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世界最大の超大型ヘリコプターランキングTOP10

今では、私たちの生活の中でも目にする機会の多くなったヘリコプター。

そのなかで、世界一大きなヘリコプターとはどのようなものでしょう。

航空機と比べれば小型のイメージがあるヘリですが、大きなものになると何十人という人間や何tもの貨物を運んだり、なかには飛行機だって持ち上げられるものもあるのです。

ここでは、全長を基準に、世界の巨大ヘリコプターたちをランキング形式でご紹介していきます。

第10位 AW101 全長22.83m

引用:www.leonardocompany.com

AW101はイギリスのウエストランド社とイタリアのアグスタ社が共同開発した汎用ヘリで、現在は両社が合併して誕生したアグスタウエストランド社が製造しています。

イギリスでは「マーリン(コチョウゲンボウ)」という愛称が付けられ、この名はポルトガル、デンマークでも使われています。

乗員は4名で、最高速度は278㎞/h、対艦ミサイル×2以上や対潜魚雷×4、ロケット弾などの運用能力をもちます。

AW101は、イギリス軍が対潜ヘリや中型輸送ヘリとして使用していたシーキングの代替機として採用され、冷戦終結後の軍事予算削減のあおりを受けて就役が遅れたものの、2000年から運用が開始され、インヴィンシブル級軽空母にも搭載されています。

AW101は、小直径ながら揚力が高いという新型ローターを装備し、胴体部に12.7㎜機銃弾にも耐えられる防弾性能をもっています。

3発式のエンジンは1発が停止しても飛行を続けることが可能なほか、通常の飛行時には1発を停止させて燃料を節約し、航続距離を稼ぐことができるというメリットもあります。

高い性能を評価された本機は、イギリスのほか、イタリアやカナダ、ポルトガル、デンマーク、インドなどで採用されています。

MCH-101

引用:http://www.mod.go.jp

AW101は、日本でも海上自衛隊が掃海・輸送用ヘリとしてMCH-101という名称で使用しているほか、南極観測支援ヘリのS-61A-1の代替機としてCH-101の名称で文科省の予算で購入されたものが南極観測船「しらせ」に搭載され、「しらせ飛行科」として海上自衛隊により運用されています。

第9位 SA321 シュペルフルロン 全長23m

引用:https://www.airplane-pictures.net

SA321シュペルフルロンは、フランスのシュド・アビアシオン社がシコルスキー・エアクラフト社とフィアット社の協力によって設計を行い、開発した大型輸送ヘリコプターです。

フルロンとはフランス語で「クマバチ」を意味し、シュペルフルロンは西ヨーロッパで最も多く生産された量産ヘリコプターとなっています。

SA321は三発ヘリコプターで、兵員27名または5tの貨物を輸送することができます。

輸送だけでなく哨戒にも使われるよう作られており、水上でも運用するため機体は着水可能な水密構造になっています。

哨戒ヘリ型は対潜魚雷4発もしくはエグゾゼ対艦ミサイル2発を搭載可能です。

SA321はフランスのほか、シリアやリビア、イスラエル、イラク、南アフリカなどで採用され、イスラエルやイラク軍のものは第三次中東戦争やイラン・イラク戦争で実戦にも参加しています。

民間型はギリシャのオリンピック航空とノルウェーのBATに2機が売れたのみでした。

フランスでは旧式化してすでに退役しているSA321ですが、1977年に13機を輸入した中国がそれをもとにコピー生産を行い、Z-8として国産化して現在でも生産を続けています。

第8位 Mi8/Mi-17 ヒップシリーズ 全長25.35m

引用:https://seesaawiki.jp

Mi-8は旧ソ連のミル設計局で開発された中型多目的ヘリコプターです。

西側諸国がつけたNATOコードネームでは「ヒップ(Hip)」と呼ばれます。

1961年に原型機が初飛行を果たし、1964年から量産型の生産が開始されました。

Mi-8は単純ですが、頑丈で汎用性の高い設計や大きな搭載量が人気で、軍用・民間用を併せて12000機余りが生産された世界で最も生産数の多い双発ヘリで、現在も販売が行われる大ヒットヘリとなっています。

Mi-8の最高速度は250km/hで、最大貨物積載量は4t、兵員24~26名を一度に輸送可能です。

前脚にはステアリング機能がありますが、空中では固定されるようになっています。

左右の機体側面下部にある張り出し部は燃料タンクになっていて、1570ℓの容量を備えています。

57㎜・80㎜のロケット弾や対戦車ミサイル、機銃、250kg・500kg爆弾などを運用可能で、兵員を乗せて敵を強襲・制圧といった任務をこなすことができます。

1981年には新型のターボシャフトエンジンとギアボックスを搭載したMi-8MTが登場し、この民間・輸出型はMi-17(NATOコード:ヒップH)と呼ばれます。

この後、与圧客室を採用してさらに性能を向上させたMi-8MTV(民間型:Mi-17M/V)が登場し、この他にも、Mi-8R/K(砲兵観測支援機)・Mi-8MB(救急救難仕様機)・Mi-8TS(砂漠仕様機)・Mi-8SMV(電子戦機)・Mi-8MA(極地調査機)・Mi-8-8AMTSh(夜間攻撃機)など様々なバリエーションが存在しますが、これも、Mi-8の搭載量の大きさがあってこそできることです。

Mi-8はアフガニスタン侵攻などで活躍し、その多用途性と性能の高さ、使い勝手の良さは保証付きです。

そのため、ロシアをはじめとする旧東側諸国だけでなく、アフリカ諸国のほか、アメリカの航空会社、ドイツ警察など西側諸国でも採用され、2008年からは中国でもライセンス生産が始められるなど世界50か国以上で使用されています。

旧共産圏やアフリカでは軍用機型も第一線機として使われており、アメリカの特殊部隊デルタフォースにも使われているという話があります。

個人や企業が保有する例もあり、Mi-8シリーズはこれからも当分の間は、世界中で使い続けられることでしょう。

第7位 V-107 シーナイト 全長25.40m

引用:https://flyteam.jp

V-107シーナイト(CH-46)は、アメリカのボーイング・バートル社が開発した中型輸送ヘリコプターで、バートル社にとって唯一実用化されたヘリコプターでした。

原型機はバートルモデル107と命名されて1958年4月に初飛行を果たし、これに目をつけたアメリカ陸軍によって7月に研究用として購入されました。

しかし、エンジン出力の小ささから性能は期待外れで、採用はされませんでした。

V-107は他からの注文も全く入らず、バートル社は陸軍によってついた不評を挽回するためにエンジンを換装した出力強化の新モデルを発表し、これがアメリカ海兵隊の目に留まりました。

1961年、海兵隊はV-107を強襲揚陸作戦用ヘリコプターHRB-1シーナイトとして採用あされます。

シーナイトはその後、アメリカ軍の航空機呼称の変更に伴い、機種番号がCH-46に変わりました。

シーナイトは前後にプロペラをもつタンデムローター式のヘリコプターで、乗員室の面積拡大と騒音軽減のために、エンジンを胴体後方の上部にとりつけています。

機体後部には、傾斜板式のランプが備えられ、機体は水上でも安全に運用できるよう、完全密閉処理を施してあります。

バートル社はボーイング社に吸収され、ボーイングのヘリコプター部門になり、V-107の優れた点は後継であるCH-47にも引き継がれています。

シーナイトはアメリカのほか、スウェーデンやタイ軍などでも使用され、カナダやサウジアラビアには民間用が輸出されています。

KV-107

引用:http://nabe3saviation.web.fc2.com

V-107は日本でも使われ、1965年から川崎重工がライセンス生産を行っていました。

KV-107は輸送・救難用ヘリとして三自衛隊をはじめ、警視庁が要人輸送用の特注機KV-107ⅡA-17を1機購入したほか、民間でも使われ、政府による武器輸出三原則が発表されるまでは海外への輸出も行われていました。

陸上自衛隊のKV-107は、1985年の日本航空123便墜落事故で、乗客を救出する姿がテレビを通じて映されました。

自衛隊向けの機体には「しらさぎ」という愛称が付けられていましたが、「バートル」と呼ばれることのほうが多かったようです。

第6位 CH-54 タルヘ 全長26.97m

引用:https://www.pinterest.jp

CH-54タルヘはシコルスキー社がアメリカ陸軍向けに開発した双発クレーン・ヘリコプターというちょっと変わったヘリコプターです。

機種名のタルヘは、アメリカ先住民ワイアンドット族の18世紀の酋長の名前(彼のあだ名が“The Crane”でした)から採られました。

CH-54はスカイクレーンとも呼ばれ、4800馬力の強力なエンジンを2基搭載し、搭載量は9tを誇ります。

CH-47自身は余計なものが削ぎ落とされ、骨組みのような特徴的な外見をもっており、テイルローター駆動用シャフトも外部に露出しています。

コクピット後部には、透明のキャノピーが備わっていて、貨物の様子が分かるようになっています。

取り外し可能なポッドに乗せて兵員や貨物を運べるほか、外部に吊り下げて、シェリダン空挺戦車をはじめ、CH-47輸送機などの重量物までもを吊り下げて運ぶことが可能で、ベトナム戦争は墜落した航空機の回収任務を行っていました。

貨物は吊り下げるだけでなく、前身飛行時の抵抗を減らすと同時に、振り子運動を防ぐために機体中心線に沿って強固に保持することができ、貨物の積み下ろしはホバリングしたまま着地せずに行うことが可能でした。

しかし、ポッド輸送と吊り下げ輸送を同時に行うことはできず、両方を行うことのできる新型も開発されましたが、これは購入されませんでした。

軍用機型はアメリカの州兵部隊で1990年代初めまで使用されていました。

民間モデルはS-64と呼ばれ、現在アメリカのオレゴン州にあるエリクソン・エアクレーン社によりエリクソンS-64スカイクレーンの名称で製造・運用されています。

これらの機体は世界中で、森林火災の際などに空中消火任務に使われ、水投棄機材や消火フォーム、ゲルなどを搭載しています。

第5位 CH-47 チヌーク 30.18m

引用:https://en.wikipedia.org

CH-47チヌークは、アメリカのボーイング・バートル社(現在のボーイング・ロータークラフト・システムズ社)が開発した大型輸送ヘリです。

もともと、チヌークはアメリカ陸軍が1955年に出した「平時に兵員44名、貨物最大7tを搭載可能な輸送ヘリ」という要求から生まれたもので、ヘリを使った空中機動作戦を展開するために火力支援用の155㎜砲を運搬できる能力が求められていました。

チヌークは二重ローターをもち、機内に貨物を乗せるスペースを十分に確保するため、燃料タンクは機体側面のスポンソンと呼ばれる張り出し部に収められています。

9×2.3×2mの貨物室をもち最大積載量は11.8t、兵員32名(センターシートを取り付けると55名)または衛生兵2名と担架に乗せた傷病兵24名の輸送力をもっています。

荷物や人員を乗り降りさせる後部のランプ(斜路)は、開け放したままでも飛行することができ、これによって機内に収まりきらないサイズの貨物も輸送することができます。

最大速度は285㎞/hで、自衛用として12.7㎜機銃やスティンガー空対空ミサイルの運用能力をもちます。

ベトナム戦争で初陣を飾り、口さがない兵士からは発音が似ていることから「shithook(下らない奴)」と呼ばれていたチヌークですが、ベトナムの高温多湿の環境下でも安定した性能を発揮し、大規模搭載能力や多機能性、信頼性で高い評価を受けました。

チヌークはその後、フォークランド紛争や湾岸戦争、アフガニスタンでのタリバン掃討作戦でも活躍しています。

A型をはじめとして、性能向上型であるB/C/D/F型が開発され、特殊作戦用のMH-47D/

F/Gも作られています。

MH-47は2011年のビンラディン暗殺作戦においても使用され、突入部隊であるシールズ隊員たちを輸送しています。

チヌークは、現在でもアメリカをはじめとして、イギリス・オーストラリア・カナダなどの西側諸国で最大級の輸送ヘリとして使われています。

CH-47J

引用:https://ja.wikipedia.org

チヌークは、日本でもD型をベースとしたCH-47Jが川崎重工でライセンス生産されています。

CH-47Jは陸上自衛隊で20機ほどが保有し、1955年からは洋上長距離飛行型のCH-47JAも配備されています

東日本大震災の福島原発事故の際には原子炉に対する放水も行いました。

CH-47Jは、陸自のほかに航空自衛隊でも使用されています。

第4位 CH-53E スーパースタリオン 全長30.19m

引用:https://ja.wikipedia.org

CH-53Eスーパースタリオンは、シコルスキー・エアクラフト・ディビジョン社が、アメリカ海兵隊の要望を受けて開発した侵攻用重輸送ヘリコプターで、現在のアメリカ軍および西側諸国が運用している最大のヘリコプターです。

CH-53Eは、もとはCH-53シースタリオンの改良型として作られたもので、こちらも全長26.97mで兵員37名(最大64名)やジープ、105㎜砲を搭載可能という大型ヘリです。

CH-53Eはシースタリオンの機体中央左部に3基目のエンジンを増設した機体です。

ローターのブレードの数が6枚から7枚に増え、最大速度315km/hという西側ヘリの中でもトップクラスの高速性能、宙返りや横転が可能といった高い空中機動力を誇り、高い飛行性能をもっています。

積載能力は13tで吊り下げ能力は16tとシースタリオンから大幅に上昇し、海兵隊の使用するLAV水陸両用歩兵戦闘車の吊り下げ輸送も可能です。

海軍用として掃海型のMH-53Eシードラゴンも生産されています。

スーパースタリオンは沖縄やアメリカ本土で数回の事故を起こしており、1964年度から2010年度で年平均2.4件の「クラスA」(最も重い)区分の事故が発生したとされます。

本機の現在の運用国はアメリカのみであり、米空軍では運用が終了していますが、海軍および海兵隊では現役です。

日本でも海上自衛隊が掃海用のMH-53EをFMS(対外有償軍事援助)によって取得しましたが、稼働率の問題などがあり、後継機MCH-101の配備に伴い2017年に運用終了しました。

日本で使用されていたMH-53Eは、空中給油能力がないなど米海軍型と異なる点があるため、シコルスキー社では別型とされていました。

第3位 Mi-6 全長33.18m

引用:http://www.helistart.com

Mi-6は、M・L・ミーリ記念モスクワ・ヘリコプター工場が開発した多目的輸送ヘリコプターです。

NATOコードネームでは「フック(Hook)」と呼ばれ、Mi-26が登場するまでは実用化された世界最大のヘリコプターでした。

1954年から開発が始められ、1957年に試作機が初飛行しました。

Mi-6は強力なターボシャフトエンジンに、巨大なギアボックスを搭載し、兵員61名か6t(最大12t)の貨物または8tの機外積載物を輸送可能です。

Mi-6の大きな特徴である固定翼機のような主翼は、状況に応じて取り外しが可能です。

最高速度は300km/hを誇り、飛行速度で世界記録を樹立しています。

積載量を44tに引き上げた発展型のMi-6Aのほか、Mi-6TZ(燃料輸送ヘリコプター型)、Mi-6M(対潜ヘリ型)、Mi-6PP(電子偵察機型)、Mi-6PZh(消防機型)、Mi-6P(旅客ヘリコプター型)、など、軍用・民間用を含めて様々なタイプが存在します。

クレーンヘリのMi-10や40人の指揮要員を乗せて空中で戦闘指揮を行えるコマンドポスト機のMi-22など派生型も作られました。

軍用ヘリ型はロシアのほか、ポーランド、ブルガリア、ウクライナなどの旧共産圏や、エチオピア、アルジェリアなどのアフリカ諸国、シリア、イラクなど中東諸国、中国などでも使われています。

ロシアでは後継機であるMi-26が配備されると徐々に退役がはじまり、ソ連崩壊後は急速にその数を減らしていきましたが、現在も一部では現役での運用が続けられています。

第2位 V-12 ホーマー 全長37m

引用:http://www.iloveplanes.com

V-12ホーマーはM・L・ミーリ記念モスクワ・ヘリコプター工場(旧ソ連のミル設計局)で設計された世界最大級のヘリコプターです。

V-12は試作機が2機完成し、1967年に初飛行したものの、量産はされませんでした。

全長こそ1位のMi-26に負けるものの、最大離陸重量は105tとMi-26の約2倍を誇る巨大ヘリです。

V-12は、4基ものエンジンを搭載し、積載量は実に40tに上り、一度に中型旅客機に匹敵する196名を輸送可能です。

MV-22オスプレイなどにも用いられている、2つの主ローターを左右に並べて配置するサイド・バイ・サイド・ローターを採用した特徴的な外見をもっています。

このような巨大ヘリが作られたのには、大陸間弾道ミサイルなどの大型ミサイルを輸送可能なヘリという開発要求から生まれました。

他にも、飛行場の整備されていないシベリアのような場所に大量の物資・人員を輸送する手段として使われる計画でした。

1965年には試作機が作られ、1968年に初飛行、1969年には44tの重量を2255mの高さまで吊り上げるという現在まで続く世界記録を達成しています。

しかし、巨人機ゆえの操縦の難しさや大きすぎて逆に使いにくいことから、結局設計要求を満たせないと判断され、試作のみで開発計画は中止されました。

2機の試作機は現在、モスクワの東にあるモニノ空軍博物館と、モスクワのミルヘリコプター博物館に保管されています。

第1位 Mi-26 全長40m

引用:https://barrieaircraft.com

現在実用化されている世界最大のヘリコプターであるMi-26は、ソ連が開発した軍・民間用の大型多目的輸送ヘリコプターです。

西側諸国によってつけられたNATOコードネームは「ヘイロー(Halo):栄光」で、1980年代から配備が開始されました。

その巨体を飛翔させるのに必要な揚力を確保するため、世界初の8翅のローター・メインブレードをもち、最大速度は295㎞/hを誇ります。

1基14000馬力の大出力を誇るD-136型発動機を2基搭載する双発機であり、エンジンは片方が停止しても飛行可能です。

Mi-6や米軍のC-130ハーキュリーズを凌ぐ20tという世界最大の貨物容積をもち、兵員90名という輸送能力をもっていますが、チェチェン紛争の際にはそれを越える200名を空輸したという話もあります。

チェルノブイリ原発事故では上空から砂や鉛、ホウ素を撒き、消火活動を行いましたが、この時使用された機体は高い放射能汚染が認められたため発電所周辺に遺棄されました。

2002年にチェチェンで分離独立派の地対空ミサイルに撃墜されて地雷原に墜落し、ヘリコプター史上最大の事故を起こしていますが、その時は定員より遥かに多い127名のロシア兵が死亡しており、事前に過積載を禁止する命令が出ていましたが、それが守られていなかったようです。

現在までに300機以上が生産され、重量物輸送や兵員輸送、工事の時に使われる重量物を釣り上げるためのクレーン用途、消火活動など様々な任務に使用可能です。

Mi-26は、ロシア空軍が保有する重輸送ヘリコプターのうち最大の数を占め、ロシア輸送ヘリ戦力の要となっているほか、ウクライナやベラルーシなどの旧ソ連諸国、インドや北朝鮮でも運用されているほか、ロシアやカナダ、中国では民間用としても使われています。

まとめ

以上、世界最大のヘリコプターランキングを紹介しました。

ほぼすべての機体が輸送機で、やはりこのような巨人機が作られるのには、多くの貨物や人員を運ぶという目的があってのことだとわかります。

上位の機体には、これがヘリコプターかと驚かされますが、世界最大のヘリであるMi-26が実用機で現役で活躍しているということも驚きです。

ロシアだけでなく多くの国で使われているMi-26は当分の間は王者の座を譲ることはなさそうです。

 



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