社会

【最新】世界一危険な国ランキングTOP20(2019)

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10位:リビア 危険度スコア 3.2

引用:https://www.timesofisrael.com/

リビアはかつてムハンマル・アル=カダフィ大佐による独裁政権に長年に渡って統治された国家でしたが、2011年の内戦に反カダフィ派組織によってカダフィ大佐が殺害されたことで国内は大きな混乱が続いています。

カダフィ政権の崩壊によって治安は悪化の一途を辿っており、現在は三つの政治勢力が台頭し、三つ巴の争いとなっていることで、国が治安を維持するシステムが喪失し、無政府状態になっています。当然、警察機能は形だけのものに堕ちており、軍も統制がとれておらず、民兵組織が各地で紛争を繰り返しています。

問題はそれだけではありません。そのような状況に付け込み、ISIL等のイスラム過激派組織がリビアに侵入してきました。ISILはリビアの民兵組織や軍と敵対・交戦しながらも各地でテロを起こし、国民生活に不安を与え続けました。

 

9位:スーダン 危険度スコア 3.269

引用:https://www.morgenpost.de/

スーダンは20世紀中頃から南北の内戦が頻発しており、2011年に南スーダンが独立した現在もその尾を曳いています。

また、南西部のダルフールでは、今世紀初頭から始まったダルフール紛争が今もなお続いており、内戦に大国が介入して泥沼化するという図式をお手本のように体現し、何十万人もの人々が殺害され、現在も一般市民への襲撃が散発的に発生しています。

それ以外の地域でも治安が悪く、肌の色が違う外国人は特に目立ちます。また、疫病も蔓延しており、狂犬病、マラリア、黄熱には細心の注意が必要です。都市部においても病気を持った野犬が多く存在します。

一方、イスラム教過激派組織は政府が追放した為、同国においてはそれほど活発ではありません。

8位:ウクライナ 危険度スコア 3.287

引用:https://www.dailymail.co.uk/

ウクライナはロシアとの間に領土を巡る紛争を抱えており、現在もクリミア半島の他、ドネツク州とルガンスク州の二州が親ロシア派の住人達によりロシア連邦の構成国として独立を宣言し、現在はウクライナ政府の統治が及んでいません。

その煽りを受け、ロシアの支援を受けた武装分離主義者とウクライナ軍との戦闘が度々起きており、統治能力の減退が進んでいるとされています。

それにより、特に外国人を標的とした犯罪が横行しており、人種や宗教といった理由で強盗や暴行、殺人が発生しているとされています。

そのような状況下にあるウクライナ東部はもちろんのこと、他の地域でも治安が悪化しているとされているようです。

英国政府によれば、首都キエフでは軽犯罪や路上犯罪はもちろんのこと、市民による暴力的なデモ活動が定期的に行われており、特に肌の色が違う外国人は近寄るべきではないとされています。

 

7位:中央アフリカ共和国 危険度スコア 3.354

引用:http://www.slate.com/

中央アフリカ共和国はしばしば後発発展途上国、ひどい場合には失敗国家として数えられる国の一つです。

国民の九割以上は一日2ドル以下で生活しているとされており、深刻な貧困状況が人々を犯罪に走らせています。

他にも、セレカという政府に敵対するイスラム系反政府組織が武装蜂起し、首都を制圧した際、キリスト教徒が自警団を組織して反撃を開始したことから、慢性的に襲撃や衝突、暴行、略奪が横行しています。

 

6位:イエメン 危険度スコア 3.399

引用:https://www.yahoo.com/

イエメンは軍事衝突やテロ、市民による犯罪の為に、世界各国の政府が自国民に対して同国へ旅行を控えるように勧告している国です。

米国国務省の発表によると、反政府団体は外国人、とりわけ米国人を標的として暴行したり抑留したりすることがあるとされています。

また、アルカイダはイエメンにおいても活動しており、地雷や空爆による被害は日常的に起きるようになりました。

更に、飲料水や医薬品といった必需品も慢性的に不足しており、生活が困難な国の一つに数えられています。

 

5位:ソマリア 危険度スコア 3.414

引用:https://www.economist.com/

ソマリアは1970年代から始まる内戦によって、半世紀にも渡って世界で最も危険な国の一つとして名を連ねている国です。貧困や飢餓も蔓延しており、最貧国の一つでもあります。

あまりの治安の悪さにアメリカが治安維持部隊を派遣したこともありましたが、民兵等との戦闘により多数の死者を出したことで撤退してしまい、今も歯止めをかけられる兆しは見えていません。

国民の六割は文盲であるほどに教育が行き届いておらず、100万人単位で隣国に難民として出国する国民が後を絶ちません。治安の悪さと共に食糧事情が極めて劣悪であり、降水量の低下も相まって農業は壊滅状態に陥っています。

そのような飢餓の蔓延は犯罪と直結しやすく、外国人は金持ちとみなされ、男女を問わず問答無用で銃撃される可能性があります。特に夜間の外出は自殺行為であるとも言えるでしょう。

『アル・シャバーブ』と呼ばれる、アルカイダとも繋がりがあるイスラム過激派組織も治安の悪化の一因になっています。彼らによる民間人の弾圧や外国人の誘拐、テロが横行しています。

また、海上には武装した海賊が跋扈しており、民間船から金品を強奪し、誘拐して身代金を要求します。

 

4位:アフガニスタン 危険度スコア 3.538

引用:https://therearenosunglasses.wordpress.com/

アフガニスタンは国民の平均寿命が48歳と世界で二番目に短い国であり、現在も不安定な政情が続いている国です。

国土の大半が砂漠や荒野、岩山であり、そのような乾燥した地域ではアヘンの原料となるケシが栽培され、麻薬の生産地となっています。政府は取り締まりを強化したこともありましたが、全く奏功していません。

また、乳幼児の死亡率は25.7%にものぼり、平均寿命を押し下げている一因にもなっています。これは世界的に見ても極めて高い数字であり、乳児のうち四人に一人は死亡していることを意味しています。その原因は汚染された非衛生な水の飲用に伴う慢性的な下痢であるとされ、衛生状態は著しく悪化しているのです。

言うまでもなく治安は劣悪であり、ロケット弾によるテロや外国人の誘拐、新政府とタリバンの対立による紛争など、不安因子は枚挙に暇がありません。

特に反政府組織であるタリバンは外国人を国人を侵略者と見なしており、いかなる外国人であろうと敵対するスタンスをとっている為、全く武装していない民間人やジャーナリスト、NGOなどの支援者であったとしても銃撃や誘拐の標的になっています。

 

3位:イラク 危険度スコア 3.57

引用:https://www.fsight.jp/

イラクはISILの中心的な活動拠点となっている国であり、治安は世界で三番目に悪いとされています。

原油埋蔵量が世界三位であるものの、政情不安から、一人当たりの生活支出はイラン・イラク戦争勃発前を下回っており、貧困が拡大してます。

現在もイスラム過激派組織やISILの残党によるテロ事件が首都バグダッドだけでなく各地で頻発しており、当然のことながらイラクにおいても誘拐や襲撃、銃撃が後を絶ちません。

 

2位:南スーダン 危険度スコア 3.593

引用:https://www.channel4.com/

南スーダンは2011年にスーダンから独立しましたが、インフラの整備や治安維持は全く追いついておらず、南北の紛争や犯罪が絶えない状態に陥っています。

経済的にも不安定であり、インフレが急速に進み、現地通貨の下落によって対アメリカドルの価値が上昇していることから、外貨を所有していると思われる外国人を標的とした車両の強奪事件や強盗といった犯罪が横行している程に治安の悪化が深刻です。

国土にはおびただしい数の地雷が埋められたままになっている他、インフラが全くと言っていいほど整備されていないが為に、基本的な予防接種すら満足に受けることができないその社会情勢は不安定の極みと言えるでしょう。

また、同国は先進国や国連からの支援に大きく依存していますが、医療支援等を行っている国際NGOや国際機関職員にも被害が及んでいることが国際支援に暗い影を落とし、感染症の拡大が進んでいるとされています。

 

1位:シリア 危険度スコア 3.806

引用:https://www.middleeasteye.net/

2011年以降、シリアは内戦や革命運動が絶えず起きた、世界で最も平和や安楽とは程遠い国です。

主にアサド政権とその反対派の対立が激化していましたが、ISILの介入により三つ巴の状態になり、泥沼化に拍車をかけました。

ISILの失速が明確になった今もなおアサド政権と反体制派の戦いは続いています。

これまで2011年には3500人以上の無実の子供たちが命を奪われ、2013年には市民に対して化学兵器が使用されたことで12万人が犠牲となる出来事がありましたが、その流れはロシアやアメリカといった大国の介入により問題が複雑化されたことに原因があります。

更に、アメリカの世論は海外派兵に否定的であり、それを汲んだ米国政府により、ISILの掃討を完了したという理由でシリアからの撤退が決まりました。

これによりロシアとイランに支援されているアサド政権と反体制派クルド人勢力とのパワーバランスは大きくアサド政権側に傾き、対立が先鋭化されることが懸念されています。

 

まとめ

『君子危うきに近寄らず』という格言がありますが、善良な生活をしていた人間が突如危険に晒されることもあります。

世界平和という聞きなれた言葉がありますが、人類が文字で歴史を残し始めた時期から見ても、残念ながら一度も世界が平和に包まれた日はありませんでした。

戦争のように歴史に残った大きな出来事の他にも、常にどこかで誰かが人の手によって命を落とし、人によって平和や生活が脅かされているのです。

本稿で紹介した国々が平和を得られることを願ってやみません。

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