は特徴的で、尾に向けた後ろの部分は全体的に黒く、深海の暗所で姿を隠しやすいカラーリングをしています。そして何より特徴的なのは、まるで透明なヘルメットを被った宇宙人のような外見をしています。脳がむき出しで何やら緑色の丸い物体が透けて見えるのです。ただデメニギスは体長が15㎝程度の小型です。可愛げがありますね。

デメニギスはの分布は広く太平洋の北側、冷たい海流がある水深400mから800mに分布しています。食用としては流通していません。

デメニギスは非常にデリケートで、たまに水揚げされるのですが、頭の透明なヘルメット部分は水揚げされたときには、ボロボロに損傷しているのがほとんどで、生きた個体を陸まで運べる可能性はほぼゼロに等しいです。なのでデメニギスの生態の詳しいところは未だに解明されておりません。

クリオネ

透明な体と左右の翼足、少し生えた頭部の角に、体内に透けて見える橙色の器官が美しい生物、流水の天使「クリオネ」です。

クリオネは、殻の退化した巻貝の一種です。ミミズやカタツムリと同じ雌雄同体です。体長は約0.5~3cm程度でとても可愛らしいです。

生息地は、北極海、南極海から、大洋の寒流域にかけて棲息します。日本だとオホーツク海や太平洋が有名です。たまに寒流に乗って南下することもあるそうです。彼らの寿命は約1~3年とされています。

彼らは、半年~一年に一匹、ミジンウキマイマイを捕食すれば生きていくことができるため、現状は餌の絶滅に直結するほど深刻な問題とはされていませんが、富山湾は海水の酸化が進んでいるうえ水の入れ替わりも少ないため、湾内でのクリオネ絶滅が危惧されています。また、富山湾で起きている事は、世界各地で起きる可能性が大きいと考えられており、対策が検討されています。

まとめ

いかがでしょうか?今回はいくつかの美しい水中生物を10種ご紹介しました。

ご紹介した中では絶滅の恐れが多い生物がいましたね。

私たち人間が自然にやさしく共存することで彼らも絶滅は免れます。

そして、この世界にはまだまだ美しい水中生物がたくさんいます。深海には宇宙と同じでまだまだ謎が多いとされております。

今後、新種の水中生物がでてきたりするかもしれませんね。



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