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【最新】世界一高い建物ランキングTOP10!建設中では2km超も!?

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20世紀の超高層ビルの主役はアメリカ合衆国でした。

世界に先駆けて20世紀前半からニューヨークやシカゴといった地盤が安定した都市に摩天楼が次々と建設され、第二次大戦終結時までは世界で最も超高層建築群を有する国家としての栄光に浴していたのです。

しかし、21世紀を迎えてからは、特に中東やアジア、南米において超高層ビルの建設ラッシュが激化するようになりました。

今回は2018年現在、世界の超高層建築物TOP10をご紹介します。

※ここでは人間が高層階に立ち入られる建築物をご紹介します。ワルシャワラジオ塔のような、一般の人間が立つスペースや機会が限られている電波塔の場合、アメリカだけでも20以上の600m級が乱立しており、本稿の趣旨に反しますので除外します。

10.CTF金融センター 530m

引用:http://www.joneslanglasalle.com.cn/

CTF金融センターは2016年に竣工した、中華人民共和国の広州市に建つ複合用途超高層ビルです。

このビルの建築主が香港の複合企業である周大福であり、周大福の英語名であるChow Tai Fookの頭文字をそれぞれ一つずつ取ってCTF金融センターと名づけられました。

ホテル、オフィス、マンション、ショッピングセンター等に分かれており、日立製の世界最速のエレベーター(時速72km)が二台、納入されました。

対面する広州国際金融センター(440.2m)と対を成して広州ツインタワーとも呼ばれています。

なお、本稿では10位にランクインしていますが、それでも東京都のミッドタウン・タワーの二倍以上の高さを誇ります。

 

9.ワン・ワールドトレードセンター 541.3m

引用:https://oneworldobservatory.com/

2001年9月11日の同時多発テロ事件で倒壊したワールドトレードセンター跡地に建設されたのがワン・ワールドトレードセンターです。竣工は2014年、104階で構成される超高層ビルとなっています。

メートル法では541.3mの高さとなっていますが、ヤード・ポンド法では1,776フィートになり、1776年のアメリカ独立宣言が発布された年にちなんでいるとされています。

建設中はフリーダム・タワーという名称で呼ばれていました。

しかしながら、名称が変わったのは明確な理由があり、先述の通り、旧ワールドトレードセンタービルの跡地、グラウンド・ゼロに建設されてたことに起因しています。

既にグラウンド・ゼロに建設された建物は、番号・ワールドトレードセンターという名前で管理されており、この一棟のビルにだけフリーダム・タワーという名称を持てばビル群全体の管理に支障をきたす恐れがあった為です。

かつての旧ワールドトレードセンターがエンパイアステートビルやクライスラービルと肩を並べてニューヨークを代表する建築物であったように、このワン・ワールドトレードセンターも新たなランドマークとなるに違いまりません。

なお、2020年には高さ411mのツー・ワールドトレードセンタービルが竣工予定となっています。

 

8.CNタワー 553m

引用:https://www.seetorontonow.com/

CNタワーはカナダのトロントに建つ電波塔・観光塔です。1976年に竣工し、2007年に至るまで、自立式の建築物としては長きに渡って世界一の高さを誇っていました。

それでも、西半球では最も高い建築物であり、トロントのシンボルとして世界的に親しまれています。

地上から342m地点の展望台にはグラスフロアと呼ばれるガラス張りの展望台があります。

文字通り床がガラス張りになっており、高所から真下の景色を見ることができるようになっています。高所恐怖症の方にはお勧めできないかもしれませんね。

また、世界で二番目に高いレストラン「360」は地上350mからの景色を一望することができるのですが、72分で一周する回転式レストランとなっており、食事をしながら絶景を眺めることができる人気の観光スポットにもなっています。

更に上層にはスカイポッドと呼ばれる、高さ447mの展望台からの景色を堪能することができるようになっています。このスカイポッドも2008年までは世界一高い展望台でした。

 

7.ロッテワールドタワー 555m

引用:https://www2.jhc.jp/

七位は韓国ソウルに立つロッテワールドタワーです。

2017年に竣工し、オフィス、ホテル、マンション等で構成される複合用途超高層ビルとして開業しました。

しかしながら、2018年現在、空室率は56%に達する程(不動産の運営上、極めて危険な水準)入居者が入っていません。

その原因として、高いテナント料や駐車場料金、そして相次ぐ事故やビルとしての不具合が挙げられます。

建設中にも建物に大きな亀裂が入ったり、地下の水族館から漏水したり、エレベーターの閉じ込め事故が起きたりと、枚挙に暇がなく、メディアを通じてネガティブな情報が伝わり、不人気に拍車をかけたとされています。

一週間に数件のペースで発生する事故に対して、地元住民からは建設反対のデモが起きましたが、都度修復すれば問題ないという関係者の意向により竣工に至りました。

幸いにも、2018年現在に至るまで大きな事故は発生しておりませんが、脆弱性の顕在化の可能性を指摘する市民や専門家も少なくないようです。

 

6.広州タワー 600m

https://www.chinaviki.com/

広州タワーは中華人民共和国の広州市に建設された、電波塔と観光展望台を兼ねた建築物で、2009年に竣工しました。

形状は神戸ポートタワーと同じ双曲面構造をしており、「繊細な腰」をイメージしてデザインされています。

内部には大規模な商業施設が入っており、各エリアに展示場やホテル、飲食店、アミューズメント施設が設置され、広州市の観光名物の一つとなっています。

また、屋上はやや傾斜しており、その縁に遊戯用の乗り物が16台設置され、レールをゆっくりと旋回するPod rideという遊具が設置されています。Pod rideは世界一高い場所にある観覧車としても知られてるようになりました。

なお、尖塔を含めた高さは600mとなっていますが、棟高は454mである為、同じ高さ600mの平安国際金融中心より低い6位にランクインさせています。

 

5.平安国際金融中心 600m

引用:https://www.kpf.com/

平安国際金融中心は中華人民共和国の深圳市に建設された超高層ビルで、竣工は2016年です。

平安国際金融中心というネーミングは、64階まで保険会社の平安保険本社が入居していることに由来しているとされています。

それより上の階にはオフィスのテナントがあり、最上階には展望台を兼ねたレストランが設置されている構成であり、どちらかというとオフィスビル寄りの建物になっています。

なお、関係者でなくても200人民元(およそ3,300円)で最上階に行くことができ、やや値段が高めですが、最上階で深圳市のスカイラインを眺めることができることから、根強い人気があるスポットです。

着工当初は660mになる予定でしたが、航空機の安全を確保する為に棟高が下げられ、600mに落ち着きました。

 

4.アブラージュ・アル・ベイト・タワーズ 601m

引用:https://thehimalayantimes.com/

アブラージュ・アル・ベイト・タワーズは、サウジアラビアのメッカにある超高層ビル群であり、2011年に竣工しました。

その中でも際立って目立つホテル棟であるメッカ・ロイヤル・クロック・タワーは尖塔高601m、95階建てであり、世界で最も高い時計塔として知られています。

延べ床面積は150万平方メートルにも及び、総工費に至っては日本円で約1兆5000億円をかけて建設された巨大な建築物群です。

この総工費は史上最高額であり、建築にこれだけの資金が投入された事例はアブラージュ・アル・ベイト・タワーズをおいて他にありません。

このビルを象徴する時計塔は直径46mもある世界最大の時計であり、25km先からも視認できるように設計されています。

メッカはイスラム教徒にとっての聖地であり、多くのムスリムが世界中から巡礼に訪れるのですが、その際にも宿泊先として利用されることが多いようです。

 

3.上海中心 632m

引用:https://edition.cnn.com/

上海中心は2016年に竣工した、中華人民共和国上海市に建つ超高層ビルです。現在、中国で最も高い人工建築物となっています。

らせん状にねじれた意匠をしているのには工学的な理由があり、ガラス張りの滑らかな形状が、高層階にかかる風圧を24%ほど軽減することができる設計になっています。

高層ビルにとって宿命とも言える風圧への耐性をビルの形状によって賄うことが出来る為、ビルを支える建築資材を削減し、建築コストを抑えることが出来たと言われています。

更に、ガラス壁がねじれていることで外壁を伝う雨水を集めることもでき、ビルの空調の冷却水としても利用され、ランニングコストの削減にも繋がっているようです。

用途としてはオフィスとホテルが多くを占めていますが、他にもショップやレストラン、プール、展望台が設置されています。

このビルにも世界最速の三菱のエレベーターが採用されており、地下2階から展望台が設置されている119階まで僅か53秒で到達することができます。

 

2.東京スカイツリー 634m

引用:https://www.jalan.net/

第二位の東京スカイツリーは世界で二番目に高い建築物になり、電波塔としては世界一の高さを誇ります。

当初の予定では610mになる予定でしたが、先述の広州タワーがアンテナの高さを変更し、610mになるとの見方が広まったことを受けて(結局、なされず600mで落ち着きました)急遽ジャッキアップし、現在の高さになりました。634mは「武蔵」にちなんでいるとされています。

なお、東京スカイツリーというネーミングは公募により募集され、有識者により決定されました。

それに対し、「なぜ新東京タワーにしないのか」、「名前がダサい」、「有識者って何者なんだ? 公共建築物命名学の専門家なのか?」といった批判が集まりました。

他にもみらいタワー、ライジングタワー、東京EDOタワー、ゆめみやぐらといった、どちらかというとひねくれたネーミングが候補に挙がりましたが、これには事情があります。

第二東京タワーや新東京タワーというシンプルな名称は既に商標登録されており、使おうにも使えない状況だったのです。更に、新東京タワーに至っては東京タワーを管理する日本電波塔社とは何ら関係が無いという大人の事情で候補から外されてしまいました。

しかしながら、今や東京スカイツリーという名称も多くの人が慣れており、すっかり定着したようですね。

1.ブルジュ・ハリファ 828 m

引用:https://pt.best-wallpaper.net/

現在、世界で一番高い建築物はアラブ首長国連邦ドバイに建つブルジュ・ハリファです。

建設中も、世界で最も高い建物は508mの台北101でしたが、それを300m以上も上回るだけに、完成時そのスケールの違いを世界に見せつける格好となりました。2010年に竣工した建物でありながら、未だに世界一高い建築物の地位を保っています。

また、建設中まではブルジュ・ドバイと呼ばれていましたが、アラブ首長国連邦の第2代目の大統領であるハリファ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーンに因んだブルジュ・ハリファに変更されました。ブルジュとはアラビア語で塔の意味であり、ブルジュ・ハリファは「ハリファの塔」を意味します。

ホテル、住居、オフィスが入居する複合用途ビルですが、住み分けがはっきりしており、1階~39階まではアルマーニ・ホテル、44階~108階までが住居スペース層、111階~135階までがレストランや展望台を含むオフィス層となっています。

ブルジュ・ハリファは、そのあまりの高さ故に、これまでのあらゆるギネス記録を塗り替えました。

昇降行程世界最長のエレベーターを持つ建物、住居を持つ建物として初めて世界一高い建造物、最も高い位置にナイトクラブ、最も高い位置にレストランなど、単純な高さ以外にも数多くの世界一の称号を持っています。

 

番外編 ブルジュ・ハリファを上回る建設中の建物

2018年現在、世界で一番高い建物はブルジュ・ハリファとなってますが、それを上回る高さの建物が建設中、あるいは建設の計画を控えています。

数年以内に竣工されると目されている建物のうち、最も高い三つのビルをご紹介します。

ブルジュ・ムバーラク・アル=カビール 1,001m

引用:https://www.arabianbusiness.com/

ブルジュ・ムバーラク・アル=カビールはクェートのスビヤで計画されている、1kmを超える超高層ビルです。

計画初期には2016年竣工予定とされていましたが、建設は一時中断され、計画が再編されることになりました。

ジッダ・タワー 1,008m

引用:http://www.thaiengineering.com/

ジッダ・タワーはサウジアラビアのジッダで建設中のビルであり、史上初の1km超の建物になると目されています。

2019年にオープンを予定されており、それまでの期間中、ジッダ・タワーを上回る建物の建設計画は現在ありません。

 

ドバイ・シティ・タワー 2,400m

引用:http://utopicus2013.blogspot.com/

ここまでになるともう、何がなんだかわかりません。

何だかエイリアンが出てきそうな、このドバイ・シティ・タワーが、現在人類が建設しようとしている中では最も高い建物です。

現在、計画中の段階であり、この手の極端な建物の計画は次々と頓挫しているため、実現可能性には疑わしい部分も残りますが、もし計画通りに建設されれば、空前絶後の超巨大高層建築となる可能性があります。

 

まとめ

旧約聖書によると、ノアの方舟で知られるノアの子孫は天を貫かんとするバベルの塔を建設しました。人間の偉大さを高い建物という形で誇示したのです。

しかし、この驕りによって神の怒りを買ってしまいました。

神はノアに二度と世界を滅ぼすような罰を与えないと約束していましたので、神は人々の言葉を乱しました。そして、意思の疎通ができなくなったが故にバベルの塔の建設は中断されたそうです。

現在、世界は多用な言語が存在していますが、言葉の壁を越えてワールドワイドな建設ラッシュが起きています。

推定100m程度だったというバベルの塔のモデル(バビロンのジッグラト)を遥かに凌ぐ超高層建築物を見た神様は人間のしぶとさと技術力の発達に呆れ顔をしているかもしれませんね。




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