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世界最強の毒ヘビ・ブラックマンバ!毒の強さは?天敵はいる?

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「最強の生物とは何か?」

ライオン、ゾウ、ホッキョクグマ、ワニ、それともヘビ?

この疑問はいつまでも尽きない永遠の議題ではないでしょうか。

ここでは、その議題に対する1つの答えかもしれない、世界最強の毒ヘビ「ブラックマンバ」をご紹介します。

 

ブラックマンバの生態

まずは、その姿を見ていただきましょう。

これが、「ブラックマンバ」です。

引用:https://natgeotv.jp

ブラックマンバはコブラ科マンバ属に分類される毒ヘビです。

学名は「Dendroaspis polylepis」で、英名は「Black mamba」です。

日本でも英名である「ブラックマンバ」をそのまま呼んでいるということです。

ブラックマンバは全長2~3.5mにもなる大型の毒ヘビです。

最大4.5mの個体が確認されています。

世界最大の毒ヘビであるキングコブラの次に大きくなる毒ヘビです。

しかし、キングコブラとは生息地が分かれているため、アフリカに生息する毒ヘビの中では最長です。

体色は、薄緑色から灰色であり、名前に含まれる黒色ではありません。

ブラックマンバの名前の由来は、その体色ではなく、口の中の色なのです。

引用:https://ikimono-matome.com

画像のように、口の中が真っ黒であるため、ブラックマンバと呼ばれているとされています。

ブラックマンバは肉食性で、小形の哺乳類や鳥類を主な獲物としています。

地表性ではありますが、木登りも得意なため、卵を狙って鳥の巣を襲うこともあります。

ブラックマンバは行動が素早く、神経質で、致死性の高い毒を持っており、危険を感じると非常に攻撃的になります。

 

ブラックマンバの分布

ブラックマンバの生息地は、アフリカの東部から南部の地域のみです。

サバンナや草原地帯、森林、岩場など、様々な環境に適応しており、様々な環境でその姿を見ることができます。

ブラックマンバは世界で最も多くの人間の命を奪った毒ヘビとして知られています。

生息地であるアフリカの神話では、ブラックマンバの殺傷力が伝説的に誇張されているほどなのです。

 

ブラックマンバ、最強の理由

ブラックマンバは、専門家の間でも、世界で最も危険な毒ヘビだと言われることが多いです。

アフリカのチンパンジーの群れが、たった1匹のブラックマンバの出現によって、大パニックになったという事例も確認されているほどです。

彼らが最強と言われる所以は、3つあります。

 

1.毒性の強さとその量

ブラックマンバの毒は、コブラ科特有の神経毒です。

その毒性は、日本で最もポピュラーな毒ヘビであるニホンマムシの60倍だと言われています。

さらに、ブラックマンバは頭部も大きいため、それに比例して毒の量も多くなっています。

ブラックマンバの毒に対する血清は存在しています。

しかし、研究が進められているにも関わらず、致死率が高いと言われています。

もちろん、治療しなければ100%死亡してしまいます。

ブラックマンバに咬まれて毒を注入されると、全身の神経が麻痺していきます。

痛みはほとんど感じませんが、最終的には呼吸困難により死亡してしまうのです。

さらに、この毒は厄介なことに、体への回りが相当早く、早急な治療が求められます。

病院から離れた村などでは、治療が間に合わずに亡くなってしまう人も多いと言われています。

ブラックマンバの毒は、「毒性が強い」「量が多い」「毒の回りが早い」という特徴を持つ、最悪の毒なのです。

 

2.移動のスピード

ブラックマンバは馬よりも速く移動できる、という噂がありますが、さすがにこれは真実ではありません。

しかし、見た人にそう言わしめるほど、意外にも速く移動することができるのです。

ブラックマンバのスピードは、時速16kmほどで、50mを11秒で走る計算です。

ここまで速く動くことができるヘビは他にはいませんが、人間が本気で逃げれば追い付かれることはないでしょう。

襲われたのが、何の障害物もない平地であればの話ですが。

ブラックマンバが追いかけてくるのは、生息地である草原や森林の中です。

人間が逃げるにおいて足場や視界が悪い環境を、これほどのスピードで追跡してくるのです。

持久力も持ち合わせているため、彼らの領域で襲われてしまえば、追い付かれてしまう可能性は高いと言えるでしょう。

ヘビ界最速のスピード、それがブラックマンバ最強の理由の1つなのです。

 

3.凶暴な性格・・・?

ブラックマンバは最強の毒ヘビと言われているだけに、凶暴な性格をしていると思われがちです。

しかし、実際はものすごく臆病な性格をしているのです。

自分より大きな動物が近くに来ると、立ち向かうことなく逃亡するそうです。

この臆病な性格が、ブラックマンバが危険なヘビだと言われている理由でもあるのです。

臆病であればあるほど、それだけ自分の身を守るために必死になってきます。

それ故に、臆病なブラックマンバは確実に相手を殺すための行動を起こすという事です。

ブラックマンバは自身に危険が迫ると、上半身を体の3分の1ほど持ち上げて、コブラのように肋骨の膜を広げます。

引用:https://ikimono-matome.com

そして口を大きく開け、「シューッ」という威嚇音を発します。

それでも相手が怯まなければ何度も何度も噛みつき、何度も毒を注入してきます。

要するに、相手が死ぬまで噛みついてくるということです。

臆病な性格が災いし、ブラックマンバは凶暴になっていると言えるでしょう。

窮鼠猫を噛む、と言いますが、例え最強の毒ヘビであろうとも、追い込まれた生き物は何をしてくるか分からないものです。

ブラックマンバを見つけても、挑発するのはやめておいた方がいいでしょう。

 

ブラックマンバの天敵

世界最強の毒ヘビと言われるブラックマンバにも天敵はいます。

しかし、そこはさすがに世界最強の毒ヘビだけあり、ブラックマンバを積極的に襲う動物はいません。

食物連鎖の頂点に君臨しているとされていますが、マングースや大型のワシなどはごく稀に、ブラックマンバを捕食することがあるようです。

特にマングースは動きが素早く、ヘビとの戦いに慣れているために、ブラックマンバでも負けてしまう時があります。

しかし反対に、ブラックマンバが天敵を返り討ちにしてしまうこともあるようです。

その中で、ブラックマンバにとって最も出会いたくない天敵は「ラーテル」だと言えるでしょう。

引用:http://swmcoms.com

ラーテルは、コブラを襲うことがある雑食性のイタチの仲間です。

「世界一怖いもの知らずな動物」としてギネスブックにも登録されているほど、自分より大きい動物や毒を持つ動物、何でも見境なしに襲うのです。

ブラックマンバにとって最も最悪なことは、ラーテルが神経毒に対して耐性を持っているということです。

ラーテルはブラックマンバのようなコブラ科のヘビに咬まれても、しばらく動けなくなるくらいで復活するのです。

咬まれても全く気にすることなく、毒が回る前に食べてしまいます。

野生のブラックマンバとラーテルが鉢合わせしている瞬間は目撃されていませんが、生息地が被っている地域もあります。

ラーテルがブラックマンバを襲っている可能性は十分あると言えるでしょう。

 

ブラックマンバは自分の毒で死ぬ!?

先程紹介したように最悪な毒を持つブラックマンバですが、実は自分の毒に対する耐性を持っていません。

ブラックマンバだけでなく、コブラ科の毒ヘビは、自分の神経毒に対して耐性を持っていないのです。

そのため、同じ種類の他のヘビはもちろん、自分で自分を誤って咬んでしまっても死んでしまうのです。

彼らはそれを分かっているのか、メスをめぐる戦いのとき、ブラックマンバのオスは互いに相手に咬みつくことはありません。

「プレイティングコンバット(編み合う戦い)」と呼ばれる、体を絡ませ合う方法で戦うのです。

引用:https://this.kiji.is

画像はブラックマンバではありませんが、ブラックマンバも同じような方法で戦います。

画像のように体を絡ませ合い、お互いの頭を地面に押し付け合い、疲れた方が負けというシンプルな戦い方です。

負けた相手に咬みつくなんてこともありません。

互いに咬みついて毒を使えば勝てるのは当たり前です。

しかし、事あるごとにお互いが咬みあってしまえば、あっという間に絶滅してしまいそうです。

種を残す、という本能が遺伝子に刻み込まれているのでしょうか。

 

ブラックマンバはペットにできる?

ブラックマンバは体色がシックで顔つきも可愛らしいので、ペットにしたいと言う人もいるのではないでしょうか。

引用:http://getedan.blog9.fc2.com

ブラックマンバは特に生息数が減っているという報告もありません。

しかし、人間の命に危険をもたらす動物として「特定動物」に指定されています。

飼育するためには環境省の許可が必要になります。

個人がブラックマンバをペットとして飼育することは難しいと考えた方がよさそうです。

 

ブラックマンバのいる動物園

ペットとして飼うことは出来ませんが、日本でブラックマンバを見ることができる場所があります。

それは「ジャパンスネークセンター」です。

引用:https://www.jalan.net

群馬県の山中にあるジャパンスネークセンターは、日本で唯一ブラックマンバを飼育している施設です。

日本でもここだけのヘビ専門の動物園、テーマパークであり、ヘビの牙から毒を採取する様子やヘビが獲物を食べる様子見られたり、ヘビを食べてみることまでできる場所です。

動物園と書きましたが、その実態は研究施設であり、ヘビに関して深い話を聞くことができます。

ヘビが好きな人はぜひ足を運んでみてください。

ヘビが嫌いな人も、このテーマパークでヘビの話を聞けば、イメージが変わること間違いなしでしょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

ブラックマンバが世界最強の毒ヘビと呼ばれる所以、お伝えできたでしょうか。

しかし百聞は一見にしかず!

ブラックマンバを見られるのは、日本ではジャパンスネークセンターのみですので、ヘビが好きな人も嫌いな人もぜひ、足を運んでみてくださいね。



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