驚異の自然現象

世界最大の地震ランキング(規模・死者数・被害額)

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2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、2018年の北海道地震と、近年の日本ではこれまでに体験したことがないような巨大地震が多発しています。

しかし、巨大地震に襲われているのは日本だけではありません。

世界各地でも非常に大きな被害をもたらした巨大地震が発生しています。

今回は、世界で発生した最大・最悪の地震をランキング形式でご紹介します。

地震を含む世界最悪の自然災害については下記でご紹介しています。
史上最悪の自然災害ランキングTOP10(被害額、死者数)

地震の指標


地震が発生するとニュースなどで、例えば「●●で震度5の揺れを観測しました。地震の規模を示すマグニチュードは6.1と推定されています。」などと発表されますよね。

地震の大きさを表現する指標は「震度」と「マグニチュード」の2つがあります。

でも「震度」とか「マグニチュード」と言われても、その違いが分からない方も多いのではないでしょうか?

そこで、各種地震のランキングをご紹介する前に、地震の大きさを測る指標を解説します。

 

地震の大きさ(震度)とは


「震度」とは各地点での揺れの大きさを表す指標で、正式名称は「気象庁震度階級」と言います。

日本で使用されている独自の震度階級であり、自信の揺れの大きさを階級制で表しています。

過去に基準や段階が変更されていますが、現在はほぼ揺れを感じない震度0から1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7までの10段階が設定されています。

震度は、0.1の単位まで計測される計測震度を四捨五入して計算されており、震度と計測震度の関係は下記のとおりです。

震度 計測震度
0 0.5未満
1 0.5以上 1.5未満
2 1.5以上 2.5未満
3 2.5以上 3.5未満
4 3.5以上 4.5未満
5弱 4.5以上 5.0未満
5強 5.0以上 5.5未満
6弱 5.5以上 6.0未満
6強 6.0以上 6.5未満
7 6.5以上

日本人には非常に分かりやすい指標であり、一般的には震度5を超えると大きな地震でニュースでも大きく報道されるイメージです。

 

日本で震度7を観測した地震一覧

震度7は、1948年の福井地震を受けて「地震による被害を震度6(当時)では適切に表現できない」という意見が出たため、1949年の1月の「気象庁震度階」改訂により新たに設けられました。

震度7を観測した地震は下記のとおりです。

  • 1995年 阪神・淡路大震災 震度7(計測震度6.4)
  • 2004年 新潟県中越地震 震度7(計測震度6.5)
  • 2011年 東日本大震災 震度7(計測震度6.6)
  • 2016年 熊本地震 震度7(計測震度6.7)
  • 2018年 北海道胆振東部地震 震度7(計測震度6.7)

 

地震の規模(マグニチュード)とは


対して「マグニチュード」は、地震の規模(地震が発するエネルギーの大きさ)を表した指標値です。

アメリカの地震学者チャールズ・リヒターが考案したもので、算定方法によってローカル・マグニチュード(リヒター・スケール)、モーメント・マグニチュード、気象庁マグニチュードなどいくつかの種類があり、地震を測る指標として世界中で使われております。

マグニチュードは-2.0~10.0まで0.1刻みで測定され、マグニチュードが 1 増えると地震のエネルギーは約31.6倍になり、マグニチュードが 2 増えると地震のエネルギーは1000倍になるという非常に分かりにくい指標の為、ニュースなどでは発表されるものの一般の日本人にとっては「震度」に比べ馴染みのある指標とは言えません。

 

地震のマグニチュードと頻度

世界でも「環太平洋造山帯」「アルプス・ヒマラヤ造山帯」「ヨーロッパ西部」などの周辺は特に地震が多い地域とされています。

地震のマグニチュード、被害規模、頻度は下記のとおりです。

規模(M) 被害規模と発生頻度
M9.0以上 大きな地殻変動を生じ、広域で大災害・大津波が発生。
日本周辺で数百年に1回、世界で数十年に一度程度。
M8.0以上 内陸では大災害、海底であれば大津波が発生。
日本周辺で10年に1回、世界で1回/年程度。
M7.0以上 内陸では大災害、海底であれば津波が発生。
日本周辺で1~2回/年、世界で17回/年程度。
M6.0以上 震源地付近で小被害。
日本周辺で10~15回/年、世界で134回/年程度。

※被害規模は、震源が浅い場合の想定被害。

しかし、地震が多いからと言って、地震による被害が大きいわけではありません。

これは「地盤の揺れやすさ」「人口密度」「建造物の強度」「社会情勢」などによって被害や救助復旧までの時間等が異なるためです。

 

日本最大の地震ランキング(規模)


日本史上最大のマグニチュードを観測した地震ランキングです。

順位規模(M)名前発生日死亡者数
19.0東日本大震災2011年3月11日22199人
28.9貞観三陸地震869年7月13日1000人以上
38.6宝永地震1707年10月28日5000人以上
38.6明応地震1498年9月20日31000人
58.5明治三陸地震1896年6月15日22000人以上
68.4昭和三陸地震1933年3月2日3000人以上
68.4安政南海地震1854年12月24日10000人以上
68.4安政東海地震1854年12月23日2000人
88.3十勝沖地震2003年9月25日1人
88.3千島列島沖地震2006年11月15日0人
88.3関東大震災1923年9月1日142800人

日本で最も規模の大きな地震は2011年に発生した東日本大震災のマグニチュード9.0でした。

この地震と地震によって発生した津波が東北から関東にかけての東日本一帯に甚大な被害をもたらし、国際原子力事象評価尺度で最も深刻なレベル7と評価された福島第一原子力発電所事故も発生するなど、日本において第二次世界大戦後最悪の自然災害となりました。

 

日本最悪の地震ランキング(死者数)


日本最悪の被害(死者)を出した地震ランキングです。

順位地震名発生日死者数規模(M)
1関東大震災1923年9月1日105,3857.9
2東日本大震災2011年3月11日22,1999.0
3明治三陸地震1896年6月15日21,9598.2
4濃尾地震1891年10月28日7,2738.0
5阪神・淡路大震災1995年1月17日6,4377.3
6福井地震1948年6月28日3,7697.1
7昭和三陸地震1933年3月3日3,0648.1
8北丹後地震1927年3月7日2,9127.3
9三河地震1945年1月13日1,9616.8
10昭和南海地震1946年12月21日1,4438.0

日本最悪の地震は1923年に発生した関東大震災でした。

関東大震災は、神奈川県および東京府(現・東京都)を中心に隣接する茨城県・千葉県から静岡県東部までの内陸と沿岸に及ぶ広い範囲に甚大な被害をもたらしました。

この震災は、日本海沿岸を北上する台風に吹き込む強風が関東地方に吹き込み、木造住宅が密集していた当時の東京市(東京15区)等で、大規模な火災が発生し、多くの犠牲者が出ました。

その犠牲者の数は10万人以上と見積もられています。

 

世界最大の地震ランキング(規模)


世界史上最大のマグニチュードを観測した地震ランキングです。

順位規模(M)地震名場所発生日
19.4-9.6チリ地震チリ-バルディビア1960年5月22日
29.2アラスカ地震米-アラスカ1964年3月27日
39.1-9.3スマトラ島沖地震インドネシア2004年12月26日
49.0東日本大震災日本-東北地方2011年3月11日
59.0カムチャッカ地震露-カムチャッカ1952年11月4日
68.5-9.0(推定)アリカ地震ペルー他1868年8月13日
78.7-9.2(推定)カスケード地震米-カリフォルニア他1700年1月26日
88.8(推定)アラカン地震バングラディッシュ他1762年4月2日
98.8(推定)スマトラ島地震インドネシア1833年11月25日
108.8エクアドル・コロンビア地震エクアドル他1906年1月31日

人類史上、最も規模が大きかった地震は、1960年5月22日にチリ西岸で発生したチリ地震で、マグニチュードはモーメントマグニチュード (Mw) で9.5でした。

前震がM7.5で始まりM7クラスの地震が5~6回続いた後、本震がMs8クラスで発生した。また余震もM7クラスであったために首都のサンティアゴ始め、全土が壊滅状態となりました。

この地震では、本震の38時間後にコルドン・カウジェ山が噴火。その後1年以内に3つの火山が噴火しました。

さらに本震発生から15分後に約18mの津波がチリ沿岸部を襲い、約22時間後には地球の反対側に位置する日本でも三陸海岸沿岸で最大6.1mの津波を観測。

チリ地震による死傷者は全世界で2200~6000人で、被害総額は4~8億ドルと見積もられています。

 

世界最悪の地震ランキング(被害額)


世界史上最悪の被害額を記録した地震ランキングです。

順位被害額地震名位置発生日規模(M)
12350億ドル東日本大震災日本2011年3月11日9.0
22000億ドル阪神大震災日本1995年1月17日6.9
31500億ドル四川大地震中国2008年5月12日8.0
4440億ドルノースリッジ地震アメリカ1994年1月17日6.7
5150〜400億ドルカンタベリー地震ニュージーランド2011年2月22日6.1
6280億ドル新潟県中越地震日本2004年10月23日6.8
7150〜300億ドルチリ地震チリ2010年2月27日8.8
8200億ドルイズミット地震トルコ1999年8月17日7.6
9150億ドルイルピニア地震イタリア1980年11月23日6.9
10100億ドル唐山地震中国1976年7月28日7.8

世界史上最悪の被害額を記録したのは2011年3月11日に日本を襲った東日本大震災です。

マグニチュード9.0という日本史上最大の地震であり、10m以上の大津波が東北地方の太平洋沿岸を襲い、広範囲で壊滅的な被害が発生しました。

この地震による死者・行方不明者は1万8434人。建築物の全壊・半壊は合わせて40万2,699戸で、震災による直接的な被害額は16兆円から25兆円と試算されています。

世界銀行の推計でも、自然災害による経済損失額として史上1位にランクされています。

更に、この地震と津波により福島第一原子力発電所事故が発生。炉心溶融(メルトダウン)など一連の放射性物質の放出を伴ったこの原子力事故は、国際原子力事象評価尺度 (INES) において最悪のレベル7(深刻な事故)に分類されています。

 

世界最悪の地震ランキング(死者数)


世界史上最悪の死者数を記録した地震ランキングです。

順位死者数地震名場所発生日規模(M)
183万人華県地震中国1556年1月23日8.0
224-70万人唐山地震中国1976年7月28日7.8
327万人淮安地震中国1920年12月16日7.8
425万人アンティオキア地震古代西シリア526年5月21日7.0
523万人アレッポ地震シリア1138年10月11日-
622.7万人スマトラ島沖地震インドネシア2004年12月26日9.1-9.3
710-31万人ハイチ地震ハイチ2010年1月12日7.0
820万人洪東地震中国1303年7月25日8.0
920万人ダンガン地震イラン856年12月22日7.9
1015万人アルダビル地震イラン893年3月22日-

人類史上、死者が最も多かった地震は、1556年1月23日に中国 陝西省で発生した華県地震です。

地震の規模はマグニチュード8.0と推定され、この地震による死者は朝廷に報告されたものだけで約83万人、実際はそれをさらに上回る死者数を出したとされ、人類史上最悪の震災と言われています。

この地域は当時も今も窰洞(ヤオトン)と呼ばれる横穴式住居が多く、それらが地震に伴う液状化現象で一斉に崩壊したことが、被害を大きくした原因の一つと考えられています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日本は世界有数の地震大国と呼ばれる通り、地震の各世界ランキングにも日本の地震が上位に入っています。

特に近年、2011年の東日本大震災以降は九州から北海道まで日本各地で大地震が発生していますし、地震以外にも台風や洪水被害も深刻です。

日頃から災害に対する備えや知識を身につけておく事が必要かもしれませんね。




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