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世界一長い地名ランキングTOP10

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デジタル化が進んだ昨今でも手紙や書類を書くときなど、まだまだ住所を書く機会は決して少なくありません。

そのときにネックとなるのがやはり住所の「長さ」ではないでしょうか。

市名や町名、大字などはもちろん近年ではアパートなども凝った名前が多く、枠内に収めることが難しい人もいるかと思います。

しかし世界には私たちの想像を絶するような長い地名が存在するのです。

今回は世界で最も長い地名を紹介します。

住所などを書く機会を想像すれば、きっと今の住所に住んでいることを幸せに思うこと間違いありません。

 

10位:ママングカッカムプランカントジャンヤ(26文字)


引用元:https://m.baklol.com/

この地名はアルファベットに直すと「Mamungkukumpurangkuntjunya」で26文字となります。

オーストラリア南部にある丘の名前で、オーストラリアで最も長い地名です。

オーストラリアの先住民族であるアボリジニの言葉で「悪魔が排尿する場所」という意味だそうです。

一見してオーストラリアではよく見られるような丘ですが、悪魔にまつわる何かしらの伝承があるのかもしれません。

 

9位:ヴィンカルタナラシムハラジュヴァリペタ駅(28文字)


引用元:https://www.awaaznation.com/

この地名は古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』や『ラーマーヤナ』にも記載のある歴史あるものです。

アルファベットで記載すると「Venkatanarasimharajuvaripeta」となる、インドで最も長い地名です。

現在はアーンドラ・プラデーシュ州とタミルナドゥ州の州境に位置する、インド南部鉄道のレニグンタ-アラコナム間の路線の駅として知られています。

普通列車は止まりますが急行列車は止まらない、比較的小規模の駅のようです。

 

8位:ペックワックナメイコスクワスクウェイピンウェイック湖(31文字)


引用元:https://world.kapook.com/

アルファベットに直すと「Pekwachnamaykoskwaskwaypinwanik」となるこの地名はカナダ・マニトバ州にある湖の名前です。

カナダで最も長い地名となるこの湖はマニトバ州とオンタリオ州の州境にあり、レッドサッカー湖という湖のすぐ南に位置しています。

地名の由来は、カナダに住むクリーと呼ばれる先住民族の言葉で「野生のマスをフックで釣って捕らえられる場所」というものです。

 

7位:アテリツィプテリツィプオリラウタツィヤンカ(35文字)

 
引用元:http://www.teinteresa.es/

フィンランド語で「Äteritsiputeritsipuolilautatsijänkä」と書くこの地名はフィンランドで最も長い地名であり、ヨーロッパ全体で見ても2番目に長いものです。

フィンランドのラッピ県サルコスキにある泥炭地を指す地名で、サルコスキの隣のサッラという町にはこの地名を冠した「Äteritsiputeritsipuolilautatsijänkä baari」という酒場(baariはフィンランド語で「バー」という意味)がありました。

酒場の店主は開業する以前に店名に2つの名称を考えていたのですが、2つとも既に使われていたため店名に使用できず、誰も使わない名前を求めた結果、フィンランドで最も長い地名を店名として採用することにしたのだそうです。

この地名はフィンランド語の単語を組み合わせてできたものだと推測できるのですが、jänkä(泥炭地)、lauta(板)、puoli(半分)という言葉以外フィンランドでは何の意味もなさないものが組み合わされてできています。

 

6位:トゥウィーバッフェルスメテーンスクートモルスドードへスケットフォンテイン(44文字)


引用元:https://www.housebeautiful.com/

これは南アフリカの北西部にある農場の名前で、南アフリカで最も長い地名であると共に世界で最も長い農場の名前です。

アルファベットに直すと「Tweebuffelsmeteenskootmorsdoodgeskietfontein」となるこの地名は「2頭のバッファローが1ショットで仕留められた泉」という意味の言葉です。

2つ以上の言葉を組み合わせてひとつの単語を作る例はさほど珍しくありませんが、これほど長い例は少ないです。

この農場は1866年にAP de Nysschenという猟師によって開かれ、地図上では「2頭のバッファロー」と記されています。

南アフリカ出身で、アフリカーンス語を用いたフォークソングやロックを発表するアントン・グースンというミュージシャンはこの農場の名前をそのまま使った楽曲を発表しています。

 

5位:チャーゴグガゴグマンチャウグガゴグチャウバナガンガマウグ湖(45文字)


引用元:https://blogs.mprnews.org/

この地名はアメリカ・マサチューセッツ州ウースター郡のウェブスターという場所にあるアルファベットで表現すると「Chargoggagoggmanchauggagoggchaubunagungamaugg」となる、アメリカで最も長い地名です。

アメリカ政府が定める公式名称で「チャウバナガンガマウグ湖」という湖の別名としてウェブスターの街の公式サイトなどで採用されています。

ウェブスターに住んでいた先住民族の二プマク族はチャウバナガンガマウグ湖を様々な名称で呼んでいました。

「Chargoggagoggmanchauggagoggchaubunagungamaugg」はそのうちのひとつで「境界の釣り場のマンチャウグにいるイギリス人」という意味の言葉です。

この湖はいくつかの部族領にまたがって位置していたため単なる釣り場のほか部族間の集会場としても使われていました。

マンチャウグというのはそんな部族のひとつで、マンチャウグのもとにイギリスが表れるまではこの湖は「Chaubunagungamaugg(境界の釣り場)」と呼ばれていました。

この名称はあまりに長すぎるため、湖畔にあるウェブスターの公式の看板でも表記がまちまちとなることがあり、看板にはスペルミスが見られます。

またいくつか似たような呼称がこの湖にはあるのですがどれも非常に発音が困難なため、最も広く使われるのは公式名称ですらない「ウェブスター湖」だそうです。

 

4位:スペイン統治時代のロサンゼルス(55文字)


引用元:https://tabinaka.co.jp/

グランドキャニオンやグリフィス天文台などアメリカでも有名な観光地の集まる現在のカリフォルニア州ロサンゼルスの原型は1781年にスペイン人やアフリカ人などによって構成されるカトリックの信者集団が築いた小さな集落にあります。

集落はスペイン語で「El Pueblo de Nuestra Senora la Reina de los Angeles de Porciúncula(ポルツィウンコラの天使たちの女王、聖母マリアの河)」と名付けられました。

現在のアメリカでの名前も「Los Angeles」と綴り、スペイン語で「天使たち」という意味の言葉をそのまま採用しています。

スペイン語では「ロサンヘルス」と発音するのが正式です。

 

3位:ランヴァイルプルグウィンギルゴゲリフウィルンドロブルランティシリオゴゴゴホ(58文字)


引用元:https://www.bucketlist127.com/

イギリス・ウェールズ北部にあるアングルシー島の村「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch」は世界で一番長い名前の村としてギネス記録に掲載されています。

村の名前の由来はウェールズ語で「激しい渦巻きと赤い洞窟の聖ティシリオ教会の近くにある、白いハシバミの泉のほとりにある聖マリア教会」というものです。

村の名前を冠した駅がアリーヴァ・トレインズ・ウェールズの管区内にあり、最も長い駅名としてギネス記録に掲載されています。

アルファベットで数えると58字となりますが、ウェールズ語の規則として「2つ続いたLは1文字として数える」というものがあるので、実際は53文字となります。

もっともそれでも充分長いことに変わりはありません。

ウェールズ語に基づくものですが、実は地名の由来はさほど古いものではなく、1880年代半ばに村に観光客を集めるために今の名前に改称しました。

村の名前としてはあまりに長すぎるため「Llanfairpwllgwyngyll」という公式の略称が存在するほか、Llanfair、スランヴァイル P.G.と言った略称も使用されます。

 

3位:大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国(58文字)

大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国は1969年から2011年にかけてアフリカに存在した国です。

1969年にナセル主義者(ナセルの率いるエジプトをアラブの盟主とする民族主義、社会主義)であるムアンマル・アル=カッザーフィー大尉(カダフィ大佐)が青年将校と共にリビア連合王国でクーデターを起こし、「リビア・アラブ共和国」を樹立しました。

そしてカダフィ大佐は1973年にナセル主義に基づく文化革命を始め、1977年に国名を「社会主義リビア・アラブ・ジャマーヒリーヤ国」、1986年には「大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国」に改めています。

「ジャマーヒーリヤ」とはカダフィ大佐が作った言葉で、「共和国」を意味する「ジュムフーリーヤ」と「大衆」を表す「ジャマーヒール」を組み合わせたもので、「大衆による国」というリビア独特の政治体制を示す言葉です。

当時のリビアでは政党や議会はなく、すべての大衆が人民会議やコミューンにより政治に参加する直接民主制を採用していると喧伝していました。

しかし実態はカダフィ大佐による軍事独裁体制でした。

「大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国」という名称はラテン文字に転写すると「al-Jamāhīrīya al-‘Arabīya al-Lībīya al-Sha‘bīya al-Ishtirākīya al-‘Uẓmā」となり、58文字で世界で最も長い国名となります。

アルファベットに直しても「the Great Socialist People's Libyan Arab Jamahiriya」と非常に長いですが、英語表記ではイギリスの正式名称「the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」に次ぐ2位となってしまいます。

 

2位:タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ(85文字)


引用元:http://www.adventureisthere.com/

Taumatawhakatangihangakoauauotamateapokaiwhenuakitanatahuはニュージーランドのホークス・ベイ地方南部のマンガオラパと言う都市の近くにある丘の名前です。

別名Taumatawhakatangihangakoauauotamateaturipukakapikimaungahoronukupokaiwhenuakitanatahuともいい、世界で最も長い地名としてギネス記録に載っています。

地名の由来はマオリ語で「タマテアという、大きな膝を持ち、山々を登り、陸地を飲み込むように旅歩く男が、愛する者のために鼻笛を吹いた頂」というものです。

地名として使うには長すぎて不便なため、地元ではタウマタ(Taumata)と略されるのが一般的で、正式名称は公式の場で使われることが多いでし。

 

1位:バンコク(169文字)


引用元:https://forbesjapan.com/

タイの首都バンコクは都市人口が1500万人を超える東南アジアはおろか世界屈指の大都市です。

1782年にラーマ1世が首都をトンブリーから移してチャクリー朝を開いて以来タイの首都であり続け、タイの政治、文化、教育等あらゆる分野の中心都市であり続けています。

そんなバンコクの儀式的な正式名称は「Krungthepmahanakhon Amonrattanakosin Mahintharayutthaya Mahadilokphop Noppharatratchathaniburirom Udomratchaniwetmahasathan Amonphimanawatansathit Sakkathattiyawitsanukamprasit」と言います。

カタカナに直すと「クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」と書きます。

タイ語は後置修飾が基本となるため、後ろから忠実に訳すとこの名前は「イン神がウィッサヌカム神に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都」という意味になります。

タイの国民はこの長すぎる正式名称を略し、普段はクルンテープかクルンテープマハナコーンと呼んでいます。

ちなみに日本ではタイの首都をバンコクと表するのが一般的ですが、これはアユタヤ朝時代にトンブリーへ駐屯していたポルトガルの兵士が自身の駐屯地を何と呼ぶのか地元の人に尋ねたときに「バーンコーク(アムラタマゴノキ)の水村」と答えたのが後世に伝わってしまったという説が有力です。

タイの首都にはバンコクという地域はありますが、トンブリー側の一部地域を指すので、タイの首都を訪れる際には注意したほうがいいでしょう。

まとめ

今回は世界一長い地名を紹介しました。

アルファベットとは言え50字以上の地名となると手紙を書くのも一苦労ではないでしょうか。

とはいえあまり長い名称となると略称を使うのが一般的になるようですね。

長い地名となると、どうしてもアルファベットのような一文字で意味を持たない言語の地名が多くなってしまいます。

この点は日本で暮らしていてよかったと思う部分かもしれませんね。



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