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世界一危険な航空会社TOP10

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遠くへ旅行に出かけるとき、欠かせないのが飛行機での移動です。

飛行機事故は怖いですが、実は雷に打たれるよりもリスクが低いと言われています。

ですが管理体制がずさんであるなど、人的な要因によって事故のリスクが高くなる危険な航空会社は実在しています。

今回はAirlinelatingというウェブサイトの発表する「Compare Airline Safety Ratings」をもとに世界一危険な航空会社を紹介します。

 

10位 エアアジア・タイ(タイ)


引用元:https://www.airlines-inform.com/

エアアジア・タイは、アジア最大の格安航空会社エアアジアとタイ王国の元首相タクシン・チナワットの関連会社であるシン・コーポレーションが合弁で設立した航空会社です。

現在はタイのドンムアン空港を拠点にタイの国内線や近隣25か国への定期便を運航しています。

タイの国柄を反映してか、僧侶は優先して搭乗できるようです。

過去に大きな事故を起こしたことはありませんが、2017年1月2日には着陸時にテールストライク(機体の後方部分を滑走路に接触させる事故)を起こしたり、2018年3月13日にはエンジン火災の誤表示でドンムアンからウドーンターニーへ針路を変更するなど軽微なアクシデントは多発しています。

2018年11月12日にはマカオ国際空港で滑走路上に車両があったにも関わらず離陸のためのタキシングを開始すると言うインシデントを引き起こしています。

 

9位 インドネシア・エアアジア(インドネシア)


引用元:http://www.flightsinasia.com/

インドネシア・エアアジアはインドネシア・ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港を拠点とする格安航空会社です。

アジア最大の格安航空会社であるエアアジアが2004年にインドネシアの航空会社Awair(Air Wagon International)を子会社化し、2005年12月にインドネシア・エアアジアへと社名を変更させました。

安全対策上の理由からインドネシアの航空会社はEU圏への飛行を禁止されていましたが、2010年7月にインドネシア・エアアジアの制限は解除されています。

インドネシア・エアアジアはインドネシア国内のカテゴライズでは安全な会社とされています。

ですが2014年12月28日にインドネシアのジュアンダ国際空港からシンガポールのチャンギ国際空港へ向かっていたインドネシア・エアアジア8501便が乗員162名が全員死亡したとみられる墜落事故を起こしています。

 

8位 スリウィジャヤ航空(インドネシア)


引用元:https://www.thejakartapost.com/

スリウィジャヤ航空はインドネシアのスマトラ島を中心に国内37の都市を結ぶ航空会社です。

シンガポールやマレーシア、サウジアラビアなどとの国際便も運航しています。

インドネシアの航空会社では第3位となる、国内シェアの13%を占めています。

インドネシアでは唯一すべての女性添乗員がヒジャーブを着る航空会社で、サウジアラビアへのフライトの際にはヒジャーブ姿の女性添乗員の姿を見ることができます。

社名はかつてインドネシアで栄えたシュリーヴィジャヤ王国に由来しています。

スリウィジャヤ航空では型の古いボーイング737を状態の悪いまま使っていたため、2008年から2012年にかけていくつかの事故を引き起こしています。

特に2008年8月27日にはスリウィジャヤ航空62便がインドネシアのスルタンタハ空港へ着陸した際に滑走路をオーバーランして家屋に衝突、26人の怪我人を出しうち1人が死亡しました。

事故の原因は機体の油圧装置の故障とのことです。

このような事態を鑑み、スリウィジャヤ航空では2014年から順次新しいボーイング737を購入し、老朽化した機体との交代を進めています。

 

7位 PNG航空(パプアニューギニア)


引用元:https://news.pngfacts.com/

PNG航空はパプアニューギニアのポートモレスビー・ジャクソン国際空港内にある航空会社です。

パプアニューギニアの国内線とインドネシアへの国際線で定期便を運航しています。

1987年にミルン・ベイ航空という資源開発産業向けのチャーター便を運航する航空会社だったのですが、1992年から定期旅客サービスを開始し、1997年から航空会社の免許を取得して現在の姿となっています。

PNG航空は定期旅客サービスを開始して以来、幾度も墜落事故を起こしています。

2011年11月13日に発生したラエからマダンへ向かうPNG1600便の墜落事故では乗客32人中28人が死亡する事態となりました。

 

6位 ブルー・ウイング航空(スリナム)


引用元:https://www.airlines-inform.com/

ブルー・ウイング航空は、スリナムの首都パラマリボのゾルフ・エン・ホープ空港を拠点とする航空会社です。

2002年に設立され、国内線のほかガイアナやベネズエラなどカリブ海地域を中心とした国際便を運航しています。

定期旅客のほかにも救難飛行なども行っていますが、2008年4月3日にスリナムのラワ・アンティノ空港でタキシング中にジャングルへ衝突して乗客乗員19人が全員死亡する事故を起こしてしまいます。

2009年10月15日にはスリナムのクワメレースムエト空港で着陸に失敗して機体が両断され、乗員4名が怪我を負い、2010年5月15日にはポケティという都市の近郊で墜落事故を起こし乗員8人が全員死亡しました。

度重なる事故と、事件後の不十分な対応からブルー・ウイング航空はEUのブラックリストへ記載されています。

ブルー・ウイング航空にはヨーロッパへの便はありませんが、フランス領ガイナムを通過する航路が使えなくなってしまいました。

 

5位 カーム航空(アフガニスタン)


引用元:https://www.ch-aviation.com/

カーム航空はアフガニスタンの首都カーブルにあるカーブル国際空港に拠点を置く航空会社です。

2003年8月31日に、ザムライ・M・カームガールによってアフガニスタン初の民間旅客航空として設立されました。

2005年2月3日には乗員104名が全員死亡する墜落事故を起こしたほか、2010年8月11日にはカーボベルデ経由でブエノスアイレスへ向かう国際貨物機がイギリスのマンストン=ケント国際空港でテールストライクを起こしてしまいます。

その後EUの調査によって民間航空安全記録が不十分なことが判明したため、EU圏内の飛行が禁止されました。

国内線のほかに中東、アジア、ヨーロッパへの路線を持っていましたが、ウィーンとロンドンへ行く航路が廃止となりました。

2018年1月にはカーム航空の外国人スタッフが、タリバンによるカブールのホテルの攻撃によって死亡する事態が発生します。

この事件後には50人以上の外国人スタッフがアフガニスタンを出国する事態へ発展し、多くの便が人手不足でキャンセルとなってしまいました。

 

4位 アリアナ・アフガン航空(アフガニスタン)


引用元:https://wadsam.com/

アリアナ・アフガン航空は1955年1月27日に設立された航空会社です。

設立当初は国内線のほか中東や南アジア、ヨーロッパ、ソ連などへの国際線を運航していましたが、1967年からは国営の航空会社であるバフタル・アフガン航空に国内線を委託し、国際線専門となりました。

1970年代にはアフガニスタン観光の隆盛と共に職員650人を超える一大航空会社へと成長し、機材も最新鋭のものを揃えていました。

ですが王政の崩壊とソ連の侵攻によって国土が荒廃し、観光ブームも終息するとアリアナ・アフガン航空は経営難に直面します。

1999年にはタリバン政権への経済制裁として国際線業務を禁止することで、アリアナ・アフガン航空は実質上の破産状態へ陥ります。

タリバン政権崩壊後、経営状況は立ち直りましたがトルコのアタテュルク国際空港で着陸時に滑走路をオーバーランするアクシデントを起こしており、現在もEU上空を飛行することが許されていません。

 

3位 ライオン・エア(インドネシア)


引用元:http://tokyoexpress.info/

ライオン・エアはインドネシア最大の航空会社で、東南アジア全体で見てもエアアジアに次いで2番目に大きな航空会社です。

国内線はもちろん東南アジア各国や日本、サウジアラビアへの定期便のほかチャーター便も運航しています。

ライオン・エアは240億ドルでエアバスA320を234機、ボーイング社とも224億ドルもの注文をするなど航空機の大型契約でたびたび話題となるほか、ボーイング社の2番目に大きな顧客としても知られています。

反面、安全性や飛行スケジュールの管理がずさんだという指摘もされており、2018年10月29日にはスカルノ・ハッタ国際空港発デパティ・アミール空港着のライオン・エア610便が墜落、乗員189名全員が死亡するという事故を引き起こしています。

墜落した機体は新型で、総飛行時間も800時間未満とリスクの少ないものでしたが事故調査委員会の報告によると制御装置をはじめとする様々な機体トラブルによる事故だとされています。

会社設立後はEUでの飛行を禁止されていましたが2016年に解除され、2018年には高い安全性も評価されていました。

ですが現在でも運転士が薬物を使用していたと言う噂が流れるなど、安全性が疑問視されている航空会社のひとつです。

 

2位 タラ・エア(ネパール)


引用元:https://www.airlines-inform.com/

タラ・エアはネパールの首都カトマンズにあるトリブバン国際空港を拠点とする航空会社で、同じネパールのイエティ航空の子会社です。

山がちな国であることからSTOL(Short TakeOff and Landing, 短距離離着陸機)機を使ってのチャーター便や国内便を運航しています。

2010年12月15日にはネパールのラミダンダ空港からカトマンズへ向かう途中に墜落事故を起こし、乗員22名が全員死亡するなど創立9年で6件もの事故を起こしています。

 

1位 ネパール航空(ネパール)


引用元:https://www.aviationnepal.com/

ネパール航空はネパールの首都カトマンズに拠点を置く航空会社で、ネパールで唯一の国営の航空会社です。

インド国営の航空会社であるインディアン航空の運航していたネパール国内線の業務を引き継ぐ形で、ロイヤル・ネパール航空という名前で誕生します。

その後2006年に国王の権利が停止され、ネパールの政治体制が王制から民主制へ移行したことで社名をネパール航空へ改めました。

他のネパールの航空会社同様、安全性の問題からEU圏内での飛行が禁止されていますが日本では関西国際空港への乗り入れが計画されたこともあります。

創業後、ロイヤル・ネパール航空時代から幾度となく事故を起こしており、安全性への疑問の大きな航空会社となってしまっています。

ただネパールの飛行場は滑走路が非常に短かったり、滑走路の外がすぐに崖であったりと危険な環境にある場合も多く、中には機材が古いために有視界飛行で着陸せざるを得ない場所もあったと言われます。

ネパールの航空会社の安全性は施設の問題と切り離して考えることはできないでしょう。

まとめ

今回は世界一危険な航空会社について紹介しました。

飛行機は適切な管理体制を築くことで、安全に飛ばせます。

JALやANAといった日本の航空会社は安全な航空会社として認識されており、安心して乗ることができます。

ただ世界には今回紹介したような、どうしても管理がずさんとなり、事故を起こしてしまう危険な航空会社も存在します。

海外旅行に行くときには、航空会社も注意して選ぶようにしましょう。



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